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生命の起源 5つの大切な質問
起 質問4 22–29ページ

質問4

全ての生物は共通の祖先から派生したのか

チャールズ・ダーウィンの「生命の木」。あらゆる種が共通の祖先を持つとしている。

全生物は元をたどると共通の祖先に行き着く。ダーウィンはそう信じ,生命の歴史は1本の大きな木に似ていると考えました。この「生命の木」について,後に学者たちは次のように説明するようになりました。この木は,最初の単純な細胞という1本の幹から始まった。やがて,その幹から新たな生物が枝分かれし始め,動植物の科という大枝へ,そして現在生息する種という小枝へと分岐していった。しかし,本当にそうなのでしょうか。

科学者たちの考え: 多くの科学者は,共通祖先という理論には化石記録の裏付けがあるかのように語ります。また,全ての生物にDNAという同じ“コンピューター言語”が使われていることも,共通祖先からの進化の証拠である,と主張しています。

聖書にはどんなことが書かれているか: 創世記によると,「さまざまな種類の」植物,海洋生物,陸生動物,鳥が造られました。(創世記 1:12,20-25)そのことからすると,「種類」の範囲内での変異はあり得るとしても,各種類の間には互いを隔てる壁がある,ということになります。また,新たな形態の生物は,完成形で突如として化石記録の中に現れているはずです。

これまでに明らかになっていること: 過去150年間にわたる調査や研究によって明らかになったことを調べてみましょう。それらの事実は,聖書に書かれていることとダーウィンの理論のどちらが正しいことを示しているでしょうか。

ダーウィンの木は切り倒される

これまで科学者たちは,さまざまな単細胞生物や動植物の遺伝情報を研究してきました。それらの情報を比較すれば,ダーウィンが提唱した「生命の木」の正しさが証明されるだろうと期待されていましたが,実際にはそうなりませんでした。

研究によって明らかになったことについて,生物学者のマルコム・S・ゴードンは1999年にこう書いています。「生命には多くの起源があるようだ。生命の木の大本となっている根は1本ではないようである」。ダーウィンが考えたように,「生命の木」の主な枝全てが1本の幹につながっていることを示す証拠はあるのでしょうか。ゴードンはこう言います。「共通祖先の理論の伝統的説明は,現在の分類で言う界には当てはまらないと思われる。また,門の多く,ひょっとすると門の全てにも,そしておそらくは門の下位の綱の多くにも当てはまらないであろう」。29a

最近の研究結果も,共通祖先に関するダーウィンの理論とかみ合っていません。例えば,ニュー・サイエンティスト誌(英語)の2009年の記事によれば,進化論を支持している科学者のエリック・バテストは,「生命の木が真実であるという証拠は全くない」と述べています。30 同記事によれば,進化論を支持している生物学者のマイケル・ローズもこう述べています。「われわれの共通認識として,生命の木は丁重に葬られようとしている。だが,それに比べ,あまり認められていないことがある。生物学の基本概念全体を見直さなければならないということだ」。31b

化石記録からは何が分かるか

多くの科学者は,全生物は共通の祖先から進化したという説を裏付ける証拠として,化石記録を挙げます。例えば,魚類が両生類に,爬虫類が哺乳類になったことが化石の記録から分かると主張します。でも本当にそうなのでしょうか。

進化論を支持している古生物学者のデイビッド・M・ラウプはこう述べています。「ダーウィンの時代と現代の地質学者が実際に見てきたのは,生物が徐々に登場する様子ではなく,大きなむらのある記録である。すなわち,さまざまな種が時の流れの中で全く突然に現れ,ほとんど変異しないまま,唐突に記録から消えているのである」。32

化石の大多数は,生物の基本的な形態が非常に長い年月にわたって変わっていないことを示しています。ある生物が別の生物に進化したことを示してはいません。それまでの生物にはなかった身体構造や特徴が突然現れているのです。例えば,超音波を使ったエコーロケーション能力を持つコウモリは,より原始的な生物とのはっきりした関連なく出現しています。

