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目ざめよ! 1999
目99 9/22 28–29ページ

世界展望

独身制 ― なぜ?

「独身制をめぐるカトリック教会内の対立は,司祭職に関する最大の難問の一つである」と,ベジャ誌は伝えている。「結婚するためにその地位を放棄した司祭は,1970年には1万人とされている。今日ではその数は12万人で,12倍に増えた。ブラジルでは,そのような決意をした司祭の数は同じ時期に20倍も増加した」。それは聖書を根拠にしての論争ではないが,ローマ・カトリックの教会指導者たちは,司祭が「神にもっと注意を向ける」ことができ,仕事に専念できるとして,独身制を擁護している。「しかし,独身制を支持する真の理由は極めて世俗的である。これが考え出されたのは中世で,教会が所有する物質上の財産を保護し,子孫が土地や他の財産を獲得するのを阻止するためであった」と同誌は言う。

トロール網による大量虐殺

「毎年,世界の海では,カナダ全土よりも広い海域の海底でトロール網による漁が行なわれている」と,グローブ・アンド・メール紙は報じた。「トロール漁業や桁網漁業で重い網が海床を引きずり回され,海洋の食物連鎖にとって重要な魚や海底生物が無差別に殺されている。漁師には用のない種々の魚も網にかかって殺されている」。研究者たちは,「トロール網にかかるエビ1尾につき,小型のヒラメやタラの幼魚が10匹余り網にかかって死ぬ」と推定している。トロール漁業が行なわれた海底では,海綿動物,イガイ類,甲殻類が全滅に近い状態になっていると同記事は言う。「海洋生物学者でなくても,この漁法が海洋生物にとって恐るべきものであることは分かる。これは人間が海洋に与えた最悪の物理的な打撃である」と,メーン大学の海洋学教授レス・ワトリングは説明している。陸上の森林全体を伐採することによって生ずる荒廃を例にとり,生物学者たちは,特定の海域を海洋保護区として取り分けることを要望している。

おもちゃに含まれる化学物質

ロンドンの新聞「インディペンデント」の伝えるところによると,「子どものおもちゃを柔らかくする目的で一般に使用されている化学物質群は,以前考えられていたより20倍も危険である」。おしゃぶりなど幼児がかむおもちゃには,ポリ塩化ビニルなどの硬いプラスチックを柔らかくするためにフタル酸類が含まれており,それらの化学物質はすぐに唾液の中に溶け出すことが,オランダで行なわれた研究で分かった。2種類の一般的なフタル酸が多量に体内に入ると,「肝臓がんや腎臓がんの原因となり,精巣が萎縮する恐れのある」ことがいろいろな検査で明らかになった。同記事によると,特に危険にさらされているのは幼い子どもたちである。「体重が少なく,発育中であり,化学物質に長時間さらされている可能性が大きいため,わりあい敏感に反応する」からだ。欧州委員会からの要請に応じて,この問題を再調査している英国の科学者ジェームズ・ブリッジェズ教授はとりわけ,「経営状態のよくない託児所や病院などに収容されている子どもたち」への懸念を表明した。「それらの子どもたちは,ほかにすることがないのでおもちゃをしゃぶる傾向がある」からだ。化学物質をおもちゃに使用することを禁止した国はすでに6か国あり,さらに4か国がその準備を進めている。

司祭不在の小教区

教会の司祭オリエンテーション・センターが行なった調査によると,イタリアの多くのカトリック小教区 ― 正確には3,800の小教区 ― には常駐の教区司祭がいない。しかもこれは田舎やへき地の小教区だけの話ではない。ラ・レプブリカ紙によると,「中都市の中心部(住民は1,000人ないし3,000人)にさえ,常駐の教区司祭のいない所が少なくない」。人員不足を知られないようにするために,普通は幾つもの小教区から成るグループが,一人の被任命者,あるいは一団の司祭にゆだねられる。「しかし,この方法では,教区司祭は教区民に毎日,直接に接することはできない。……司祭は息を切らせながら,一つの場所から他の場所へと走り回らなければならなくなる」と同紙は言う。不足を解消するための様々な努力が払われている。ローマのような大都市では,外国人の司祭が採用されている。現在,イタリアの少なくとも二つの小教区には平信徒が配属されているが,彼らはミサを執り行なうことはできず,緊急の場合にしか聖体拝領を行なうことや洗礼を施すことができない。

