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目ざめよ! 1984
目84 8/8 29–31ページ

世界展望

バチカンの新しい政教協約

● 16年にわたる交渉の末,イタリア議会はバチカンとの新しい政教協約に調印した。これは,ファシストの独裁者ベニト・ムッソリーニと法王ピウス11世との間で1929年に締結された政教協約に替わるものである。法王の支配下にある独立国としての立場は変わらないものの,バチカンはこの新協約により「聖都」としての恵まれた地位を失い,国教としてのローマ・カトリック教の統治もそれと同時に終わりを告げる。さらに,教会によって行なわれていた婚姻無効宣告が今後は国家の承認を必要とするようになり,義務教育における宗教教育は廃止され,罪を犯して逮捕された僧職者は「特別扱い」を受ける権利をもはや持たなくなった。こうした事柄はすべて旧協約の条項であった。

「新政教協約は,イタリアの市民生活におけるローマ・カトリック教会の支配が後退しつつあることを示すいま一つの例である」と,ニューヨーク・タイムズ紙の一記事は報じている。

「経済危機」

● 世界監視協会が最近発表した調査報告によると,「半世紀における最悪の世界的経済危機」と呼ばれるものの主な原因は,天然資源の枯渇誤配分にある。同報告書は結論として,その責任の大半は世界の武装化が進んでいることにあり,そのために用いられる原料,労力,資本などの割合は増大の一途をたどっていて,1983年には推定6,630億㌦(約159兆1,200億円)に上ったと述べている。他の要因としては,土壌の浸食,森林伐採,人口の急増,石油供給量の減少,主要なエネルギー源としての原子力開発の失敗などが挙げられている。

「新しい疫病」

● 「今14歳の少女10人のうち4人は,二十歳になる前に妊娠するだろう」と,ロサンゼルス・タイムズ紙は伝えている。この「新しい疫病」に関連して同記事は,それらの若い人々が教育を受けられなくなり,仕事にも就けず,安定した家庭生活も送れなくなる可能性のあることや,経済面,感情面で多くの難しい問題に直面することについて述べている。また,十代の母親で高校を卒業するのは半数に満たず,彼女たちの得る収入は二十歳を過ぎて子供を産む女性の収入の半分であるとも述べている。さらに,十代の母親が貧血したり,早産で余病を併発したりする確率は,二十歳を過ぎた母親よりも92%高い。

ナチ援助

● ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると,最近,機密情報のリストから除かれた米国務省の記録と,ナチ党員を追跡しているあるフランス人の証言とにより,バチカンは第二次世界大戦後,ナチ党員がヨーロッパから逃亡するのを手助けしたという非難がまた上がっている。その記録文書は,ローマにいたある米大使館員が1947年に書いたもので,中南米の幾つかの国では,外国の伝道団体がバチカンの指示に影響されて,「元のナチ党員やファシスト党員などの入国を歓迎せんばかりの」態度を示したと述べている。同報告書によると,「戦時中に,毒ガス室を装備したトラックの中で25万人ものユダヤ人を殺したためにお尋ね者になっていた」一人の元ナチ親衛大佐は,米軍の手から脱走した後,ローマにある「法王庁の修道院」に1年半かくまわれていた。「この不法な接触[これにはナチ党員以外の密入国者も含まれる]に関与したことをバチカンは正当化するが,それは信仰の単なる宣伝にすぎない」と報告書は述べている。

「国家主義の祭典」

● ニューヨーク・タイムズ紙の社説が,「冬期オリンピックの最悪の瞬間」と述べているのは,ユーゴスラビアのサラエボから帰国した米国のホッケー・チームをたったの50人 ― そのほとんどは親族 ― しか空港に出迎えなかった時のことであった。1980年に,ニューヨーク州のレーク・プラシッドで,非常な人気を博していたソビエト・チームを降して金メダルを獲得した時の米国チームとは違い,1984年のチームは第7位で,「幾分恥辱と考えられていた」。「しかし実際には,そのチームはだれに恥辱をもたらしたわけでもない」と社説は述べ,「金メダルの……獲得がアメリカの美徳や力の証明となるわけではない」と付け加えている。さらに,オリンピック競技は「国旗や国歌を利用する」から,「国家主義の祭典」であると述べ,米国の金メダル獲得者4人のうちの一人であるスキー選手のフィル・メイヤーがインタビューで,自分は家族のためでも国のためでもなく,『自分自身のために』スキーをしたのだと言ったことをほめている。

『幼児の能力』

● エール大学の教授エドワード・ジグラー博士は,「心理学の全分野における非常に感動的な発展の一つは,幼児の優れた学習能力に関する新しい理解である」と驚嘆して述べている。しかし,子供を教えるのはどれほど早くから始めるべきだろうか。国際読書協会のバーニス・E・クリナン博士は,「病院から子供を連れて来た時から読むことを教え始めるべきだ」とはっきり述べている。つまり本の中のさし絵を見せながら声を出して読んでやるのである。しかし同女史は,「どんな子の場合でも6歳までは,あるいはもっとあとまで」読み方を正式に教えようとすべきではないと考えている。他の権威者たちは,それよりももっと早くから教えても別に害はないとみているが,親が子供に圧力を掛けるのはよくないという点では大体意見が一致している。「親が余り早くから無理に読ませようとすると,子供はそっぽを向いてしまう」と,スタンフォード大学心理学の教授,ジョン・H・フラベル博士は述べている。