化石記録によると,動物の主な系統の半分以上が,比較的短い期間内に出現したようです。新たな特徴を持つ多くの生物がある期間内に突如として現れているため,古生物学者はこの期間を「カンブリア爆発」と呼んでいます。その爆発が起きたカンブリア紀とはいつのことでしょうか。

研究者たちの推定が正しいとして,地球史の長さをサッカーのフィールドの長さで表してみましょう(1)。そうするとカンブリア紀の始まりは,フィールドの端から8分の7ほど歩いた所になります(2)。化石記録によると,そのカンブリア紀の間の短い期間に,動物の主な系統が現れました。どれほど突然に出現したのでしょうか。わずか1歩にも満たない期間に,さまざまな生物が一挙に現れたのです。

サッカーのフィールドに見立てた年表。地球史の始まりからカンブリア爆発までの時間の長さが示されている。

このように,多様な生物が比較的短期間に出現しているため,進化論を支持している研究者でも,伝統的なダーウィン理論を疑問視するようになっています。例えば,生物学者のスチュアート・ニューマンは,2008年のインタビューで,生物の突然の出現を説明できる新たな進化論が必要だと論じました。こう言っています。「あらゆる進化的変化の説明に用いられてきたダーウィンの理論体系は,単なる1つの理論に格下げされる,と私は思います。形態上の大きな変遷を伴う進化,つまり大進化を理解する上で最重要な理論でもなくなるでしょう」。33

“証拠”の問題点

教科書に載っている化石の絵と,実際の大きさの比

進化したとされる順に並べられた化石の縮尺が実は統一されていないということがある。

左側: 教科書に載っている絵

右側: 実際の大きさの比

では,魚類から両生類,爬虫類から哺乳類への変化を裏付けているとされる化石についてはどうでしょうか。進化が起きたことの確かな証拠なのでしょうか。注意深く調べると,問題点が幾つか浮かび上がってきます。

まず,教科書に出てくる,爬虫類から哺乳類の順に並べられた化石の縮尺は,一定ではない場合があります。同じ縮尺で描くと,ある物はもっと大きく,ある物はもっと小さくなります。

次に,もっと大きな問題点として,そうした生物同士の関連性を示す証拠が欠けています。研究者の推定によると,並べられた各標本の間には,たいてい何百万年もの隔たりがあります。多くの化石を隔てている期間について,動物学者のヘンリー・ジーはこう述べています。「化石同士を隔てる年月はあまりに長いため,先祖と子孫の関連性について断定的なことは何も言えない」。34c

魚類と両生類の化石について,生物学者のマルコム・S・ゴードンはこう述べています。「[これまでに発見された化石は]当時存在していた生物のごく一部の例でしかなく,……当時の多様な生物全体について知る根拠としては乏しいと思われる。化石として残っている生物が後代の進化と仮に関連していたとしても,それがどの程度なのか,また,そうした生物同士がどう関係しているかは全く分からない」。35d

異なる種類の動物の間にあるとされている関連性を示した図

“映画”は何を示しているか

「ナショナル ジオグラフィック」誌の2004年の記事には,化石記録について,「進化の過程を収録した映画が編集で99.9%カットされたようなものだ」と書かれています。36 この例えについて少し考えてみましょう。

リールに巻かれた映画のフィルムと,その中から切り出された数コマ

化石記録のうち“95コマ”は,生物の進化を示してはいないのに,古生物学者は残りの“5コマ”を並べて,進化が生じたと主張している。

全部で10万コマになる長編映画のフィルムのうち,100コマを見つけたとしましょう。どんな映画か,あらかじめ自分なりのイメージがあったとします。でも見つけた100コマを調べてみると,そのうち5コマだけは思っていたストーリーに当てはまるものの,ほかの95コマからすると本当は全く違うストーリーのようです。その場合,5コマの方を根拠に,自分が持っていた最初のイメージは正しかったと言い張るのは,無理があるのではないでしょうか。その5コマを並べる順番も,ただ自分の考えに合うようにしたというのであればなおさらです。ほかの95コマのことも考えるべきではないでしょうか。

