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  • 二人で話をしてどこがいけないのだろう
  • 目ざめよ! 1992
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目ざめよ! 1992
目92 8/22 17–19ページ

若い人は尋ねる…

二人で話をしてどこがいけないのだろう

『ぼくたち,デートしてるわけではありません。ただ話をしてるだけです』。17歳のデニーはティナとの関係についてそのように言いました。a 二人はエホバの証人の大会で知り合い,それ以来定期的に電話で長話をしています。デニーも真剣に交際するには二人は若すぎることを認めています。でも,二人でただ話をするだけなら,どこも悪いところはないと思っています。

正式なデートを親から許されていなくても,頻繁に会話をしたり,電話をかけたりして異性との友情を育てている若者は少なくありません。無邪気な楽しみですか。そうかもしれません。しかし,中には不安を感じている親もいます。ある親は心配して,「まだまだ幼い十代の若者が他の十代の若者と“付き合う”のは大きな問題だと思います。デートをしているわけではありませんが,お互いのことをボーイフレンドあるいはガールフレンドと考えています」という手紙を書いてきました。

手紙で異性との関係を深めている若い人もいます。こうした手紙は純粋な友情の表現以上のものではないかもしれませんが,だんだんロマンチックな雰囲気になることも少なくありません。クリスチャンとしてあまり良い模範を示していない人と文通するようになった場合にも,恋愛関係に発展することがあります。中には,そのような人を励ますために誠実な気持ちで文通を始めた,と言い張る人もいるかもしれません。

会話かデートか

聖書は異性と話したり文通したりすることを禁じてはいません。クリスチャンは『仲間の兄弟全体を愛する』ように期待されており,それには同じ年ごろの男性や女性も含まれます。(ペテロ第一 2:17)さらに聖書は若い男性に対して,「若い婦人には姉妹に対するように貞潔をつくして」接するようにとも教えています。(テモテ第一 5:2)この原則を適用すれば,若い男女は清く健全な関係,つまり友好関係を楽しむことができます。

しかし,若いクリスチャンは普通,グループの中でそうした友好関係を楽しみます。ですから,二人の若者が決まった相手に特別な注意を向けるなら,その関係は恋愛や求愛のようなものになってゆきます。これは結局デートと同じことではないでしょうか。ほとんどの若者は,それは違うと言うかもしれません。しかし十代の若者は,大人の言うデートの意味を必ずしも正確に知っているわけではありません。

ある若者たちにデートとは何かと尋ねたところ,半分以上の人が,『異性とどこかに出かけること』と答えました。『だれかをもっと良く知るようになること』と答えた人もいました。別のクリスチャンの若者たちを形式張らずに調査しても,似たような結果になりました。一人の13歳の男の子は,「デートとは,女の子と一緒に映画に行って,夜遅くまで過ごし,それから歩いて家まで送ること」と言いました。

ある英語の辞書は,「デート」という単語を「二人の異性間の社交的な約束」と定義しています。これにはだれかと定期的に会話することも含まれるのではないでしょうか。また,電話を通しての会話,つまり社交的な約束はどうでしょうか。アイバンという名の若い男性は,「それは確かに一種のデートです。その人に電話をかける日時が決まっていて,個人的な事柄を会話する場合は特にそうです」と言っています。

「青年期に関する家庭ハンドブック」という本は,「多くの場合,男の子と女の子は……はがきや手紙や電話で連絡をとる。これらのタイプの通信手段は,距離を埋めて親密さを与えてくれるので[若者たちの間では]重宝がられている」と述べています。その場合でも,他の形のデートと同じように,真剣な関係に発展するかもしれません。ジャックという若い男性のことを考えてみましょう。ジャックが一人の若い女性に対し,将来の結婚相手として関心を寄せるようになった時,電話でその女性と長い時間をかけて話をしました。ジャックは,「電話越しでも,人を知ることはできます。考えていることや感じていることでさえ,電話で相手に伝えることができます」と言います。ジャックとガールフレンドは結婚しました。多くのカップルは,距離が離れているためデートの大半を電話や手紙で行なっているのです。

ですから,問題なのは二人がただ話したり会ったりしているだけなのか,それともデートをしているのかということではなく,どんな種類の関係を深めているのかということです。また,男の子と女の子が相手を決めているなら,少なくとも恋愛のつぼみに見えるでしょう。そして,それは見かけ以上のものである場合が少なくありません。十代の著述家ジェーン・リンスラーが,自著「十代の若者は語る」の中で説明している通りです。「互いに好きになった場合,……お付き合いが始まる。恐らくそれは1回の電話での話,あるいは何回かの電話での話から始まるのだろう」。

