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目ざめよ! 1985
目85 10/8 7–9ページ

退けられた構想

「連盟は存在しているが,それはどのようなものになるのだろうか。本物になるのだろうか,それとも偽物に終わるのだろうか」。この質問を提起したのは,国際連盟の最高執行委員会の委員長であった,英国のロバート・セシル卿でした。多くの人は国際連盟が平和を保証するものになると信じ込まされていましたが,重大な疑念を言い表わす人もいました。

英国の著名な作家ジェローム・K・ジェロームはこう書きました。「国際連盟が世に出た時,それは死産であった。……提唱者たちは……その命名式に我々を招いている。……彼らは新たなメシアの到来を願っていた。大いに叫び,平伏すれば,それを死からよみがえらせることができると自分に言い聞かせたようであった」。ロンドンのスタンダード紙はこう述べました。「だれ一人として国際連盟が功を奏すると信じている者はいないが,だれもが口先ではそれをほめそやす。この国際連盟は単なるまがい物であり,極めて危険なまがい物である」。

異議を唱える声

一方,すでに見たとおり僧職者たちは連盟を歓迎しました。しかし,連盟を支持する宗教的な熱狂の声の上がるさなかの1920年5月に,「ものみの塔」誌は次のように述べて連盟をはっきりと非難する意見を公にしました。「これは人類の偉大な解放者として広く報道されている……しかし,それは必ず失敗に終わることになる」。

なぜ国際連盟は失敗に終わる定めにあったのでしょうか。米国が加盟しなかったという純粋に政治的な理由からでしたか。そうではありません。エホバの証人は国際連盟の問題全体を,主権者なる主エホバと宇宙的な反逆の創始者であるサタンとの間の宇宙的な闘争というはるかに大きな劇の背景の中に置かれた,単なる一つの出来事と見ていました。(ヨブ 1章と2章。ヨハネ 8:44)ですから,政治家たちが推進し僧職者たちが称賛した国際連盟は,実際には,人類の病弊に対する唯一の真の解決策であるキリストによる神の王国から注意をそらすようにさせるためのサタンの偽りの解決策だったのです。神の見地からすれば,国際連盟はまさに「まがい物」,また「偽物」でした。(詩編 2編と比較してください。)

ですから,先に引用した「ものみの塔」誌はさらにこう述べています。「たとえ米国が国際連盟を承認して,世界の他の国々と共にそれに加盟していたとしても,連盟は言い表わされている目的を成し遂げることはできなかったであろう。それは,人間の作り出したものであって,利己的な人間が編み出したものだからである。さらに理由を挙げれば,国際連盟は神の方法に反するからである」。

1922年9月10日に米国オハイオ州シーダーポイントで開かれたエホバの証人の大会では,さらに強い非難がなされました。その大会で採択された公開決議の中で,証人たちは次のように述べました。

「あらゆる国際会議,およびその結果として結ばれるあらゆる協定や条約は,国際連盟盟約やそれに類するあらゆる盟約を含め,必ず失敗に終わることになる。神がそうなるとお定めになったからである」。

証人たちはまた,僧職者が国際連盟を支持していることを非難しこう述べました。「彼ら[僧職者]は,自ら進んでサタンの組織と結び付き,国際連盟は地上における神の王国の政治的表現だと大胆に世界に声明することにより,主とその王国をさらに退け,自分たちの不忠節を露呈した。彼らがそのようにして出した声明は,イエスとその使徒たちの言葉を全く無視するものであった」。

証人たちがそのように早くから国際連盟に対して強硬な態度を取ったのはなぜでしょうか。聖書を研究した結果,次のような結論に達したからです。すなわち「1914年は古い世が法的に終了したことをしるし付け,その時正当な王であるキリストが王としての権力を執られた。

「主イエス・キリストは今や人間の目には見えない様で臨在しており,ご自分の王国を設立する業を進めておられる。イエスはご自分の追随者たちにその王国を求めて祈るようお教えになった」。―マタイ 6:9,10

ですから,証人たちは国際連盟が神の王国に対する人間製の代用物であることを見抜いていたのです。そのようなものでしたから,国際連盟は失敗に終わるよりほかはありませんでした。(エレミヤ 10:23。ダニエル 2:44)ウッドロー・ウィルソンの国際連盟には,実際にどんなことが起きたのでしょうか。その答えを得るために,1920年から1946年にかけて起きた出来事を振り返ってみることにしましょう。

[8ページの図版]

スイスのジュネーブに置かれた国際連盟が,世界の希望の中心になった

[クレジット]

国際連合

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