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  • どうすれば先生と良い関係を保ってゆけるだろうか

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  • どうすれば先生と良い関係を保ってゆけるだろうか
  • 目ざめよ! 1985
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目ざめよ! 1985
目85 10/22 12–14ページ

若い人は尋ねる…

どうすれば先生と良い関係を保ってゆけるだろうか

「良い教師は,自分を掘り下げるよう生徒を刺激することも,本人が全く気づかない才能や能力を引き出すこともできる。また,案内人になることも,生徒を理解して生徒の最善の益を真に願う友にもなれる」。高校の教師を務めるバーバラ・メーヤーはそのように語りました。

その一方で教師は,作家のセオドア・クラークの言葉を借りれば,「恐れと不安を抱かせる人物」にもなることがあります。「学校の教師はとても大きな力を持っている。生徒に点を付け,生徒を困らせ,恥じ入らせ,不安がらせることが自分の思うままにできるのである」と,クラークは説明しています。幸いなことに,大多数の先生は生徒に純粋な関心を持ち,かなり公平ですが,少数ながら,時たま厳しくなり思慮分別に欠ける,公平でない先生もいます。先生がそのような人だと,生活は惨めなものとなりかねません。

以前の記事からは,先生方が独特の圧力や問題に直面しておられ,そういうことが時々教室での先生の行動に影響を与えることを理解するよう助けられました。a では,先生が特にあなただけを選んで幾度も冷やかしたり,不当だと感じられるような低い点を付けたりするように思える場合はどうですか。

クラスでの黄金律

「青年期の家族便覧」という本は,「一般に,自分の行動によって教師の考えを見くびるように見える……生徒は,代わりに自分が見くびられるようになる」と述べています。冷淡な先生は往々にして自分の生徒によって形造られるのです。

教室で行なわれる残酷ないたずらが及ぼす影響について考えてみましょう。「私たちの言うことを聴いて!」という本は,代理の先生に時たま加えられる残酷で異常な仕打ちについて述べ,生徒がどこまで残酷になれるかということをわずかに匂わせています。「[代理の先生]がどんな目に遭うか知っていますか」と,13歳のバレリーは尋ね,自分でそれに答えて,子供たちが代理の先生に味わわせる「苦痛,拷問」について語っています。

バレリーの話に誇張はほとんどありません。ローランド・ベッツはこう言います。「代理の先生がクラスの生徒から情け容赦なく追い回され,はたかれたり怪我をさせられたりすることも珍しくありません」。うまくやりおおせることが分かっているので,生徒は先生がしくじった時をねらって不意に攻撃することを面白がり,本や鉛筆を一斉に床に落としたりします。かと思えば,だんまり戦術を取ったり,先生の言うことが理解できないふりをしたりして,先生をいらいらさせようとするかもしれません。若いボビーは,「僕たちは面白半分にさぼっているのです」と説明しています。

しかし,教室で残酷なものをまいているのなら,意地悪で冷淡な先生を刈り取るとしても驚くことはありません。(ガラテア 6:7と比較してください。)「青年期の家族便覧」はこう説明しています。「人間の本性に関する最も基本的な見解の一つは,人間が,自分はこう扱われていると思えるその仕方に倣って他の人を扱うということである」。

それだけではなく,教師があなたに益を与えるため権威ある立場に置かれているのは正しいことです。先生の権威の行使の仕方がいつも正しいとは限らないとしても,あなたには先生に敬意を払う義務があります。(ルカ 6:40と比較してください。)さらに,このように考えてください。敬意の欠けた接し方をすると先生の一番悪いところが出てしまうのであれば,敬意のこもった接し方によって先生の一番良いところを引き出すことができるのではないだろうか。

ですから,「自分にして欲しいと思うことはみな,同じように人にもしなければなりません」という黄金律を忘れてはなりません。(マタイ 7:12)それで,教室でのいたずらに加わらないようにしましょう。先生の言うことによく注意を払いましょう。協力を惜しまないようにしましょう。やがて先生は,少なくともあなたに対しては,あまり敵意を感じなくなるでしょう。

『わたしは先生に気に入られていません』

「選択」と題する本の筆者たちは,「先生も親も人間であるので,誤りを犯しやすく,純然たる感情的な理由で,幾度となく,ある生徒が嫌いになるものだ」ということを認めています。異なった個性が衝突して問題の生じることがあります。もしくは,なんらかの誤解のために先生の反感を買うこともあります。おう盛な知識欲が“反抗”と混同されたり,ちょっとした奇抜な趣向が愚かさと混同されたりします。

残念なことに,人々は今でも,物事を「うわべの価値によって」見た古代コリントの人々のようになりがちです。(コリント第二 10:7)先生があなたを嫌っていれば,あなたを困らせたり,あなたに恥をかかせたりすることが多くなるかもしれません。その結果,お互いに恨みが募ってくるとしても,それは無理からぬことです。

