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聖書に対する洞察,第2巻
洞-2 「レムエル」

レムエル

(Lemuel)[神に属する]

身元が明らかにされていない古代の王。箴言 31章にその言葉が記録されています。この人の身元についてはこれまでかなり論議が交わされてきました。中には,レムエルがソロモンの別名ではないかと見る注解者もいます。他方,レムエルをヒゼキヤと同一視する人もいます。レムエル王の言葉は,「その母が矯正のため彼に与えた重みのある音信」となっています。(箴 31:1)しかし,この王がいつまたどのような状況のもとでこうした情報を母親から受けたかは知られていません。この「重みのある音信」は,悪い女とかかわりを持たないように勧め,酔わせる酒によってどのように裁きが曲げられ得るかを警告し,義にかなった仕方で裁く必要性を強調し,それから良い妻について述べています。

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