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目ざめよ! 1989
目89 8/8 28–29ページ

世界展望

地球にとっては“危機一髪”

去る3月23日,直径800㍍余りの小惑星が,あやうく地球と衝突しそうになった。その八日後に望遠鏡を通して撮影された写真の中で,ある天文学者がそれを発見するまでは,だれも気づかなかった。もしこの大きな小惑星が地球と衝突していたなら,その衝撃は1メガトンの核爆弾2万発の爆発に相当するものになっていたと思われる。もし海に落ちていたら,高さ何十メートルもの巨大な津波が沿岸地方に押し寄せ破壊的な影響を与えていたかもしれない。時速約7万4,000㌔で運行しているこの小惑星は,地球から80万㌔以内のところを通過したが,天文学的な測定によれば,危機一髪というところであった。

薬に対する耐性の強いマラリア

マラリアの治療法や抑制法を探し求める研究が,何十年にもわたって行なわれてきたにもかかわらず,この病気はアフリカ南部で増加しているようだ。その上,薬に対する耐性がますます強くなっている。南アフリカの医学研究協会会長,フィリップ・バン・ヘイアデン博士は,「マラリア寄生体は,体の免疫機構を混乱させる要領を知りつくしている」と語った。最近開発されたワクチンの効果性が実証されたとしても,「値段が高すぎて第三世界の助けにはならないだろう」とも述べた。世界保健機関によれば,アフリカでは毎年100万人余りの子供たちがマラリアで死んでいる。

汚染された北極地方

人間による汚染は,地球の最果ての地にまで害を及ぼしているようだ。カナダ北部に住むエスキモーの母親は,PCBの含有量が世界一多い母乳を子供に与えている。PCB,つまりポリクロルビフェニルは,エスキモーの間に見られる様々な病気やガンと関連づけられてきた。エスキモーは魚や動物の脂肪をたくさん食べるが,その脂肪は,人間が川や水路に捨てる化学物質を吸収している。北米のさらにはるか北方の極地方の雪の中にさえ,驚くほど多量の人工化学物質が存在することに科学者たちは気づいた。それらの化学物質 ― やはりPCBが含まれている ― は,風により細かいちりや蒸気の形で北方に運ばれるものと考えられている。

オフィス泥棒

ドイツ連邦共和国は,職場における盗みの増加に悩まされている。ここ1年で警察に通報された,オフィスその他の職場における盗みは13万件余に上った。一番の問題は,部外者でも自由に入れる官庁や会社が多いことだ。デスクや小室にはかぎがかかっていないため,おおっぴらに泥棒を招いているようなものだ。解決策? 職場では現金や貴重品はかぎをかけて厳重に保管するようにと警察はアドバイスしている。

イエズス会士は警告を受ける

「法王は自らの職務に関係のない事柄を行なう時,カトリック主義の名において従順を要求することはできない」。これは,去る1月にローマ・カトリックの神学教授170人が発表した大胆な宣言書の文句である。「法王は不同意を予期しなければならない」。幾人かの著名なイエズス会士も,そのグループの声明に署名した。その声明は,法王による新司教の選出や特定の神学問題に関する法王の強硬な立場を批判するものだった。イエズス会総会長が,有力な修道会の会士たちに,論争を引き起こすような公の声明には署名しないよう警告したのはそのためだったようである。ヨハネ・パウロ2世は,法王になって以来,イエズス会士の独立性を弱めることに努めてきた。イエズス会の指導者は,法王と同修道会の間に再び緊張が生まれることを望んでいないようだ。

オゾンの保護

大気圏内の保護物であるオゾン層の状態を憂慮して,80か国が,2000年までに特定の有害化学物質の生産を禁止することに賛成した。去る5月にフィンランドのヘルシンキで開かれた会議で,それらの国々は今世紀末までにフロンの使用を全廃する宣言を採択した。フロンは冷蔵庫やエアコンに,また絶縁材の発泡剤として用いられる安定した化学物質である。大気の上層ではフロンはオゾンを破壊する。オゾンは,皮膚ガンを生じさせる恐れのある危険な太陽放射線を吸収するので有益な気体である。

ミクロの驚異

研究者たちは,シロサイの消化の仕組みを調べていて,これまで科学的に知られていなかった一群の原生動物を発見した。単細胞生物で構造の比較的に簡単な大方の原生動物とは異なり,新たに発見されたこのタイプの原生動物は,付属器官を持っている。サウス・アフリカン・パノラマ誌は,これを例外的な発見と呼んだ。新しく見つかったこの原生動物は,「極めて精巧にできて」いて,触手や指に似た突起物を上手に使う。

ジャンボ・ジェット機への祝福

成田空港の雑踏のただ中で,一人の神主が仮設の神棚の前に立って祝詞をあげた。白い衣に身を包み,野菜や昆布やするめなどの供物を前に,榊の枝を振って御祓をし,新世代の航空機の初飛行に対する神の加護を祈った。マイニチ・デイリー・ニューズ紙の説明によれば,その儀式は,「この度就航する,初のハイテク機,ボーイング747-400型ジャンボ・ジェット機の安全」と,「その所有者[米国の航空会社]の繁栄」を祈願するためのものであった。

サメに見られる生物工学

英国の科学者たちは,創造物の中に見られるもう一つの巧妙な仕組み,つまりサメの皮膚を模倣しようと努めている。サメの皮膚には,体に沿って平行に走る極めて細い溝が全体に見られる。リブレットと呼ばれるこの溝は,サメが泳ぐ際にかかる抗力を減らすので,サメはエネルギーを節約できる。実験用の車にコンピューターが設計したリブレットを刻み付けて行なった最初の試験では,3%までは抗力を減らせることが分かった。同じことを航空機にも試みたところ,0.5%の能率向上が極めて重要だとされているある業界で,かなり節約ができた。英国のデイリー・テレグラフ紙が伝えるところによると,ブリティッシュ・マリタイム・テクノロジーは目下,こうした発見をプロペラ,タービンの羽根,潜水艦,航空機などに応用する方法を研究している。

ガンと闘うための啓蒙運動

1989年中,ヨーロッパ共同市場に加盟している国々は,啓蒙運動を大々的に繰り広げることにより,ガンの蔓延を食い止めることを願っている。西ドイツのボンにあるヨーロッパ共同市場の事務所の責任者は,「ヨーロッパでは,毎年75万人がガンで死んでいる」と言う。「ガンの増加が止まらなければ,2000年までにヨーロッパ人の3分の1は,一生のうちにいつかガンで苦しむことになる」。その広報運動は,「喫煙,アルコールの消費,栄養不良,環境汚染などの好ましくない影響」を根拠にして行なわれる,とドイツの新聞「マイン・ポスト」は伝えている。

中国の人口増加

1989年4月14日現在で,中国の公式の人口は11億人に達した。しかし専門家たちは,何百万かの誤差があるかもしれないため,人口の正確な数字が確認できないことを認めている。それでも中国当局は,二つの理由でこの増加を憂慮している。一つは,一人っ子政策がこれまでのところ農村部で失敗していることであり,もう一つは,過去4年間,穀物の生産高は年に「4億㌧ほどで」,農業生産が「ふるわない」という点である。これでは,増加する人口を養うには不十分である。

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