ツェレダ
(Zeredah)
1. 北のイスラエル王国の最初の王ヤラベアムの郷里。(王一 11:26)その位置を示しているのは,「また,ツェレダの出身のエフライム人ネバトの子……ヤラベアムがいた」という言葉だけです。ツェレダは一般にデール・ガッサーナ(エフライムの地方にある)と同定されており,そのそばにあるアイン・セリーダーと呼ばれる泉がツェレダの名の名残をとどめています。この跡はシェケムの南西約25㌔の所にあります。
2. ソロモンが築いた神殿のための銅の器具の鋳造に関連して,「ヨルダンの地域」にあったツェレダのことが言及されています。(代二 4:17)列王第一 7章46節にある並行句は,これがツァレタンと同じ場所であることを示しているので,ツェレダはツァレタンという地名のつづりの変形かもしれません。―「ツァレタン」を参照。