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  • 未婚の母 ― わたしの身にそんなことが起きるだろうか
  • 目ざめよ! 1985
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目ざめよ! 1985
目85 7/22 9–11ページ

若い人は尋ねる…

未婚の母 ― わたしの身にそんなことが起きるだろうか

ロビンは盲腸だと思いました。痛みがなかなか取れないので医師に診てもらうほうがよいだろうと考えました。もっとも,妊娠反応を調べられることになろうとは考えてもいませんでした。

また,その結果が陽性だと言われるとは夢にも思いませんでした。

ロビンはその時のことをこう語っています。「それを聞いて全くぼう然としてしまいました。そしてまるで頭がおかしくなったかのようにテーブルに顔を伏せました。これから自分の身にどんな事が起きようとしているのか考えられませんでした。母と父にどう話したらよいかも考えられませんでした。ボーイフレンドに電話をかけて私が妊娠したことを伝えて初めて,本当の意味で打撃を受けました」。

米国では毎年,未婚の十代の少女で妊娠しているとの厳しい通告を受ける少女の数が100万人を優に上回ります。a 「十代の妊娠: まだなくなってはいない問題」と題する出版物はこう述べています。「10人に一人を上回る割合で毎年十代の少女が妊娠しており,その割合は増えている。この調子でゆくと,若い女性10人に4人は十代のうちに少なくとも一度妊娠することになる」。

ですから年若い女性は,『わたしの身にそんなことが起きるだろうか』と考えることもあるでしょう。

未婚の母の増加 ― なぜか

それほど多くの少女が未婚の母になるとは,合点のゆかないことです。堕胎法の緩和や手軽に利用できる避妊薬はいわゆる性革命に火を付けました。『これでようやく,若者は結果を心配せずに性的親密さを楽しめるようになった』と考える人が少なくありません。ところが十代の妊娠は引き続き驚くほどの率で生じています。それはどんな理由によるのでしょうか。未婚の母になる少女たちには性格の面で独特のタイプのようなものがあると言えるでしょうか。

そのような説を立てた人がいます。例えば,未婚の母は貧しい家庭の出であることが少なくないので,そのような少女たちは低い道徳規準しか持っていないと結論する人々がいます。もっとも,未婚の母になるのは母娘の関係が貧弱なためであるとする人やストレスのせいだとする人さえいます。しかし,どんな主張よりもショッキングな主張は,未婚の母たちは実際には妊娠を望んでいるとか,子供を持つと愛情に対する強い欲求が満たされるとか,彼女たちは妊娠を盾にとって男性に結婚を迫ろうとしているというものです。

しかし,ロビンはそうした考えを苦々しげに笑い飛ばしています。というのは,当時ロビンはクリスチャン会衆の成員ではありませんでしたが,婚前交渉は良くないことだと信じていましたし,今でもそう信じているからです。(調査の示すところによれば,貧しい家庭に育った未婚の母親たちは確かに道徳規準を持っています。ただその規準に従って生活していないのです。)さらにロビンの場合,家族関係の崩壊を経験していませんでしたし,ボーイフレンドを陥れて結婚を迫ろうとしていたわけでもありませんでした。「彼と恋愛関係にあったわけではありませんでした」とロビンは語っています。それなのに妊娠したのです。

実際,十代の少女で自ら望んで妊娠しようとする人はめったにいません。ではどうして未婚の母がいるのでしょうか。ジェローム・D・ポールカーはある記事の中で,次のような痛いほど明白な結論を引き出しています。「私生児はコウノトリが運んで来たものでも,私生児が欲しいという願いから生まれたものでもなく,むしろ性交渉の結果である」。―「無計画出産」からの引用。

まくだけまいて刈り取らない?

したがって未婚の母になる少女の増加は,使徒 15章29節にある『淫行を避けなさい』という聖書の助言に含まれる知恵を裏書きしています。興味深いことにその聖句はさらにこう述べています。「これらのものから注意深く身を守っていれば,あなた方は栄えるでしょう。健やかにお過ごしください」。確かに,今日この優れた助言に注意を払う若者はほとんどいません。アラン・グットマッヒャー研究所は,「ティーンエージャーは平均して16歳ぐらいで性活動を始めている。19歳までに婚前交渉を持たない若者は例外である」と報告しています。しかし,「例外」であること,あるいは異なっていることのどこがいけないでしょうか。婚前交渉を拒絶する勇気のある少女は,望まない妊娠という衝撃を経験せずにすみます。

しかし,神の道徳規準を犯してもその結果を被らずにすむと考えている人々がいます。例えばアラン・グットマッヒャー研究所は,「現実的な性教育」のプログラム,「予防策としての家族計画サービス網の拡大……手軽に利用できる合法的中絶サービス」を奨励しています。しかし,何でも許容する態度を是認するのは本当に実際的なことでしょうか。なるほど,生命の諸事実に対して救いようがないほど無知な若者は少なくありません。大抵の親は,そのようなごく個人的な事柄を子供たちと話し合えないでいます。性教育プログラムも同様に不適当であることが明らかになっています。

