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目ざめよ! 1986
目86 8/22 24–25ページ

あの人はどうしてあんな変な話し方をするの

「お母さん,あの人はどうしてあんな変な話し方をするの」。外国から,あるいは国内でもよその土地から来た人に初めて会った子供が,そのように言うのを聞いたことがありますか。

同じ言語でも出身地の違う人々が全く耳慣れない話し方をするのを聞いて驚いたことがありますか。もし聞いたことがあるとすれば,それは魅惑的なアクセント(なまり)だったのです。

アクセントとは何か

「アクセント」とは,話し言葉に関していう場合,一部の書き記された言語に見られるような,種々の文字やつづり字に強勢記号を付けることではありません。同じ言語ではあっても聞き慣れない抑揚や発音で話す,よその土地に住む人々の話し方(なまり)のことです。それでも,それらの人々は生まれた時から皆と同じ母国語を話してきたのです。

英語は世界中の非常に多くの場所で話されているため,そうしたことが普通に見られる言語なのかもしれません。その証拠に,スコットランド人とカナダ人,南アフリカ人とアイルランド人,オーストラリア人とアメリカ人は,共通語の英語を話しますが,それぞれなまりがあるので大抵区別できます。

しかし,ほかの言語を話す人々も同じことを経験するようですから,これは英語圏だけに限られた状況ではありません。スペイン語,ポルトガル語,イタリア語,フランス語,ドイツ語,日本語など,どの言語を話す人の中にも,よその土地に住んでいる人々は自分と同じ言語を使いながら全く耳慣れない話し方をする,と思っている人が少なくありません。例えば,スペイン標準語の“th”音は,“s”音を使うラテンアメリカの人々には奇異に聞こえます。そのようなわけで,Zaragozaは,スペインの多くの場所で「タラゴタ」と発音されていますが,ラテンアメリカでは大抵「サラゴサ」となります。

大人の場合,特にそうしようとしない限り,別の地方や国で長年生活した後でも,元の言葉のアクセントがすっかり変わってしまうことはめったにありません。他方,小学校に通うくらいの子供たちは,意識的な努力を全くしなくても,周囲の子供たちが話している言葉のアクセントを身に着けるものです。

どう反応するか

あなたが話すのと同じ言語をだれかが異なったアクセントで話すのを聞いたら,あなたは興味を覚えますか。それに魅力を感じますか。作家のクルト・フォンネグトは,「多種多様なチョウがすばらしいのと同じように,これら多種多様な話し言葉はどれもみなすばらしい」という意見を述べています。それとは逆に,耳慣れない話し方をする人にいら立ちを覚え,なぜ正しく話せないのだろうと不審に思いますか。偏見のためにそう感じることもありえます。しかし,国際旅行をする人が絶えず増加し,時がたつにつれてますます頻繁にその状況に遭遇することが予想されますから,心が広いことは利点となりえます。

大抵の人は,自分の母国語が異なったアクセントで話されるのを聞くと好奇心を持ち,変わっていて面白いと思います。普通,聞く側の人は自分の言葉にはなまりがないと思い込んでいます。“耳慣れない”話し方をするのは自分ではなくて他の人なのです。ところがそうではありません。自分の話し方はよそから来た人には耳慣れない,良く言えば,好奇心をそそる,魅惑的な話し方に聞こえるでしょう。

同じ基本的な言語を使う一部の国の人々の間で,たまにからかったり,ひやかしたりすることがあってはならないということを言おうとしているのではありません。悪意でするのでなければ,それ自体を望ましくないとする必要はありません。かえって,会話を気楽で機知に富んだものにするので,互いの関係や理解を深めることになる場合もあります。ジョージ・バーナード・ショー作の「ピグマリオン」を映画化した「マイ・フェア・レディー」の中で,ヘンリー・ヒギンズ教授が言った面白い質問はその良い例かもしれません。英国には多種多様ななまりや方言があるので,ヒギンズ教授は,「英国人なのにどうして話せるようにならないんだ」と問い,それから英語に関して,「アメリカでは何年間も使われてこなかった」と,皮肉を言いました。ショーもひねったユーモアをもって,「英国と米国とは同一の言語で二つに分かたれた国となっている」と書いています。

なまりは残るか

今から4,000年ほど昔にバベルの塔がユーフラテス河畔に建設中だったころ,突然に様々の異なった言語が人々の間で使われるようになった,と聖書は教えています。(創世記 11:1-9)今日世界中で約3,000の言語が使われており,どの言語も人間の感情や考えを十分に言い表わすことができます。

将来,神の王国の支配下で世界は神の初めからの目的に一致して,バベルで言語の混乱が生じる前のように,再び単一の言語になると思われます。全世界が共通の言語になっても,地球上の様々な地域にそれぞれ変化のあるなまりが存在することになるかどうかは,将来になってみなければ分からない,面白い問題です。

ところで,もしお子さんから,「お母さん,あの人はどうしてあんな変な話し方をするの」と尋ねられるようなことがあれば,笑顔で答えるように努め,こう言ってください。「本当は変な話し方ではないの。異なっているだけよ。考えてごらんなさい,わたしたちの話し方もあの人には変に聞こえるのよ」。

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