平和を保つ方法

聖書はこのように諭しています。「だれに対しても,悪に悪を返してはなりません。……できるなら,あなた方に関する限り,すべての人に対して平和を求めなさい」。(ローマ 12:17,18)言い換えれば,先生の反感を買わないようにするのです。不必要な対立を避けることです。先生がぐちをこぼすのも当然と言えるような原因を作ってはなりません。いえ,むしろ努めて親しみを示すようにしてください。『親しみを示すですって?先生に対してですか』とお尋ねですか。そうです,教室に入る時には,敬意を込めて先生にあいさつをして,良い礼儀作法を示すのです。いつも礼儀正しい態度を示せば,あなたに対する先生の見方も変わるかもしれません。―ローマ 12:20,21と比較してください。

高校の教師を務めるジョイス・ベドラルは次のように回想しています。「とても気分がむしゃくしゃしていたある日のこと,私はごくささいな誤りを見つけては,だれかれの別なく当たり散らしていました。そして,まだ本を開いていない生徒を怒鳴りつけました。点を下げるぞ,と脅そうとした時,その子の満面に浮かぶ見事な笑みを見て拍子抜けしてしまいました。その子は私にほほえみかけ,ほほえみつつ,私の張り詰めた陰気な顔を眺めながら,『楽しくやりましょう』と言ったのです。私の方もほほえまないわけにはゆきませんでした。やがてクラスの生徒全体がほほえみ,笑い始めました」。

もちろん,すべての人がこのような状況を笑って切り抜けることができるわけではありませんが,伝道の書 10章4節は確かにこう助言しています。「支配者[あるいは権威を持つ人]の霊が[あなたを打ち懲らすことにより]あなたに向かってわき起こることがあっても,自分の場所から離れてはならない。穏やかさが重大な罪を鎮めるからである」。「温和な答えは激しい怒りを遠ざけ(る)」ということも覚えておきましょう。―箴言 15:1

『もっと良い点が取れているはずです』

状況が改善されないときは努めて問題を先生に話すようにしてください。これは簡単ではないかもしれませんが,聖書は,ナタンがダビデ王の重大な欠点を明らかにするという難しい仕事に取り組んだことについて述べています。ナタンは罪状を大声で叫びながら不作法に王宮に入ったりはしませんでした。巧みな近づき方をし,ダビデが自分で正しい結論を引き出せるような例えを用いました。―サムエル第二 12:1-7。

不当な採点というような,不公正と思えることが生じた場合には,同じように謙遜に,また冷静に先生に近づくことができます。元教員のブルース・ウェーバーはこう述べています。「生徒が反抗すれば,先生はかたくなになります。わめき,怒鳴り,重大な不公正について要求を突き付け,復讐を誓ったりしたら,成功はおぼつきません」― セブンティーン誌(英文)。

もっと慎重な方法を用いるようにしましょう。初めに,採点の仕方が理解できるよう助けてくださいませんか,と先生に尋ねることができるかもしれません。それから,「先生の判断の誤りというより,先生がうっかりされたので,あるいは計算を間違われたので,自分の点数はこのようになっている,と言ってみる[ことができます]。その先生自身の採点法を用い,どこに採点の誤りがあると思うかを先生に示すことです」と,ウェーバーは述べています。少なくとも,あなたは扱いにくい問題と取り組むことを学んでいるのです。円熟したその態度は先生に好意的な印象を残すかもしれません。

ご両親に知らせてください

しかし,話し合いだけではらちの明かないときがあるものです。スーザンの経験を取り上げてみましょう。優等生名簿に載っているこの少女は,一人の先生から落第点をもらうようになったのでショックを受けました。何が問題だったのでしょうか。スーザンはエホバの証人だったのです。先生は,それだからスーザンを好きになれないとまで言いました。「本当に気落ちしてしまいました。どうしていいか,分かりませんでした」とスーザンは語っています。

そのような状況が生じたら,「両親のところへ行き,問題の先生が実際に自分を嫌っているように思えること,あるまじきこととして先生が自分を罰したり,自分だけを非難したりあざけったりすることを話す」とよい,と「選択」という本は述べています。スーザンはそのようにしました。「わたしは勇気を奮い起こし,その先生のことを母[片親]に話しました。最初,母が理解してくれるとは思っていませんでした。でも母は,『そうね,お母さんが先生に話してみるわ』と言ったのです。それで母は授業参観日に学校へ行き,何が問題なのか先生に尋ねました。母はとても取り乱すのではないかとわたしは思っていましたが,そういうことはありませんでした。本当に冷静に先生に話してくれたのです」。先生はスーザンの母親がスーザンを後押ししていることを理解し,受け持ちの先生の変更を取り決めました。

明らかに,込み入った問題がすべてこのように気持ちよく解決するわけではありません。困難な状況をひたすら耐えなければならないこともあります。しかし,学校の学期は永久に同じではありません。今の学期を先生と平和に生活できれば,必ず年度が変わり,新しいスタートを切ることになるでしょう。そのときには,もしかすると級友が変わるかもしれず,新しい先生さえ与えられて,良い関係を保ってゆけるようになるかもしれません。

[脚注]

a 「目ざめよ!」誌1985年8月22日号に出ている「先生はどうしてこんなに不公平なのだろう?」という記事をご覧ください。

[12ページの拡大文]

敬意の欠けた接し方をすると先生の一番悪いところが出てしまうのであれば,敬意のこもった接し方によって先生の一番良いところを引き出すことができるのではないだろうか

[13ページの図版]

何か不公正なことがあったと思える場合は,敬意を込めて先生に近づいてください

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