年とともに鋭敏になる

● 社会生活に参加し,知的な関心を常に保ち,順応性のある性格を持っていることは,老年になって精神能力を保持もしくは向上させる主要な要素である,とニューヨーク・タイムズ紙に掲載された,老年に関する研究報告は述べている。事実,最も重要な形の知力の発達の幾つかは,80歳代になってもかなり続くことがあると同報告書は断言している。例えば,結晶型知能,すなわち判断を下したり,色々な問題を解決したりするのに情報を活用する能力は,脳卒中のような脳に影響する病気のない,「健康で活動的な人々の場合,生涯にわたって進歩し続ける」。「高齢者の脳細胞は死滅すると広く考えられているが,根拠はないようだ」と同報告書は述べている。

「トウィンキー・ディフェンス」

● サンフランシスコに住むある男は,市長の頭に4発の弾丸を撃ち込み,また弾を充填して今度は市のある監督官にさらに5発の弾を発射し,殺してしまった。その男が最近,たった5年服役しただけで仮釈放された。どうしてそんなに早く釈放されたのだろうか。オハイオ州クリーブランドのプレイン・ディーラー紙の伝えるところによると,その男の裁判の時にある精神科医が,この人が食べていた,栄養価の低いスナック食品は砂糖の含有量が極端に多く,「脳の化学的バランスを失っていた」ために,「犯意をもって行動することは不可能だった」と証言したためである。そのために陪審はこの男を軽い罪と評決した。このいわゆるトウィンキー・ディフェンス(アメリカで人気のある,砂糖のたくさん入った菓子の名前を使っている)の理由づけを批判して同記事は,もしこれがオハイオ州だったら,被告は軽い判決を受けることはなかっただろうが,酒に酔っていた時の犯行であれば判決は軽いものになったかもしれないと述べている。

十二宮図論争

● オッセルバトーレ・ロマノ誌に,十二宮図を読むカトリック教徒を批判する記事が載ったため,宗教論争が持ち上がった。筆者である神学者のジノ・クンチェッティは,「占星術,手相を見ること,トランプ占いなどの類と同じく,十二宮図は聖書の宗教的原則に反するものである」と述べた。しかし教会の役員の中にはこれに反対の意見の人たちもいる。イエズス会の神学者,ビルジニオ・ロトンディは,十二宮図を読むことは別に罪ではなく,「多くの人々は十二宮図の中に避難所を見いだす。[十二宮図は]彼らの価値観を保護する助けになる」と言った。十二宮図の支持者たちは,少なくとも3人の法王が十二宮図を定期的に読んでいたと主張した。国民の90%以上がカトリック教徒であるこの国では十二宮図が新聞に連載されている。こうした習慣に対する聖書の見方については,申命記 18章10節から12節を参照されたい。

『劇的な減少』

● 自由教会連邦会議の事務局長である牧師のリチャード・ハンパーは,英国自由教会の会員の減少について,「過去30年間における減少は劇的なものであった」と述べている。ロンドンのガーディアン紙の伝えるところによると,「教会に所属する子供と若者の数は158万人から57万3,000人に減少し,大人の会員は60万以上減少して105万人になった」。この減少の原因はどこにあるだろうか。その記事は,自由教会の会員が政治的,社会的,神学的に分裂していることを指摘している。そしてハンパーによると,「会議そのものの内部に不変の目的と意志が欠けている」。

ジョギングの「中毒」

● 「LSD(「ゆっくり走る長距離のコース」という意味のlong slow distanceの頭文字をつないだもの)は1980年代の麻薬として登場した」と,航空誌ユナイテッドは述べている。自らジョギング励行者をもって任ずるアメリカ人2,500万人のうち,何千人もの人が,「ジョギングに刺激されて分泌されるエンドルフィンを毎日一定量必要とするようになっている。もし自分で決めている距離を走れなかったりすると,落ち着きがなくなっていらいらする人が少なくない」。この「中毒」にかかると,向こうずねの炎症や,ひざの膜の摩損,足の痛み,ジョギングをしすぎる人がかかりやすい腎障害,モルトン足(足の第二指の肥大),骨に小さなひびが入る,腱炎,女性の場合は生理不順などの被害が出ることもある。それで医学者たちは,走ることに対してもっと節度ある態度で臨むよう勧めている。

「もやしの世代」

● 一部の教育者は今の日本の若者をそのように描写する。その子供たちは20年前の子供に比べると体は大きいが,あとは比較にならない。アサヒ・イブニングニューズ紙の指摘するところによると,学校教育と良い学校へ入ることが余りにも重視されているために,「手でする簡単なことさえできなくなっている子供たちが少なくない」。調査の対象になった若者の60%は,生まれてこのかたリンゴの皮をむいたことも,卵を割ったこともなく,食卓を整えることさえ一度もしたことがない。「近ごろの親は,学校の試験で及第点を取ることだけが大切な事柄のように考える傾向がある」と,文部省のある官吏はみている。

間違った印象を与えるたばこの宣伝

● ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると,米心臓協会,米国立ガン研究所,米肺協会は最近,「間違った印象を与える」「無責任な」宣伝があるとして大手のたばこ会社を非難した。何百万ドルもの費用を投じて行なわれている宣伝キャンペーンでは,喫煙が健康に及ぼす害は依然として“未解決の問題”であると主張されている。ある会社のスポークスマンはテレビにさえ現われ,喫煙とガンや気腫や心臓病との間の因果関係は確立されてはいないと述べた。そして,たばこを吸うと「歯は汚くなるかもしれない」ということを認めただけである。白熱した記者会見の席上で,保健関係の役人は,その宣伝キャンペーンは「絶望的な状態にある企業」が張った「煙幕」にすぎないと非難した。その記事によると,役人たちは,「ガン,心臓病,肺疾患その他の害の原因が喫煙にあることは,8万ほどの科学論文によって疑問の余地なく確立されている」と強く主張した。

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