早くからデートすることの危険

二人が結婚を考えられる立場にいる場合,恋愛関係に入っても問題はありません。しかし,十代のカップルで結婚のことを考えている人はほとんどいません。「青年期の発達」という本の中でバーバラ・ニューマンとフィリップ・ニューマンは,十代の若者のデートは大抵,単なる「一種のレクリエーション」,若者たちの間での『株を上げる』方法,「異性について学ぶ」方法である,と述べています。

しかしクリスチャンの間では,結婚は神聖で誉れあるものです。(ヘブライ 13:4)ですから,どんな形のものであれ,求愛は真剣なものであり,遊びの一種ではありません。それで,その人が結婚にはまだ若すぎる場合,異性との親密な関係は,あまりにもあっけなく,つらく悲しい結果に終わりかねません。聖書はそのことをこう述べています。「人はその懐に火をかき集めておいて,なおその衣を焼かれないようにすることができるだろうか」― 箴言 6:27。

マリアは13歳のとき,電話でのデートを始めました。しばらくの間は楽しく思えました。しかし,マリアは結婚できる年になっていなかったので,そうしたデートによってがっかりしたり欲求不満を感じたりするだけでした。「延期される期待は心を病ませる」と箴言 13章12節は述べています。両親にそのようなデートのことを秘密にしておくというストレスにも対処しなければなりませんでした。「電話のベルが鳴る度にだれかほかの人,特に母が電話をとったりしないかと,はらはらしました。母が,『どちら様ですか』と尋ねても答えがないので電話を切ったときは,きまり悪く感じました」。

文通にも危険があります。例えば,シャーリーンは未信者に対して強い恋心を抱くようになりました。こう告白しています。「彼と文通を始めましたが,今ではただの友達ではなくなってしまいました。彼はアルコール依存症なのですが,私は何とかして彼を助けようとしているところです。彼が飲むお酒の量を減らしてあげられる見込みはあるのでしょうか」。アルコール依存者のカウンセラーになろうとするシャーリーンの努力は無分別で,成功の見込みはほとんどありません。多分,悲惨な結婚という結果に終わるでしょう。b ―コリント第二 6:14。

思考力によって自分を守る

箴言 2章10節と11節には良い助言があります。「知恵があなたの心に入り,知識があなたの魂に快いものとなるとき,思考力があなたを守り,識別力があなたを保護するであろう」。若い人たちは往々にして感情に基づいて決定を下してしまいます。しかし,思考力と識別力を働かせるなら,『自分の心からいら立ちを除き,体から災いを払いのける』ために多くのことを行なえます。―伝道の書 11:10。

識別力は,自分が「若さの盛り」,つまり性的な感情やロマンチックな感情が強い時にいることを認識する助けとなります。(コリント第一 7:36)直接会う場合であれ,電話であれ,手紙であれ,異性との親密な交友を持てば,恋の炎はかきたてられるものです。それで,なぜだれか特定の人に特別な注意を向けるのでしょうか。もちろん,異性と接する方法について学びたいと思うかもしれません。しかし,普通はグループで異性と楽しく過ごすことによってそうすることができます。その場合でも,友達の輪を小さく限らないようにしましょう。あなたの付き合いを「広く」してください。(コリント第二 6:13)そうすれば,恋愛関係に発展する可能性を最小限にすることができます。

これは,異性のだれかに電話をかけても手紙を書いてもいけない,という意味なのでしょうか。そうではありません。一人の人に対する愛着を深めることが危険なのです。でも,だれかを傷つけたり自分自身を傷つけたりしないように注意しましょう。意図が良くても恋心が芽生えた場合,友好関係から手を引く必要があるかもしれません。

そのことについて,親などの信頼できる大人に相談することも役に立ちます。(箴言 23:26)最初は自分の気持ちを打ち明けることをためらったり恥ずかしく感じたりするかもしれません。しかし親は,あなたが思っているよりもあなたの気持ちに理解を示してくれることでしょう。

異性に対してロマンチックな関心を深められるようになるのはまだ何年も先のことかもしれません。それまでの間は,注意深さを示し,他の人に利他的な関心を払うことにより,異性との平衡の取れた関係を楽しむことができるでしょう。

[脚注]

a 名前は一部変えてあります。

b ものみの塔聖書冊子協会発行の「若い人が尋ねる質問 ― 実際に役立つ答え」という本の30章をご覧ください。

[18ページの図版]

電話での会話がデートとみなされることはあるのだろうか

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