化石記録に対する進化論者の見方についても,同じことが言えます。研究者たちは長年,“映画の95コマ”とも言える大半の化石が示している事実を無視していました。生物の種が長い年月にわたってほとんど変化していないという事実です。これほど重要な証拠を度外視したのはどうしてでしょうか。著述家のリチャード・モリスはこう述べています。「古生物学者は,反証が見つかろうとも,緩やかな進化的変化が起きたという従来の考え方にしがみついていたようだ。広く受け入れられている進化論的観点から化石証拠を解釈しようとしていたのである」。37

「化石を並べて,それが1つの系統を表しているとする主張は,検証可能な科学的仮説などではなく,おとぎ話のようなものである。興味深く,教育的ですらあるかもしれないが,科学的ではない」。(「地質学的時間の探究 化石記録を超え,新たな生命史へ」[英語],ヘンリー・ジー著,116-117ページ)

現代の進化論者についてはどうでしょうか。進化論者が今も化石を特定の順番に並べるのは,その順番が化石の大多数と遺伝学的証拠によって十分に裏付けられているからでしょうか。それとも,その順番だと,進化について現在受け入れられている考えと合うからでしょうか。e

どう思いますか: 事実からすれば,どんな結論が最も妥当でしょうか。これまで見てきた事実をまとめてみましょう。

  • 地球上に最初に生まれたとされる生物でも“単純な”造りだとは言えない。

  • 細胞の構成要素だけでも,偶然に生じる確率は天文学的に低い。

  • 細胞の働きを制御する“コンピュータープログラム”であるDNAは途方もなく複雑で,人間が作ったどんなプログラムや情報記憶装置より優れている。

  • 遺伝子研究によると,生物は1つの共通の祖先から派生したわけではない。また,動物の主な系統は,化石記録の中で突然現れている。

こうした事実や証拠からすると,並外れた知性を持った存在が生命を造ったという聖書の説明は筋が通っている,と言えるのではないでしょうか。しかし,多くの人は,創造について聖書に書かれていることの大半は科学的ではないと言います。本当にそうなのでしょうか。聖書を読むとどんなことが分かるでしょうか。

a 生物学で用いる門という語は,同様の身体構造を持つ生物の大きなグループを指します。全生物の分類法として,7階級を使う方法があり,階級が下がるにつれ細分化されます。最上級は界で,門,綱,目,科,属,種と続きます。例えば,ライオンは,動物界,脊索動物門,哺乳綱,食肉目,ネコ科,ヒョウ属のライオンという種になります。

b ニュー・サイエンティスト誌も,バテストやローズも,進化論が間違っているとは述べていません。ダーウィンの理論の要である「生命の木」には裏付けとなる証拠がない,と言いたいのです。科学者たちは依然として,進化論に関する別の説明を模索しています。

c ヘンリー・ジーは進化論が間違いであるとは述べていません。化石記録から分かることには限界があると言っているにすぎません。

d マルコム・S・ゴードンは進化論を支持しています。

e 「人類の進化についてはどうか」という囲み記事をご覧ください。

事実を踏まえて考えてみましょう

  • 事実: 次のような理論が進化論の柱となっている。(1)生物は共通の祖先から派生した。(2)小さな変異が積み重なって新たな身体構造が生まれた。しかし,創造についての聖書の教えを信じていない科学者たちも,それらの理論に疑問を抱いている。

