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校 第22課 153ページ–156ページ 4節

第22課

聖句を正しく適用する

何をする必要があるか

聖句の適用はすべて,文脈および聖書全体と調和したものにする。適用は,「忠実で思慮深い奴隷」が公表した説明とも調和していなければならない。

なぜ重要か

人に神の言葉を教えるのは厳粛な事柄。神のご意志は,人々が「真理の正確な知識」に至ること。(テモ一 2:3,4)このことからわたしたちには,神の言葉を正しく教える責任が生じる。

教えるときには,聖書から単に幾つかの節を読む以上のことが求められます。使徒パウロは仲間のテモテにあててこう書きました。「自分自身を,是認された者,また真理の言葉を正しく扱う,何ら恥ずべきところのない働き人として神に差し出すため,力を尽くして励みなさい」。―テモ二 2:15。

これをするために,聖句についてのわたしたちの説明は,聖書そのものが教えている事柄と一致していなければなりません。そのためには,ただ目に留まる表現を選んで自分の考えを添えるというのではなく,文脈も考慮に入れなければなりません。エホバの口から語っていると唱えながら実際には「自分の心の幻」を述べていた預言者たちに対し,エホバは預言者エレミヤを通して警告を与えました。(エレ 23:16)使徒パウロはクリスチャンたちに,神の言葉を人間の哲学で汚さないようにと警告しました。こう書いています。「わたしたちは恥ずべき隠れた事柄を捨て去ってしまい,こうかつに歩むことなく,また神の言葉を不純にすることもありません」。当時,ぶどう酒の商人で不正直な人たちは,売る量を増やし,もうけを多くするために,ぶどう酒を薄めていました。わたしたちは神の言葉を人間の哲学と混ぜて不純にしたりしません。パウロはこう言明しました。「わたしたちは,多くの人のように神の言葉を売り歩く者ではなく,誠実さから出た者,そうです,神から遣わされた者として,神の見ておられるところで,キリストと共に語っているのです」。―コリ二 2:17; 4:2。

あなたも,聖句を引用して何かの原則を際立たせようとすることがあるでしょう。聖書には,様々な状況に対処するうえで健全な導きとなる原則が数多く含まれています。(テモ二 3:16,17)しかし,適用するときは,それが必ず正確であるようにしてください。聖句を誤用して,自分の言いたい事柄をその聖句が述べているように思わせることのないようにすべきです。(詩 91:11,12。マタ 4:5,6)適用はエホバの目的と調和し,神の言葉全体と一致していなければなりません。

「真理の言葉を正しく扱う」ことには,聖書が述べている事柄の精神をつかむことも含まれます。み言葉は人を脅して何かをさせるための“警棒”ではありません。イエス・キリストに反対した宗教教師たちは,聖書から引用してはいましたが,神の求めておられるさらに重大な事柄,すなわち公正,憐れみ,忠実に関する事柄には目を閉じていました。(マタ 22:23,24; 23:23,24)イエスは,神の言葉を教える際,み父の性格を反映しました。真理に対するイエスの熱心さには,自分の教える人々に対する深い愛が伴っていました。わたしたちはイエスの手本に倣おうと努めるべきです。―マタ 11:28。

どうすれば聖句を正しく適用していることを確信できるでしょうか。定期的な聖書通読が助けになります。「忠実で思慮深い奴隷」,すなわち霊によって油そそがれたクリスチャンの集合体というエホバの備えの価値を認識することも必要です。エホバはその集合体を通して信仰の家の者たちに霊的食物を供給されます。(マタ 24:45)個人研究も,会衆の集会への定期的な出席と参加も,忠実で思慮深い奴隷級を通して与えられる教えから益を得る助けになります。

もし自国語版の「聖書から論じる」という本があるなら,その上手な使い方を学ぶことによって,宣教奉仕でよく用いる幾百という聖句を正しく適用するための導きがいつでも得られます。なじみのない聖句を使おうとする場合,慎み深さがあれば,真理の言葉を正しく扱って話せるよう,必要な調査を行なうことでしょう。―箴 11:2。

適用をはっきり示す。他の人を教えるときには,取り上げている論題と用いる聖句との関係がはっきり理解できるようにしましょう。質問をしてから聖句を引くのであれば,聴き手はその質問に聖句がどう答えているかを理解できなければなりません。ある陳述を支持するものとして聖句を用いるのであれば,その聖句がどのように要点を裏づけているかを研究生がはっきり理解できるようにしてください。

ただ聖句を朗読するだけでは,たとえ強調しながら読んだとしても,多くの場合,十分ではありません。大抵の人は聖書になじみがなく,1度読んだだけでは恐らく要点をつかめない,ということを忘れてはなりません。聖句の中で,論じている事柄に直接当てはまる部分に注意を引いてください。