破産の増大

米国上院議員チャールズ・グラスリーは,「アメリカは破産の危機のまっただ中にある」と言う。1世紀前に米国の破産法が制定されて以来,米国人約2,000万人が自己破産の申し立てを行ない,その半数以上は1985年以降にしている。1998年の半ばまでに,過去12か月間の破産申し立ては142万件という記録に達した。どうして数が増えているのだろうか。米国連邦準備制度理事会の理事長アラン・グリーンスパンによると,破産が激増しているのは,「破産を不名誉とする[見方が変化していることとある程度]関係している」。別の要素は,「クレジットづけの文化が出現し,消費者がますます多くの借金を抱えることに慣れてしまったためだ」と,ウォールストリート・ジャーナル紙は言う。

無臭の衣類?

フランスのル・モンド紙によれば,「織物業者たちが,抗菌加工……あるいは無臭などと様々に表示された生理活性布地の重要性に気づいてから2年ほどになる」。抗菌加工された布地の需要は増加している。この素材は主に寝具に使用されていたが,今では靴下や下着にも使われている。しかし,バクテリアの働きを変えるフェノール類や重金属を含む布地の使用にすべての人が熱を上げているわけではない。というのは,バクテリアには人間の益になるものが多いからだ。同紙によると,「皮膚が正しく機能するためには,皮膚はその自然の客をすべて必要とするのだ。抗菌加工繊維のメーカーはこの大きなジレンマに対処しなければならないところに来ている」。つまり,感染症との闘いに必要なバクテリアを殺さずに有害なバクテリアの増加をいかに食い止めるかということである。

水の心配がまた増えた

「飲み水には農薬が多量に混じっているだけでなく,今では薬物も多量に含まれているようだ」と,ニュー・サイエンティスト誌は言う。薬物の出どころはいろいろある。不用になった薬はトイレに流して処分されることがある。薬物はまた尿を通して排出される。「人間や動物に投与される大半の抗生物質の30%ないし90%は,尿と共に排出される」と,デンマーク王立薬科大学のベント・ホーリング-ソーレンセンは言う。農家の人たちはいつも動物の排泄物を畑に施してきた。薬物が自然環境に達する時は,元のままの形であるかもしれない。あるいは人間の体内で変化し,前よりさらに反応しやすい,あるいは毒性の強い形になっているかもしれない。もっと水に溶けやすい形になっている場合も多い。「われわれが調査の対象としていない水中の化学物質群はわずかであるが,薬物はその一つである」と英国環境庁のスティーブ・キリーンは言っている。

増加する米国の刑務所人口

「米国における収監の規模は,今やいかなる民主主義政体においてもこれに匹敵するものはなく,ほとんどの全体主義政体がかつて試みた規模をさえ上回るものである」と,エコノミスト誌は指摘する。「昨年,[米国の]居住者150人(子どもを含む)に1人が刑務所に入っていた」。投獄の割合は,日本の20倍,カナダの6倍,西ヨーロッパ諸国の5倍ないし10倍である。米国における囚人の数は1980年以来4倍になった。現在40万人余りが麻薬犯罪で刑務所に収容されているが,麻薬乱用者の数は1988年以来変わっていない。「刑務所が犯罪と闘う手段として効果的かどうかは別として,いよいよ増える囚人たちをアメリカはこの先どこまで収監できるのだろうか」と,同誌は問いかけている。

ハルマゲドンにお金を賭ける

ガーディアン紙によると,大勢の英国人が毎週「ハルマゲドンについて賭けをしている」。成人1,001人を対象に行なわれた調査で,世は世界大戦で終わると考える人は33%,地球温暖化が原因で終わると考える人は26%いることが分かった。小惑星との衝突が原因と考える人もいる。実際,同紙によれば,回答者の59%は「国営宝くじに当たるよりも世の終わりを経験する確率のほうが高いと考えている」。ハルマゲドンについてこのように憶測するのはどうしてだろうか。人々が「千年期とそれを取り巻く陰うつな感情に影響されているのだろう」と同紙は評している。

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