    考えてみましょう: ダーウィンの主な理論が議論の的になっているのに,ダーウィンの進化論は正しいと言えるでしょうか。

  • 事実: 全ての生物が同じ構造をしたDNAを持っていて,そのDNAはいわばコンピューター言語のように,細胞の形や機能の大部分を制御している。

    考えてみましょう: 生物にこうした共通性が見られるのは,同じ祖先から派生したからではなく,同じ設計者が造ったからではないでしょうか。

人類の進化についてはどうか

頭蓋骨

教科書や百科事典で人類の進化について調べると,必ずと言っていいほど載っている絵があります。片側にサルのような前かがみの生物,反対側に現在の人類が描かれ,その間に並ぶ生物は,現在の人類に近いものほど背筋は真っすぐに,頭は大きくなっています。また,メディアでは,いわゆるミッシング・リンクfが発見されたというニュースが大々的に取り上げられます。そのため,人類がサルのような生物から進化したという証拠が十分にあるかのような印象を受けます。でも本当にそうなのでしょうか。進化論を支持する研究者たちの見解について考えてみましょう。g

化石から分かっていることの実情

事実: 20世紀の初頭,人間とサルが共通の祖先から進化したという理論の根拠とされる化石は,ビリヤード台の上に収まるほどの数しかありませんでした。しかしその後,さらに化石が見つかり,今では貨車1両分ぐらいあるといわれています。38 とはいえ,その大多数は骨1本や歯だけです。全身の骨格はもちろん,頭蓋骨が丸ごと見つかることはほとんどありません。39

疑問: 人類の“系図”に当てはまるとされる化石が発見されてきたことにより,人間がサルのような生物からいつどのように進化したのかは解明されたでしょうか。

答え: いいえ,むしろその逆です。発見されてきた化石の分類について,オーストラリアのニューサウスウェールズ大学のロビン・デリコートは2009年にこう書いています。「今のところ,唯一皆の意見が一致しているのは,意見が一致していない,ということであろう」。40 科学雑誌「ネイチャー」(英語)の2007年の記事の中で,ミッシング・リンクとされる化石を発見した研究者たちは,ヒトの系統がいつどのようにしてサルの系統から派生したのかは全く明らかになっていない,と述べています。41 また,ハンガリーのエトベシュ・ロラーンド大学自然人類学部の研究者ジュラ・ジェニシュは,2002年にこう書いています。「ヒト科の動物の化石の分類や進化の過程における位置付けを巡り,論争が続いている」。h さらにジェニシュは,これまでに集められた化石からは,人類がサルのような生物からいつどこでどのように進化したのかについて確かなことは分からない,とも述べています。42

“ミッシング・リンク”についての報道

事実: “ミッシング・リンク”とされる生物の化石が見つかった,という発表がよく大々的に取り上げられます。例えば,2009年に,イダと名付けられた化石が公表されましたが,ある雑誌に言わせると,それは「ロックスターの過熱報道」のようでした。43 英国のガーディアン紙には,「大発見! 化石イダ 人類進化の“ミッシング・リンク”」との見出しが載りました。44 しかし,2週間もたたないうちに,英国の科学雑誌「ニュー・サイエンティスト」は,「イダは,人類進化の“ミッシング・リンク”ではない」と伝えました。45

疑問: “ミッシング・リンク”の発見はいつもメディアで大きく取り上げられるのに,その化石が実は“系図”に当てはまらなかったという研究結果がほとんど報道されないのはどうしてでしょうか。

化石

答え: こうした化石の発見者たちについて,先ほども出てきたロビン・デリコートはこう述べています。「研究チームのリーダーは,学界という従来の資金源以外から研究費を集めるため,“発見”がいかに特別かつ劇的であるかを誇張しなければならないのだろう。ドラマチックな話を欲しがる印刷メディアや電子メディアにより,そうするよう駆り立てられるのだ」。46

猿人の絵や模型

事実: 教科書に出てくる絵や博物館の模型は大抵,人類の“祖先”の目鼻立ちや肌の色,体毛の量を具体的に示しています。古い“祖先”ほどサルに似た特徴を持ち,ヒトに近いとされるものほど,目鼻立ちや肌の色や体毛が人間に似ています。

