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  • どうして自分の物をそこまで整理整頓すべきなのか
  • 目ざめよ! 1987
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目ざめよ! 1987
目87 8/22 23–25ページ

若い人は尋ねる…

どうして自分の物をそこまで整理整頓すべきなのか

「こんなことを言うのはこれが最後よ。自分の部屋を片付けなさい!」

よく聞く言葉ですか。そうかもしれません。生まれつき整理整頓が好きな人はあまりいないからです。

でも,こういう命令は不当なものに思えるかもしれません。自分の部屋を少し散らかしておくのが好きな人もいるでしょう。それに,家の中のほかの場所にも規則が非常にたくさんあるのですから,自分の部屋の管理方法についての規則まで必要なのでしょうか。また自分はほかの若者たちとは違い,お酒を飲んだり麻薬を使ったりするわけではないので,部屋を散らかすというような小さな欠点が一つくらいあっても大した問題ではないと感じているかもしれません。実際,友達の部屋はもっと散らかっているのではないでしょうか。では,整理整頓のことでこんな大騒ぎをする親たちがいるのはどうしてですか。それには正当な理由があるのでしょうか。

整理整頓 対 散らかしっぱなし

「最良の策は,不快感を与える部屋の戸を閉めておくことだ。それだけでよい」と,ある精神病学の教授は親たちに言いましたが,あなたは自分の親がその忠告に従ってくれればよいと思っているかもしれません。しかし親には,きちんとすることを要求する正当な理由があると考える人たちもいます。レディーズ・ホーム・ジャーナル誌に,精神科医ポール・アダムズが語った次のような言葉が引用されました。「自分の部屋もある程度きちんとしていなければならないと子供に話すのは道理にはずれたことではない。幾つかの制限について説明する。寝室の最低限の整理整頓さえできなければ,何らかの特権を取り上げると話すとよい」。

考えてみると,親にはあなたの部屋についても規則を設ける権利が確かにあると言えるのではないでしょうか。あなたが自分の部屋を持てるように親は多くの時間とお金を費やし,家具も備えてくださったことでしょう。ですから,親が部屋の管理について規則を設けるのは道理にかなっています。それらの規則に従うことが有益であることは,いずれはっきりするでしょう。

ヘンリー・W・ロングフェローは「建築者たち」という詩の中で,「それぞれの物があるべき場所にあるのが最もよい」という名言を造り出しました。ご両親は,そのとおりだと考えておられるのだと思います。「それぞれの物があるべき場所にある」ことには確かに幾つもの利点があるからです。それはどんな利点でしょうか。

整理整頓に伴う幾つかの利点

一つの明確な利点は,物を探しやすくなることです。だらしのない人は,何かの拍子にベッドの下に蹴りこまれた片方の靴は言うまでもなく,かぎ,くし,ハンカチなどを探すために多くの時間を浪費するかもしれません。また,服はきちんとハンガーに掛けておけば,いつもきれいで折り目も消えず,長持ちします。ズボンや靴も,あるべき場所に置いておけば,それらにつまずく危険はありません。兄弟か姉妹と部屋を共同で使うとき,これは特に重要なことです。

とりわけ,家族の一人一人が自分の部屋を整理整頓して自分の分を果たすようにすれば,他の人の荷は軽くなり,家族が一層幸福になるのに役立ちます。この点について14歳のキャロリンは次のように書いています。「母には家の中の仕事がとてもたくさんあります。……わたしのほかにも子供が6人いて,その6人がだれもあまり自分のものを片付けようとしないので,母がその仕事をしなければなりません。それで母は腰を痛めてしまいました」。それらの7人の子供たちが,いつも『それぞれの物をあるべき場所に』置いておくようにすれば,母親の荷は確かに軽くなるのではないでしょうか。

もう一つの利点は,自分の部屋をいつも整理整頓している人は,ほかの場合にもきっと同じようにするということです。この整理整頓の習慣は,家族の車などの持ち物の扱い方にも反映しますし,きっと大人になってもなくならないでしょう。さらに,いつの日か世俗の職場で働かなければならない時に,整理整頓のよい人だという評判があれば,昇進の可能性さえ生じるかもしれません。これは価値ある見込みだと思いませんか。

親の設けた規則に従うのが実際的であることは,次の事実からも実証されます。若者ならたいてい車を運転したがりますが,それはいつから始めるべきでしょうか。必ずしも,法律によって定められた年齢に達した時ではありません。J・E・ショワルターとW・R・アンヤン2世の両博士は「青年期に関する家庭ハンドブック」という本の中で,「規則に従う点で信用が置け,全般的に信頼できるなら,そのティーンエイジャーはその同じ特性をもって運転中の自分の行動を制御すると考えてよかろう」と述べています。(下線は本誌。)ですから,信頼できる者,信用に値する者となるよう自分自身を訓練し,自分の部屋を管理する際にも規則に従うのは価値のあることだと思いませんか。聖書によるとそれは価値のあることです。「ごく小さな事に忠実な人は多くのことにも忠実」なのです。―ルカ 16:10。

