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目ざめよ! 1987
目87 8/8 22–24ページ

若い人は尋ねる…

どうしたら寂しくなくなるのだろう

風邪を引くと心配になりますか。多分心配にはならないでしょう。治ることが分かっているからです。しかし,風邪の症状が長引けばどうでしょうか。ちょっとした風邪より重い病気かもしれないので,心配になるのはもっともなことです。

孤独感についても同じことが言えます。孤独感に襲われても大抵長くは続きません。a しかし時には心をさいなむ孤独感が続くこともあります。逃れ道がどこにもないように思えます。

高校生のロニーはこう言いました。「僕はこの地域の学校に8年通っているけど,たった一人の友達も作れなかった。……僕がどんな気持ちでいるかだれも知らないし,関心もない。もうこれ以上辛抱できない,と思う時がある」―「青年期に備える」。

十代の人の中には,ロニーのように,よく言われる慢性的な孤独感を味わう人が少なくありません。もしかしたらあなたも,そのつらい,空虚な気持ちを抱いてはいないでしょうか。そうだとしても,失望することはありません。慢性的な孤独感がささいな問題でないことは事実です。一過性の孤独感よりは重症です。実際に研究者たちも,この二つの間には,「普通の風邪と肺炎ほどの違い」があると言います。それでも,肺炎が治せるのと同じように,慢性的な孤独感も克服できます。しかし,どうすればそれができますか。

時たま寂しくなるにしても,寂しいのが普通になっているにしても,その治療法を見いだすための第一段階は,原因をつかむことです。昔の王ソロモンは,「理解のある者は巧みな指導を得る人である」と述べました。―箴言 1:5。

16歳のロンダは,「わたしがとても寂しい気持ちになるのは ― そうね,もし自分で自分のことを悪く見ているなら,友達はできないと思うわ。わたしはきっと自分が大嫌いなんだわ」と,慢性的な孤独感の一番ありふれた原因を的確に指摘しました。―「アメリカにおける孤独」。

ロンダの孤独感は内部からきたものです。自尊心が弱いとそれが垣を作り,人と打ち解けることや,友達を作ることを難しくします。あなたもロンダと同じ気持ちですか。ある研究者は,「慢性的な孤独感を抱いている人々には共通して,『わたしは魅力的ではない』とか『わたしには面白いところがない』,『わたしはつまらない人間だ』といった考えがある」と述べています。

また自尊心が弱いと,人から相手にされないのではないかという恐れを抱くかもしれません。スティーブンは述懐します。「僕は自分が孤独であることを話したかったけれど,自分の気持ちを言い表わす言葉が分からなかった。みんな僕のことを笑うかもしれない,本気にしてくれないかもしれない,という心配があった。人と打ち解けることがとても難しかった」。そのようなわけで,十代の人の中には,自分の中に閉じこもり,黙って苦しんでいる人たちがいます。これを良い方向へもってゆくにはどうしたらよいでしょうか。

自尊心を培いなさい

孤独感を克服するかぎは自尊心を培うことにあります。使徒パウロは,「わたしは,自分に与えられた過分のご親切によって,あなた方の中のすべての人に言います。自分のことを必要以上に考えてはなりません」と書きました。(ローマ 12:3。マタイ 19:19と比較してください。)この言葉は,ある程度の自尊心が必要なことを示しています。ですから聖書は,自分のことを考えすぎることだけでなく,卑下しすぎることも戒めているのです。

結局,人間に神のような特質を与えたのはエホバです。(創世記 1:26)それであなたの中にもある程度それらの魅力的な特質があります。あなたは謙遜ですか。慎みがありますか。教えやすい人ですか。寛大で,同情心に厚く,親切ですか。それらの長所に目をつぶらないでください。また他の有益な技能や長所を伸ばすこともできるでしょう。自分に嫌いなところがあるのは事実かもしれません。例えば容姿などです。しかし,変えることができないもののためにどうして自分を見下すのですか。それよりも,忍耐力の欠如とか短気,自己中心的な態度といった,あなたが変えることのできる,好ましくない特質の改善に努力することです。親切,へりくだった思い,温和などを特徴とする,聖書が言う「新しい人格」を培うことに時間を用いることです。(コロサイ 3:9-12)そうすれば自尊心が培われます。

さらに,あなたが自分を好きになるにつれて,ほかの人たちはあなたの魅力的な特質に引かれるようになるでしょう。ちょうど,花が開いた時に初めて色が十分に分かるのと同様に,ほかの人も,あなたが心を開いた時に初めて,あなたの特質を十分に理解できるのです。『しかし,どうすればそれができますか』と,尋ねる人がいるかもしれません。

