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目ざめよ! 1986
目86 7/8 29–31ページ

世界展望

ナバホ語聖書

聖書全巻が初めてナバホ語に翻訳され,最近出版された。その表題の「Diyin God Bizaad」は「聖なる神,その言葉」という意味である。ナバホ族は米国の原住民であり,国内に住むインディアン諸部族の中で一番大きな部族である。ジェームズ王欽定訳(英語)のナバホ語への翻訳に当たっては,言語上の異例の問題が幾らかあった。例えば,マルタはマリアの姉か,それとも妹かということが問題となった。(ルカ 10:38)ナバホ語には各々に対応する言葉がある。翻訳陣は,あらゆる用事をマルタがしていたことから,マルタは姉であったと判断した。翻訳者の一人フェイス・ヒルは,「最も訳しやすかったのは,羊や子羊に関する事柄だった。ナバホの人たちは羊のことなら何でも知っている」と語った。ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると,ナバホ族のスポークスマンはこの翻訳を「アメリカ・インディアンの守護神に対する信仰を維持してゆくための」,またナバホ語が廃れないようにするための恵みと呼んで絶賛した。40年前にこの仕事を始めた人たちのうち今も生きている人はほんの数人しかいない。

1分間に一人

イタリアにおける妊娠中絶の件数はおおよそ毎分一人という割合になっている,とロンドン・タイムズ紙は伝えている。年に40万件を超える中絶手術のうち,ほぼ半数は非合法のものであった。政府当局は,中絶をする人が最も多いのは,子供が二人いる25歳から34歳までの既婚者であったことに驚いている。「中絶が普通は未婚者の事柄である他のヨーロッパ諸国とは著しく対照的である」と,同紙は述べている。

未熟児の世話

胎児は9か月の間,安心できる母親の温かく心地よい胎内で育てられる。月足らずで生まれ,母親の体から引き離されると,赤子の成長率は著しく低下することがある。そのような赤子が確実に正常な発育を遂げられるように,アルゼンチンのある小児科病院では今までにないやり方を編み出した。赤子が保育器から出られるようになるとすぐ,看護婦(そして可能なら母親)が赤子を特製のエプロンに入れて運ぶ。こうすることによって,赤子は看護婦のおなかに寄り添うことになり,看護婦のほうは歩き回って自分の仕事をすることができる。米国のミシガン州アルビオン共済病院で同様の方法を採用している小児科医のマルタ・エアララ博士は,「そうすれば赤子が胎内に戻った状態にできるだけ近づけられる」と述べている。カンガルー・ベビーと呼ばれているそのような赤子は,すぐに体重が増え,大変よく育つそうである。

恐れにとらわれる旅行者

相変わらずテロリストに襲撃されるおそれがあるため,休暇の計画を考え直す旅行者が増えている。最近集中的に狙われている米国人は特に警戒するようになった。「昨年,一連のハイジャックやテロリストの襲撃を経験してからというもの,1986年にヨーロッパを訪れる計画を断念した米国人は100万人を超える」と,US・ニューズ・アンド・ワールド・リポート誌は伝えている。「地中海方面,特にエジプト,イタリア,ギリシャへの予約の取り消しは60%にも上る」。爆破,狙撃,ハイジャックなどの事件が増えるにつれ,旅慣れた人も,押し寄せる恐れと不安の波に呑み込まれてしまった。旅行代理店は,襲撃のあった空港を避けるよう旅行ルートの組み直しを求められたり,テロリストが横行しているとみられる国への旅行計画を変更するよう頼まれたりした。中東は問題の場所と考えられてはいるが,イスラエルに「旅行者たちが恐れて寄りつかないということはなかった」と,US・ニューズ・アンド・ワールド・リポート誌は述べている。「1985年にその国を訪れた人の数は140万という記録的な数に上った」。

歓迎できない

サウジアラビアへの入国査証をもらいたいと思う旅行者は,自分の血液中にエイズの兆候が全くないことを証明する診断書を用意しなければならない。この要求は「その国にエイズの症例が2件発見された後」,年頭から実施されるようになった,と米国のパレード誌は述べている。「犠牲者はどちらの場合も,米国から輸入された血液の輸血を受けた人であった」。

無血手術を求める声

「エホバの証人のために編み出された『無血手術』法は,輸血によって後天性免疫不全症候群にかかることを恐れる患者をますます多く引きつけるものとなろう」と,フェニックス・ガゼット誌は述べている。「この着想のきっかけを与えたのはその宗教グループだが,この種の手術を求める声はすべての患者の間で高まってきている,と病院管理者たちは語っている」。エホバの証人は聖書に基づく信仰のゆえにずっと以前から輸血を拒んできた。しかし,エホバの証人ではない患者が挙げる理由の大半はエイズ感染に対する恐れである。エホバの証人の立場を尊重した医師たちが輸血に代わる手術法を開発したことは,それらの人たちにとって幸いなことだった。「失血を強く意識するようになってからは,手術に対する取り組み方が違ってきた。我々の技術は向上してきたし,現にいよいよ注意深くなっている」と,この手術法を扱う医長リチャード・ライト博士は語った。