しかし,クリスチャンの若者にとって,整理整頓し,散らかしてはならない主要な理由は,使徒パウロが挙げた理由です。パウロは,「神は無秩序の神ではなく,平和の神……です」と書き,「愛される子供として,神を見倣う者となりなさい」とも書きました。―コリント第一 14:33。エフェソス 5:1。

神の側のこの秩序正しさは,イスラエル国民が崇拝に用いた幕屋,もしくは天幕に関して神が設けられた取り決めの中にはっきり示されています。幕屋の中に入ることを許されたのは祭司の家族(レビ人)の成員だけでした。さらにエホバは,幕屋内のそれぞれの器具をどこに置くべきかをモーセに正確に書き記させ,祭司とレビ人がそれらの器具をどうすべきかについても詳しい指示をお与えになりました。(出エジプト記 40章)このようにして,レビ人ではないイスラエル人は,エホバの崇拝に関連して幕屋内で行なわれている事柄すべてを少なくとも思い浮かべることができました。それによって彼らは,中で行なわれている事柄の一部を感じ取り,帰属意識を持つことができたに違いありません。エホバが秩序の神であられることを彼らは深く感謝したに違いないと思いませんか。

自分の部屋に関してはどうすべきか

では,どうすれば自分の部屋に秩序らしきものを保てますか。前に述べたように,ご両親にはすでに具体的な要求があるかもしれません。しかし,あなた自身のほうから進んで行なえる事柄はたくさんあります。まずは目につくところから始めましょう。床に散らばっている服はすべてハンガーに掛けましょう。ハンガーに掛けておくと,シャツでもブラウスでもドレスでもいつもきちんとこぎれいです。シューラック(またはビニール製のシューバッグ)があれば,靴はあるべき場所に見事に納まり,押し入れの見栄えはよくなるでしょう。汚れた服はどうしますか。隅のほうにただ放り出しておくのではなく,汚れ物を入れるかごか,少なくとも袋を用意してはどうでしょうか。それからベッドがあります。日に数分を用いるかどうかで,見るからに雑然としたベッドと,きちんとしたベッドの差ができてしまいます。きちんとしたベッドを選んではどうですか。

次は,あまり目につかない部分です。部屋の引き出しを一度に一つずつ選び,その引き出しを片付け,不要になったものは処分し,ほかのものはきちんとしまいます。引き出しの中に厚紙の小さな箱や透明なビニール袋を入れ,一つは下着用,もう一つは靴下用という具合いに用いたいと思うかもしれません。間もなくあなたの部屋は見違えるようになり,そのことに対して誇らしい気持ちを抱くようになるでしょう。

若い人たち,将来に目を向けてください

整理整頓を学ぶことには,それほど多くの時間と努力を注ぎ込むだけの価値があるのでしょうか。すでに20代になっているキャロルは,自分が悪戦苦闘したことを思い起こします。キャロルのお母さんはキャロルの部屋がある水準に達していないことが分かると(例えば,靴下と下着をきちんとたたんで引き出しの中に入れておかないと),引き出しの中のものを全部床の上に出し,キャロルに一つ残らずきちんと入れ直させました。または罰として,キャロルは週末に外出を禁止されることもありました。

キャロルは昔を振り返って,母親が不当な命令をしたと感じているでしょうか。「いいえ,そのことから多くを学びました。自分の服のアイロンのかけ方も,物を整理整頓し,片付ける方法も分かりました。母の水準には達していないかもしれませんが,少なくとも自分の寝室の戸は開けたままにしておけます」。

将来もしキャロルに自分の子供ができたら,整理整頓について子供たちに何を教えるでしょうか。当人はこのように言いました。「引き出しは点検しないと思いますが,子供たちの部屋が散らかっていなかったら,それでよいと思います」。若い人たちにどんな助言があるかと尋ねたところ,キャロルは「整理整頓についてのご両親の規準に従うことです。ゆくゆくはそれが習慣になります」と答えました。

人間は習慣の奴隷であると言われてきました。その習慣の中には有益なものも,そうでないものもあります。そのためエルバート・ハバードは賢明にも,「自分が支配されたいと思える習慣だけを身に着けなさい」と書きました。

あなたはどちらの習慣に支配されたいですか。整理整頓する習慣でしょうか。それとも散らかす習慣でしょうか。それを考える際には,整理整頓する習慣に伴う幾つかの利点を覚えておきましょう。例えば,聖書的な根拠がある,時間とお金の節約になる,自尊心が培われる,他の人はあなたに敬意を持つようになるといった利点です。そして最後になりましたが決して軽んずべきでないのは,「母は本当にわたしの助けを必要としています。そしてわたしが母の助けになるとき,母はとても感謝してくれます」という,若いキャロリンが述べた考えです。

[24,25ページの図版]

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