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目ざめよ! 1984
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日本で見かけるさまざまな鳥

日本の「目ざめよ!」通信員

山々や段々畑から海辺に至るまで,私は日本の色々な地方を何キロも歩きました。歩いている時,日本にいる500種類ほどの鳥のうちの何種類かを観察する機会が度々ありました。その幾つかをご紹介しましょう。

エナガ: 季節は冬で,地面は凍っていました。幸い暖かなブーツと厚いくつ下をはき,私は千葉市近郊の丘陵地帯を踏査していました。

林を切り開いた場所で,シジュウカラ科の尾の長い鳥,エナガが15羽ほど群れをなしているのを見つけました。私が近づこうとすると,エナガたちはうまく逃げてしまいます。追いかけるのに疲れた私は,枝の低く垂れた1本の木の下に腰を下ろしました。すると驚いたことに,エナガの群れは戻って来て,私の頭上の木の枝に留まったのです。私はじっとしていました。

エナガは小さな美しい鳥です。頭は白く,体はピンクと黒と白の三色です。果てしなく馬跳びをしているかのように木立の中を抜きつ抜かれつして行く様子は飛んでいるというより流れているように見えます。

トビは日本で1年中見かける鳥です。これは体長が60㌢もある大きな鳥で,胴体が太く,大きな翼を持ち,二またに分かれた尾を持っています。こげ茶色をしていますが,ゆっくりと優雅に空を飛んでいるときにはすぐ分かります。ほとんどどこでも見かけますが,トビが特に好きなのは海辺の丘の斜面です。常食としているのは魚とネズミです。しかし,腐肉を食べて田園の美化に一役買ってもいます。

冬のある日,海辺を散歩していた時,古い垣根の数本の杭に大きなトビが留まっているのを見ました。つめのある大きな足とかぎ形の鋭いくちばしが見えました。それらのトビににらまれて,私は実のところ幾分まごついてしまいました。

ツバメはどちらかといえば夏にやって来る鳥です。私はこれら向こう見ずなパイロットたちを高崎の町で初めて見かけました。街路を低空で,しばしば人の背丈の高さのところを飛んでいました。人間がいようとお構いなしです。自転車やバイクや自動車や大急ぎの買い物客でごった返す狭い通りを矢のように出たり入ったりします。最後の最後というところで人の頭をかすめてゆくのです!

ジョウビタキ: 私がこの印象的な鳥を初めて見かけたのは,野鳥を観察する土地として打ってつけの茂原の近くでした。最初に見たのは雄でした。体長は約15㌢で,鮮やかな色(主な色は黒とオレンジと白)をしていて,ハンサムでした。次いで雌が現われました。ほっそりとしていて控え目で,色はオリーブかっ色です。人目を引くジョウビタキのつがいは人家の庭にしばしば姿を現わします。

ジョウビタキはシベリアの冬を逃れてやって来る鳥です。ほかの鳥はさらに南へ向かいますが,ジョウビタキは日本で冬を過ごします。シベリアから来た鳥にとって,日本の冬の風は心地よく思えるに違いありません。

タンチョウは沼地や野原で見ることができます。この美しいツルは数が少なく,法律で保護されています。沼地にはタンチョウのほかに6種類のツルがいますが,留鳥はタンチョウだけです。

シラサギは日本の田園でよく見かける鳥です。夏の間は,水をたたえた水田や浅い川にいます。普通は,小さな餌を取るのに余念がありません。しかし,中でも魚とかえるは大好物です。一歩一歩ゆったりとした足取りで歩きながら,水の底をかき立てて“食事”を探します。これはと思うものが見つかると,長い首と細いくちばしを素早く動かします。

よく観察すると,シラサギは1種類ではなく3種類いることに気づくでしょう。それらは都合よく「コサギ」,「チュウサギ」,「ダイサギ」と呼ばれており,体長は60㌢から90㌢です。

日本には確かに様々な種類の鳥がいます。鳥と鳥の住む環境との間には実にすばらしい平衡と調和が見られます!

時間を取って,住んでおられる土地の鳥の生態を調べてみませんか。ただし,その時には注意が必要です。巣ごもり中の鳥はびっくりすると,雛を見捨てたり,殺したりすることさえあるからです。ですから,観察はしても,邪魔をしてはなりません。そうすれば,大いに楽しめるだけでなく,翼のある愛すべき動物をわたしたちの楽しみのために造ってくださった創造者への感謝の念を一層深めることができます。

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