そのためには,普通,かぎとなる言葉,すなわち論じている点に直接関係のある語句を目立たせる必要があります。最も簡単な方法は,それら考えを伝える言葉を再び述べることです。一人の人に話しているのであれば,かぎとなる言葉を見定めるための質問ができるかもしれません。一群の人々に話しているときには,目標を達成するために,同義語を使う,あるいは同じ考えをもう一度述べるという手法を好む人たちもいます。しかし,そうする場合には,聴衆が論点と聖句の言葉遣いとの関係を見失わないように気を配ってください。

かぎとなる言葉を目立たせたなら,よい土台を据えたことになります。では,その後をしっかり果たしてください。聖句を紹介する際,それを用いる理由をはっきり述べましたか。もしそうなら,際立たせた言葉が,聴衆に期待させた点とどのように関連しているかを指摘してください。その関係をはっきり述べることです。聖句をそれほど明確な言葉で紹介しなかったとしても,その適用ははっきり示す必要があります。

パリサイ人は,自分たちに難しいと思えた点をイエスに質問しました。「人が自分の妻を離婚することは,どんな根拠による場合でも許されるのですか」という質問です。イエスは,創世記 2章24節に基づいて答えました。注意できるのは,その聖句のごく一部に注目させてから,それがどう当てはまるかについて必要な説明をされたことです。夫と妻が「一体」となることを指摘したうえで,結論として,「それゆえ,神がくびきで結ばれたものを,人が離してはなりません」とイエスは言われました。―マタ 19:3-6。

聖句の適用をはっきりさせるために,どれほどの説明をすべきでしょうか。それは,聴衆の構成と,取り上げている論点の重要性によって決まります。簡潔に,率直に述べることを目標にしてください。

聖書から論じる。テサロニケでの使徒パウロの宣教に関して,使徒 17章2,3節は,パウロが『聖書から論じた』と述べています。これは,エホバのすべての僕が努力して培うべき能力です。一例としてパウロは,イエスの生涯と宣教に関する幾つかの事実を挙げ,それらがヘブライ語聖書の中で予告されていたことを示してから,力強い結論として,「わたしがあなた方に広めているこのイエス,この方がキリストです」と述べました。

パウロはヘブライ人にあてて手紙を書いた時,ヘブライ語聖書部分から繰り返し引用しました。一つの点を強調する,もしくは明確にするために,多くの場合,一つの語か短い句を目立たせてからその意味を示しました。(ヘブ 12:26,27)パウロはヘブライ 3章の記述の中で,詩編 95編7-11節を引用しています。その聖句の中の三つの点を詳しく論じていることに注目してください。それは,(1)心についての言及(ヘブ 3:8-12),(2)「今日」という表現の意味合い(ヘブ 3:7,13-15; 4:6-11),(3)「彼らにはわたしの休みに入らせない」という声明の意味(ヘブ 3:11,18,19; 4:1-11)です。個々の聖句がどう当てはまるかを説明するときには,パウロのその手本に倣うよう努めましょう。

ルカ 10章25-37節の記述を調べ,イエスが聖書から効果的に論じたことに注目してください。律法に通じたある人が,「師よ,何をすれば,わたしは永遠の命を受け継げるでしょうか」と尋ねました。それに対してイエスはまず,その問題について自分の意見を述べるようその人に勧め,次いで,神の言葉が述べている事柄を行なうことの大切さを強調しました。その人が要点を見落としていることが明らかになると,イエスはその聖句からわずか一つ,つまり「隣人」という語を取り上げて詳しく論じました。単にその語の定義を述べるのではなく,その人が自分で正しい結論に至るよう助けるために一つの例えを使いました。

明らかにイエスは,質問に答える際,端的で明白な答えとなる聖句を引用するだけ,ということはありませんでした。聖句の述べる事柄を分析し,次いで当面の質問にどう当てはまるかを説明されたのです。

サドカイ人が復活の希望に異議を唱えた時,イエスは,出エジプト記 3章6節の,ある特定の部分に注意を向けさせました。しかし,聖句を引用しただけで終えたわけではありません。その聖句に基づいて推論し,復活が神の目的の一部であることをはっきり示しました。―マル 12:24-27。

聖書から正しく効果的に推論する能力を身につけることは,熟練した教え手となるための重要な要素です。

どうすればこの能力を伸ばせるか

  • 聖書を定期的に読む。「ものみの塔」誌を注意深く研究し,会衆の集会のためによく準備する。

  • 使う聖句については,含まれる語の意味をはっきり知っておくようにする。聖句を注意深く読んで,何を述べているのかを正しく理解する。

  • わたしたちクリスチャンの出版物で調査することを習慣にする。

練習のために: ペテロ第二 3章7節の意味について筋道立てて考えてください。その聖句は地球が火で滅ぼされることを証明していますか。(「地」を定義する際,「天」の意味についても考えてください。どんな聖句は,「地」が比喩的な意味でも用いられることを示していますか。7節で述べられているように,実際に滅ぼされるのはだれ,もしくは何ですか。そのことは,5節と6節で述べられている,ノアの日に起きた事柄とどのように一致していますか。)

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