牧者のいないままに放置される

1965年以来,ローマ・カトリックの司祭のうち約8万人が司祭職を離れた。世界に20万ある司祭管区の4分の1には担当の司祭がおらず,他の管区の司祭がその務めを行なっており,1,200の管区では平信徒が務めに当たり,1,100管区には全く『牧者がいない』,とオランダのローマ・カトリックの雑誌「クロイスプント」(「十字路」)は報じている。これから先の見通しはどうだろうか。「現在,司祭の平均年齢が55歳であることを考えれば,近々災いを招くほどの比率になりかねない」と,クロイスプント誌は述べている。

カマキリは聞く

カマキリには聴覚がないと考えられてきたが,実際には聞くことができるということを科学者たちは発見した。どのように聞くのだろうか。この昆虫の腹部にある単一の独得の“耳”で聞くのである。普通,聴覚のある昆虫には耳が二つあり,特定の音源の「方向を示す情報を得るのに」これ以上便利なことはない,とサイエンス誌は説明している。カマキリには“耳”が一つしかないため,超音波を捕らえてもそれを方向を示す情報に変換することはできない。しかし,カマキリの“耳”はカマキリを食べるコウモリの発する音波を捕らえることができ,そのため普通の飛び方をしている時に「突然,劇的な脱線飛行」をやってのけることを実験は示している。研究者たちは耳が一つのカマキリにオーディトリ・キュクロープス(一つ耳巨人)という名を付けた。

米国通貨の変更

米国政府は現行の紙幣に二つの変更を加えることを決定した。これは1929年以来初めての大きな変更である。一つの新たな特色は,財務省が“安全糸”と呼ぶもので,紙幣の中に織り込まれている。糸はポリエステル製で,「USA」という文字が繰り返され,額面が20㌦未満の札には言葉による紙幣の名称,20㌦以上の札には数字による名称が続く。その文字は,太陽かランプのような光に透かせば見えるが,コピー機の反射光で読み取ることはできない。もう一つの変更は,肖像画の周りに「アメリカ合衆国」という語が複写機ではコピーできないほど小さな活字で加えられることである。なぜこれらの変更がなされるのだろうか。それは,上質のカラー複写も可能な新世代のコピー機を使って通貨の偽造を試みる人が出ることを恐れたからである。旧札が使い古されて回収されるまでは,旧札も新札と共に有効であり,併存することになる。一般の人々がその変更について知れば,札を詳しく調べることになるので,旧紙幣が偽造される可能性も減ると期待されている。およそ1年後には新紙幣が流通しているはずである。

大切な運動

長生きをしたいなら運動するように,と研究者は述べている。ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌に掲載された報告によると,成人した人で,階段を上る,歩く,消費熱量が週に2,000カロリーを超えるスポーツをするなど,適度の運動をいつも行なう人は,寿命をかなり延ばせるということである。ハーバード大学の卒業生およそ1万7,000人を対象にした長期にわたる研究の結果,運動すれば高血圧や喫煙など,死因となる要素はもちろん,早死にする遺伝的傾向を抑えることさえできることが分かった。2,000カロリーを消費するには,毎週32㌔をきびきびと歩くか,それと同じくらいの運動をする必要がある。

人気のある“ごみ”

米国のある風船ガム製造会社は35年間,野球選手の写真を載せた商品カードを作ってきたが,今そのカードはごみバケツ小僧と呼ばれる漫画の登場人物を載せている。それは,学校によっては持って来ることが禁止され,大人たちからは,胸が悪くなる,嫌悪感を覚える,きたならしい,不快,残酷などと言われることも少なくないが,子供たちの間では引っぱりだこである。「ひどいから好き」と,ある8歳の子供は言った。そのカードを作っている会社のスポークスマンは,「うちの商品は時代を反映している。漫画本や映画を一べつすれば分かるが,このカードと大差はない」と語った。論争の的になるのは,分裂症フラン,悪党カイル,残虐ブラッド,死人フレッド,粘液セアラ,悪臭フィル,下水シューといった名前が付いた人物の絵だけではない。その裏側には,社会的に受け入れられていない行為に対して,「いじめの許可証」,「無骨賞」,「へなちょこ賞」,「陰険賞」というような語句が載せられている。「面白さをねらったにすぎない」と,同スポークスマンは語った。

屈辱に屈辱を忍んで

財布には8㌦と2枚のクレジットカードしか入っていなかった。初めての仕事に就いたばかりの15歳の女子事務員は電話ボックスにその財布を忘れてしまった。数分後,取りに戻ってみると,財布はなかった。ザ・ウェスト・オーストラリアン紙によれば,二日たって彼女のところにある少女から電話があり,「あなたの財布はわたしのボーイフレンドが見つけた。彼は既に財布の中の8㌦を受け取ったが,あと5㌦もらえれば財布を返す」ということだった。第三者の家で追加のお金を払ってやっと財布を返してもらった。

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