ほかの人たちに対して「自分を広くしなさい」

米国立精神衛生研究所から最近出された出版物には,「寂しい人への一番良いアドバイス」は,「他の人々に溶け込みなさい」ということである,とあります。このアドバイスは,「自分を広くし」て「思いやり」を示し,感情移入をしなさい,という聖書の助言と一致します。(コリント第二 6:11-13。ペテロ第一 3:8)これは効果を発揮します。「青年期」という雑誌に発表されたある研究論文は,「ほかの人の福祉に関心を示す十代の若者は,それをしない若者ほど孤独ではない」ことを明らかにしています。なぜですか。ほかの人に関心を払えば,自分の寂しさを紛らすことができるばかりか,ほかの人も心を動かされ,あなたに関心を向けるからです。大抵の場合,人々は親切には親切を返すものです。(箴言 11:25)ではどのように始めますか。

きっかけをつくる

19歳のナタリーは,人が自分に話しかけてくるのを座り込んで待つのではなく,もっと積極的に行動しようと心に決めました。『わたしも親しみやすい人にならなければならない。そうしないと,生意気に思われるかもしれない』と言いました。それでほほえむことを始めましょう。相手もほほえみを返してくれるでしょう。

次の段階は会話を始めることで,少し難しくなります。15歳のリリアンはその難しさを認めています。「知らない人に初めて近づくのはとてもこわいことでした。受け入れられないのではないか,という心配がありました」。ではリリアンはどのように会話を始めるのでしょうか。「『どちらからおいでになりましたか』,『だれだれさんをご存じですか』というような,簡単な質問をします。相手もわたしもある人を知っているかもしれません。するとすぐに会話が始まります」。経験を話すのもきっかけになります。18歳のアンはこう言います。「最初は個人的な事柄を話題にしないようにします。そんなことをすれば相手は当惑するか,びくびくしてわたしを避けるようになるからです」。確かに,最初から深い会話に飛び込むのは賢明ではありません。

しかし,何を言うべきかどうしても分からない時はどうでしょうか。あなたにできることは必ずあります。聖書は,貧しいやもめに対する『善行と憐れみの施しとに富んで』いたドルカスという名の婦人について述べています。ドルカスが死んだ時,やもめたちは悲しんで泣きました。(使徒 9:36-39)ドルカスは親切な行ないをしていたので,やもめたちに愛されていたのです。親切な行為や寛大な精神は,あなたが貴重な友情を培う際にも,同じように助けになります。

とはいえ,現実的でなければなりません。あなたのほほえみにも,親しみを込めたあいさつにも反応しない人がいますから,それをがまんすることも学ばねばなりません。その場合,問題があるのはあなたではなく,先方です。

苦しい時を乗り切る

それでも十代の若い人のほとんどは,時折,孤独感に襲われます。でもそれは,自分では制御し得ない状況のために生じる一時的なものかもしれないということを忘れないようにしましょう。時の流れが,苦しい時を乗り切るための助けになることが少なくありません。寂しさは薄らぎます。

しかし,慢性的な孤独感は内部からくるもので,自尊心の弱さに起因する場合があります。その場合には行動を起こしましょう。『思いを作り直し』,『新しい人格を着けなさい』と,神の言葉は述べています。(ローマ 12:2。エフェソス 4:23,24)そうです,あなたの内部にある魅力的な特質を大いに発揮して,自尊心を培ってください。他の人たちのために何かしてあげましょう。そうすれば人々はそれにこたえてくれるものです。

しかし,人々がどんな反応を示そうと,決してあなたを退けない友を持つことができます。それはだれですか。イエス・キリストは弟子たちに,『あなた方がわたしを独りだけにする時が来ます。それでも,わたしは独りではありません。父が共にいてくださるからです』と言われました。(ヨハネ 16:32)エホバとのこの親密な関係が,孤立していた時のイエスを力づけたのです。エホバはあなたの一番親しい友にもなれるのです。聖書を読み,エホバの創造物を観察することによって,エホバのご性格を知るようにしてください。祈りによってエホバとの友情を強化してください。エホバ神との交友は孤独感を解決するための最善の方法であることが,すぐに分かるでしょう。

[脚注]

a 「目ざめよ!」誌,1987年6月22日号の,「若い人は尋ねる… どうしてこんなに寂しい気持ちになるのだろう」という記事をご覧ください。

[23ページの図版]

外見も,他の人たちがあなたをどう考えるかに影響することがある

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