疑問: 発見された化石を基に,その生物の外見上の特徴を正確に再現することは本当にできるのでしょうか。

答え: いいえ。2003年に,オーストラリアのアデレード大学解剖学部の法医学の専門家カール・N・スティーブンはこう書いています。「人類の祖先の顔を客観的に復元したり検証したりすることは不可能である」。また,現在の類人猿に基づく復元は「大抵ひどく先入観にとらわれた,全く不正確なものであり,妥当性を欠いている」とも述べ,「昔のヒト科の動物の顔の“復元”は,どれも誤った印象を与えかねない」と結論しています。47

脳の大きさと知能レベルの関係

事実: 人類の祖先とされる生物がどれほどヒトに近いかを判断するのに,進化論者は脳の大きさを基準にすることがよくあります。

疑問: 脳の大きさは,知能レベルの判断基準として当てになるのでしょうか。

人間とサルの頭蓋骨の絵

答え: いいえ。脳の大きさを尺度にして,絶滅した生物のうちどれがよりヒトに近縁であるかを考察した研究グループは,「根拠があやふやだと感じることが多い」と言っています。48 なぜでしょうか。サイエンティフィック・アメリカン・マインド誌(英語)の2008年の記事にはこう書かれています。「科学者たちは,ヒトや他の動物における,脳の絶対的もしくは相対的な大きさと知能との相関関係を見いだせていない。また,ヒトの言語能力をつかさどるブローカ野は例外と思われるが,脳の特定の領域の有無もしくは大きさと知能との関連性も見極めることができていない」。49

どう思いますか: 脳の大きさは知能の確かな判断基準とは言えないのに,科学者はなぜ,脳の大きさに基づいて“サルから人間”の順に化石を並べるのでしょうか。持論を証明しようとして証拠をねじ曲げているのではないでしょうか。どの化石が人類の“系図”に当てはまるかを巡り,研究者たちの間で論争が絶えないのはどうしてでしょうか。調査対象の化石は,見た目通り,絶滅した類人猿のものであるということはないでしょうか。

では,ヒトに近い生物が存在した証拠としてよく取り上げられる,“ネアンデルタール人”の化石についてはどうでしょうか。研究者たちは,この化石の実体について見方を改めつつあります。2009年にミルフォード・H・ウォルポフは,「アメリカ自然人類学ジャーナル」(英語)の中でこう書いています。「ネアンデルタール人は,正真正銘のヒトだったのかもしれない」。50

冷静に考えると,人類が進化したという“証拠”の提示の仕方には,メディアへのアピールやエゴやお金が絡んでいることが分かります。そのような証拠を信頼したいと思いますか。

f 「ミッシング-リンク【missing link】(「失われた環」の意)生物の系統進化において,現生生物と既知の化石生物との間を繫ぐべき未発見の化石生物」。(「広辞苑」,新村出編,岩波書店発行)

g 注記: ここに出てくる研究者たちは皆,創造に関する聖書の教えを信じていない進化論者です。

h 「ヒト科の動物」とは,進化論を支持する研究者が,人類や,ヒトに似た先史時代の種のことを指して使う語です。

この絵の問題点は何か

サルから人間への進化の過程を描いた想像図
  • こうした絵は,研究者や制作者の先入観や想像の影響を強く受けており,事実に基づいたものとは言えない。51

  • 歯の化石

    こうした絵の大半は,頭蓋骨の一部や歯だけの化石に基づいている。全身の骨格はもちろん,頭蓋骨が丸ごと見つかることはほとんどない。

  • さまざまな生物の化石をどう分類すべきかについて,研究者たちの意見は一致していない。

  • 絶滅したある生物の目鼻立ち,肌の色,体毛を描いた想像図

    こうした絶滅した生物の目鼻立ち,肌の色,体毛を正確に復元することはできない。

  • これらの生物は,主に頭蓋骨の大きさの順に,現在の人類に向かって並べられている。しかし実際には,脳の大きさだけで知能レベルを判断することはできない。

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