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神権宣教学校の教育から益を得る
校 第36課 209ページ–211ページ 1節

第36課

主題に沿って発展させる

何をする必要があるか

話全体にわたって主題に言及し,様々な方法で主題に基づいて詳しく説明する。

なぜ重要か

これによって話は統一がとれ,聴衆にとっていっそう理解しやすく記憶に残るものになる。

経験豊かな話し手は,主題を設けることの価値を知っています。話を準備するとき,主題が決まっていると,情報の特定の分野に注意を集中し,それについて一層深く考えることができます。その結果,多くの点を大まかに取り上げるのではなく,聴衆にとって益が大きくなるように資料の内容を発展させることができます。要点の一つ一つが主題に直結し,主題に沿って発展させるのに役立っていれば,聴衆もそれらの要点を記憶しやすく,その重要な意味を認識できます。

主題は,話の論題であるとも言えますが,論題を発展させる際の特定の視点であると考えれば,話の質は改善されるでしょう。王国,聖書,復活などは,幅広い論題です。これらの論題に関して主題を様々に発展させることができます。例えば,「王国,現実の政府」,「神の王国は地を楽園にする」,「聖書は神の霊感を受けたもの」,「聖書は現代のための実際的な手引き書」,「復活は,嘆き悲しむ人に希望を差し伸べる」,「復活の希望は,迫害に直面しても確固としているための助け」などとすることができるでしょう。これらの主題はどれも,それぞれ全く異なった線で発展させる必要があります。

イエス・キリストが地上での宣教期間に行なった伝道は,聖書の中心的な主題と一致し,「天の王国は近づいた」という主題を際立たせました。(マタ 4:17)その主題に沿ってどのような発展が見られたでしょうか。四福音書の中でその王国に言及している箇所が110以上あります。しかしイエスは,「王国」という語を繰り返し用いる以上のことをしました。教えた事柄と行なった奇跡とによって,そこにいる自分が神の子,メシア,つまりエホバから王国を与えられる者であることを明らかにしたのです。イエスはまた,ご自分を通して他の人々がその王国にあずかる道が開かれつつあることも示しました。さらに,その特権を与えられる人がどのような特質を示すべきかも明らかにしました。ご自分の教えと行なった強力な業とによって,神の王国が人々の生活において何を意味するかを明瞭にし,自分が神の霊によって悪霊を追い出したことは,聞いている人たちに『神の王国がほんとうに及んだ』証拠である,という点を指摘しました。(ルカ 11:20)その王国について証しする任務を,イエスは追随者たちにゆだねたのです。―マタ 10:7; 24:14。

ふさわしい主題を用いる。通常の話では,聖書と同じほどに主題を発展させることは求められていないとはいえ,ふさわしい主題を設けることの重要性は少しも変わりません。

主題を自分で選択してよいのであれば,まず話の目標を考えてください。次に,話の筋となる要点を選んでゆくとき,それらが自分の選ぶ主題を本当に支持するものとなるようにします。

主題が割り当てられている場合は,どのように話の内容を発展させるかについてその主題が示唆する事柄を注意深く分析してください。そのような主題の価値,またそこに含まれるものをよく理解するには幾らかの努力が必要でしょう。割り当てられた主題に沿って話を発展させる資料を選ぶ際には,注意深く選択してその主題に焦点が合うようにしてください。一方,資料が与えられているなら,それを主題に沿ってどのように用いるかを分析する必要があります。また,その資料が聴衆にとってなぜ重要なのか,どんな目標でその資料を扱うのかについて考慮する必要もあります。そうすれば,話の中で強調すべき事柄も見極めやすくなります。

主題をどのように強調するか。主題を正しく強調するためには,資料を選択してまとめる際に,そのための土台を据えなければなりません。主題を裏づける点だけを用い,良い筋書きを準備する際の原則にしたがえば,ほぼ必然的に主題が強調されるでしょう。

繰り返しは,主題を強調するのに役立ちます。クラシック音楽の場合,主題となる旋律があり,曲全体の特徴として何度も繰り返されます。その旋律は,常に同じ形で出てくるわけではありません。一,二のフレーズだけが現われることもあれば,主題の変奏が用いられることも時折ありますが,作曲者は何らかの方法でその旋律を曲の随所に巧みに織り込み,それが全体に行き渡るようにします。話の主題についても同じようにすべきです。主題のかぎとなる語句の繰り返しは,楽曲の中で繰り返される旋律のようです。かぎとなる語の同義語を用いたり,主題を言い換えたりすることは,その主題の変奏となります。そのような方法を用いれば,主題が主な考えとして聴衆の心に銘記されます。

これらの原則は,演壇からの話だけでなく,野外宣教での話し合いにも当てはまります。比較的短い会話でも,主題がはっきりしていれば,忘れ難いものになります。聖書研究においても,主題が強調されれば,与えられる教訓を思い起こすことは容易になります。適切な主題を選択し,それに沿って話を発展させるように努力すれば,話し手としての,また神の言葉を教える者としての効果性は大いに高められるでしょう。

長編における中心主題

主題の用い方を理解する点で有益なのは,エホバ神が人間の筆者を用いながらも,聖書を構成する66冊の書全体の中にどのように一つの中心的な主題を織り込まれたかを研究することです。その主題とは,人類を支配するエホバの権利の立証と,王国によるエホバの愛ある目的の実現です。

この主題は,創世記の冒頭の数章で展開が始まり,次いでその様々な面が聖書全体にわたって発展しています。神の名そのものに,繰り返し,7,000回余りも注意が向けられています。エホバの支配権の正当性が,創造に関する記述のうちに明らかにされています。その支配権に対する挑戦と,不従順の悲惨な結果とが述べられています。エホバの最高度の愛,知恵,公正,全能の力が,被造物の扱い方によってはっきり示されています。また,神に対する従順の益と不従順の結果としての災いとが,無数の実例によって示されています。罪と死をぬぐい去るためにエホバがイエス・キリストを通して設けた備えのことが説明され,はっきり示されています。天的な政府のための詳細が発表されています。その政府は,創造物に対するエホバの正当な支配権を認めようとしない邪悪な霊者と人間を滅ぼします。その王国によってエホバの目的が完遂されるということも明らかにされています。その目的とは,地球が楽園となり,唯一まことの神を愛し,崇拝し,また互いに愛し合う人々で満たされることです。

どのように行なえるか

  • 話を準備する際,要点とそれを裏づける細部は,主題に沿って話を発展させるのに本当に役立つものを選ぶ。

  • 話し方を練習するときには,どこでどのように主題を強調できるかを考える。筋書きの中でそのようにしたい箇所にしるしを付けるのがよいかもしれない。

  • 話している時にも,主題に含まれるかぎとなる語句や考えを時々繰り返す。

練習のために: 野外奉仕のために,最近号の「ものみの塔」か「目ざめよ!」のいずれか特定の記事に調和した会話の主題を選択してください。序論でそれに対する関心を引き,話し合いの中の一,二の点でそれを発展させ,結論でその価値を際立たせるように努めてください。

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