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聖書に対する洞察,第2巻
洞-2 「ラアムセス,ラメセス」

ラアムセス,ラメセス

(Raamses,Rameses)[「ラー[太陽神]は彼をもうけた」を意味するエジプト語に由来]

ヤコブの家族はエジプトに移住した時,「ラメセスの地」に住むよう割り当てられました。(創 47:11)他の箇所では彼らはゴシェンの地に住んだと言われているので,ラメセスはゴシェンの中の一地域,あるいはゴシェンの別名だったと思われます。(創 47:6)その後,イスラエル人は奴隷にされ,「ファラオのために,貯蔵所となる」都市,「すなわちピトムとラアムセス[ここでは母音符号の打ち方が「ラメセス」の場合とわずかに異なる]」を建てさせられます。(出 1:11)ラアムセスがラメセス地域に位置していたと仮定して,その名称はその地域にちなんで付けられたのではないかと言う学者は少なくありません。

ラメセスはエジプトからの脱出が始まった時の出発点とされています。大方の学者たちは,そこに出て来るラメセスとは都市のことで,恐らく集合地点としてイスラエル人がゴシェンの様々なところからそこに集まったのだろうと考えています。しかし,そのラメセスが一地域を指し,イスラエル人はその地域のあらゆるところから出発し,スコトを集合場所にして集まったという可能性もあります。―出 12:37; 民 33:3-5。

この出発点が一つの地域というより一つの都市のことであるなら,その正確な位置はほとんど定かではありません。現代の学者たちはラメセスをエジプトの記録の中でペル・ラムセス(ラムセスの家)と呼ばれている都市と同定しています。ペル・ラムセスをデルタの北東の角のサーン・エル・ハガルにあったとする人もいれば,約20㌔南のカンティールにあったとする人もいます。しかし,この同定の仕方はラムセス2世がエジプト脱出当時のファラオだったという学説に基づいています。さらにこの学説は,奴隷の労働力を用いて,自分と同じ名をもつ都市(ペル・ラムセス)を建てたと主張するラムセス2世の碑文に基づいています。とはいえ,ラムセス2世がエジプト脱出当時の支配者だったと考えるべき理由はほとんどありません。というのは,ラムセス2世の支配が,エジプト脱出(西暦前1513年)の200年から300年後である西暦前13世紀よりずっと前であったとは思えないからです。聖書中のラアムセスは,モーセが誕生する前,したがってエジプト脱出の80年以上前に建て始められました。(出 1:11,15,16,22; 2:1-3)さらに,ペル・ラムセスはラムセス2世の時代の首都であったと考えられていますが,聖書中のラアムセスは「貯蔵所」にすぎませんでした。ラムセス2世が前任者たちの業績のあるものを自分の手柄にするという罪をおかしたことは,一般に認められており,このことから,彼はせいぜいペル・ラメセスを再建したか,拡張したにすぎなかった可能性が生じます。最後に,ラメセスという名称は明らかに,はるか昔のヨセフの時代(西暦前18世紀)にも使用されていました。それで,その名称を(ラアムセスという語形で)都市の名称として用いることがラムセス2世の時代にしか行なわれなかったと仮定する理由はありません。(創 47:11)この名称は,その意味自体からして,エジプト人の間で昔から普及していたようです。ラムセス2世の治世までにも,その名称を持つ町は数多くありました。D・B・レッドフォードは次のように述べています。「聖書中のラアムセスと首都プル・ルムススウ[ペル・ラムセス]には,人名を除けば,何も共通点がないように思える。確証となる証拠が完全に欠如しているので,この二つを同一と考える際には,慎重であることが絶対に不可欠である」―「旧約聖書」,ライデン,1963年,410ページ。

信頼できる情報が欠如しているので,ラメセスはエジプト脱出当時のエジプトの首都から遠くはなかったようだとしか言えません。そうであるなら,モーセが十番目の災厄が生じた夜にファラオの宮殿にいて,次の日が終わる前に,エジプトからイスラエルの民が出るのを導き始めることは可能です。(出 12:31-42; 民 33:1-5)もし当時の首都が何世紀もの間そのような地位を占めてきた都市メンフィスにあったとすれば,このことは,エジプト脱出の行進(ラメセスをその出発点とする)がメンフィスの近辺から始まったというユダヤ人の伝承を説明するものとなります。―ユダヤ古代誌,II,315(xv,1)と比較。その部分では,メンフィスの近くのレトポリスという場所に言及されている。

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