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目ざめよ! 1992
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チョウを“とる”

チョウを“とろう”としたことがありますか。といっても,カメラで撮るという意味です。チョウを撮る時には,いらいらすることや辛抱を覚悟してください。チョウは,食べ物や飲み物を絶えず探しているかのように,いつもひらひら飛んで行ってしまい,良い写真をなかなか撮らせてくれません。止まって羽を広げたところを見計らって,ピントをぴったり合わせようとすると,大事な美しい被写体は,羽を閉じてしまうか,飛び去ってしまいます。

ですから,オーストラリアのシドニーに住む友人から「ミタゴンにあるチョウの動物園へ行きましょう」と言われた時,私がどう思ったかを想像してみてください。至近距離からチョウを見る,また恐らく理想的な条件下で良い写真を撮るチャンスでした。

園内に設けられた,チョウが自由に飛びまわることのできる区画に入るとすぐ,そこの空気が,外の気温の変化にかかわらず,熱帯のように調節されていることに気づきました。これはチョウが生きてゆくのに欠かせないことです。あたり一面をチョウが植物から植物へと優雅に飛び交っていました。中に入るとすぐ,オレンジ色のきれいなオオカバマダラがかんきつ類の木の上で卵を産んでいました。オーストラリアでは,オオカバマダラは“放浪者”と呼ばれています。1870年に北アメリカからオーストラリア大陸にやってきたこのチョウは,今では東部や南部,またはるか遠い西部のパース付近にも生息しています。

ガイドのケリーは,これらのチョウが互いの尾をつないでどのように交尾するかを説明してくれました。しかし面白いことに,雄は急に驚かされると,雌を連れたまま飛んで行きます。ちょっと,体重が自分と同じぐらいの人を連れて飛ぶことを想像してみてください。説明を受けていた時,驚いたことに,そのとおりのことが実際に起きました。雄が雌をぶらさげたまま,草むらを越えて飛んで行ったのです。

もちろん,オオカバマダラは非常にすばらしい旅行をすることで世界的に有名です。「生命 ― どのようにして存在するようになったか 進化か,それとも創造か」という本a に述べられているとおりです。「チョウの一種であるオオカバマダラは,秋にはカナダを離れ,その多くがカリフォルニアやメキシコで冬を過ごします。その飛行は3,200㌔を超えることもあり,あるチョウは,1日に120㌔以上飛びました」。しかし,次のような事実は注目に値します。「秋に南にやって来るのは,その冬ごもりの場所をそれ以前に一度も見たことのない,若いチョウである。何が彼らにそれを見つけさせるのかは,いまだに理解しがたい自然の神秘である」―「受粉の話」。

しかし,なかなか止まってくれないこれらのチョウを撮ることができたでしょうか。はい,できました。ここのチョウは,湿度の高い園内を歩き回る人間に慣れているようで,すぐ植物に止まります。人間の頭に止まるチョウさえいます。ですから,写真を撮る人,特にビデオを撮るのが好きな人にとってはすばらしい日になりました。後でビデオを再生し,テレビ画面の中で飛び回るチョウの姿を見るのは,とても楽しいことです。

ほかにも,リュウキュウムラサキというオーストラリアにも住んでいるチョウを見ました。そのチョウの羽には,紫色の輪に囲まれた白いはん点がありました。シロヘリムラサキも美しいチョウでした。羽の端には白いはん点とふち飾り,内側には青い帯状の模様という優美なデザインです。ニューギニア島,モルッカ諸島,ソロモン諸島にはこのチョウの仲間がいます。

チョウにはいつも興味をそそられます。チョウの変態,つまりいも虫(幼虫)から休眠期であるさなぎを経て,空飛ぶ驚異とも呼べる生き物になるという事実は,いわゆる自然の盲目的な力や進化ではなく,すべてのものをそれぞれくすしく造られた科学の才能を持つ創造者の存在を証しするものです。―寄稿。

[脚注]

a ものみの塔聖書冊子協会発行。

[16,17ページの図版]

16ページ: オオカバマダラ。1. キオビコノハ。2. さなぎ。3. オオルリアゲハ。4. メガネトリバネアゲハ。5. アゲハチョウの交尾。6. ナミハレギチョウ

[クレジット]

すべてのチョウの写真: Butterfly House, Mittagong, Australia

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