性に関する事柄について知らなければ知らないほうがよいとはとても言えないことも真実です。妊娠した十代の少女400人余りを対象にした画期的な調査の中で,フランク・ファーステンバーグ2世は,「インタビューでほとんどの少女が『わたしの身にこんなことが起きるとは全く考えもしなかった』と繰り返し述べた」と語っています。それはなぜでしょうか。少女たちは大抵の場合,間違いだらけの考えを持っていました。性関係を持っても,うまくやりおおせているように見える友達を知っているので,自分もそのようにできると思った少女は少なくありません。ファーステンバーグはさらにこう語っています。「“すぐに”妊娠することはないと思っていたという少女が多い。“たまに”しか性関係を持たないのだから妊娠しないだろうと考えた少女たちもいた……妊娠を免れている期間が長くなればなるほど,一層大きな危険を冒したようである」。b

とはいえ,性教育を受けても避妊をしたとしても,神の言葉を破る者たちが『自分のまいたものを刈り取』らなくてすむようになるわけではありません。

保証はない

当然のことですが,若い人には生殖に関する正しい情報が必要です。一番良いのはそれを親から得ることです。性のことは話しにくいかもしれませんが,大抵の親は話すように努めることでしょう。

しかし知識さえあれば,でたらめな性関係を結んでも,未婚の母にならずにすむというわけではありません。ロビンの場合も,妊娠や避妊については知っていました。それでも妊娠を避ける手段を何も講じなかったのです。なぜでしょうか。一つとして,多くの若者と同様,ロビンも経口避妊薬を使って健康を損なうことを恐れました。しかしロビンはさらに,「避妊をすれば,自分が何か悪いことをしているのを自分で認めることになってしまいます。それは私にはできませんでした。それで自分のしていることを考えないようにして,何事も起こらないよう願っていました」とその時の気持ちを述べています。

そうです,婚前交渉を行なう少女たちは多くの場合良心の呵責を覚えるのです。聖書はローマ 2章14節と15節で,クリスチャンでない人々でさえ,道徳規準を犯すなら良心にとがめを感じる場合があることを示しています。前述のファーステンバーグの研究によれば,「十代の人のほぼ半数は,結婚するまで性関係を持たないようにすることは女性にとって非常に重要だと述べた……確かに,言行不一致が明らかに見られた……それらの若者は一組の規準を学んでいたが,別の規準に従って生活していた」ということです。そのような感情的なかっとうがあるので,「それらの女性が性行為の結果に現実的に対処することは特に難しくなってい」ました。

確かに良心の叫びをなだめすかして避妊をしようとする若者は少なくありません。それは未婚の母にならずにすむという保証になるでしょうか。「子供のいる子供」という本は,「どんな方法にも失敗率というものがある。……未婚の十代の人が避妊の方法を終始一貫して使っても……毎年50万人が妊娠することになる」と述べています。そして,パットという16歳になる未婚の母が,「[避妊薬]をきちんと飲みました。本当に1日も欠かしませんでした」と嘆いている言葉を引き合いに出しています。

『自分のまくものを刈り取る』

ですから,およそ2,000年前に書かれた,「惑わされてはなりません。神は侮られるような方ではありません。何であれ,人は自分のまいているもの,それをまた刈り取ることになるのです」という言葉が真実であることは明らかになっています。(ガラテア 6:7)もちろん,神の言葉が非としているのは淫行であって,結婚による妊娠ではありません。妊娠は,淫行から刈り取る不快な結果の一つの形にすぎません。

淫行を習わしにするなら,妊娠よりもさらに破壊的な影響を被りかねません。神のみ前に清く受け入れられる立場を得られなくなるのです。「というのは,これが神のご意志であるからです。すなわち,……あなた方が淫行を避けることです」と聖書は述べています。(テサロニケ第一 4:3)とはいえ,不道徳に陥ってしまった人にも希望はあります。ダビデ王のような悔い改めの態度で転向し神のもとに来ることができるのです。ダビデ王は次のように書きました。「神よ,あなたの愛ある親切にしたがって,わたしに恵みを示してください。あなたの豊かな憐れみにしたがって,わたしの違犯をぬぐい去ってください。わたしのとがからわたしを完全に洗い,わたしの罪からわたしを清めてください」― 詩編 51:1,2。

婚前交渉には身体的にも霊的にも大きな危険があります。『うまくやりおおせる』と言う人たちにだまされてはなりません。

[脚注]

a 工業国の中で十代の少女の妊娠率が最も高いのは米国,チェコスロバキア,ドイツ民主共和国,ユーゴスラビア,ルーマニア,ハンガリー,ブルガリアです。

b 544人の少女から成る一グループのうち,「ほぼ5分の1は性交を始めて6か月以内に妊娠している」。

[11ページの拡大文]

『避妊薬をきちんと飲みました。本当に1日も欠かしませんでした』― 16歳の未婚の母。

[10ページの図版]

自分の行動がもたらし得る結果を直視しようとしない若者が多い

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