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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1963
塔63 12/15 739–740ページ

事実と空想,いずれを導きにしますか

現実に直面するよりも,空想にふけって楽しんでいる人がいます。しかしそれでは暮しをたてることも,家族を養うこともできず,生きてゆくために必要ないろいろな事柄をすることができません。事物のありのままの姿を見ないで,希望的観測に終始している人は,事実に立脚して物を考えることをせず,空想に頼っているのです。物事を判断するその力はにぶくなっています。

現実を無視して空想にふけっている人は,危険が近づくと頭を砂の中にかくすと言われる,あの物語の中のダチョウに似ています。しかしこのようなダチョウは話に出てくるだけであって,現実には存在しません。頭を砂の中にかくすどころか,ダチョウは危険が近づくと見るや一目散に逃げ,その早い足に追いつく動物はまずいません。

夢見る人は話の中のダチョウと同じです。現実に直面し,それに応じた行動をしなければならない時に,自己欺瞞と空想という砂の中に頭をかくしています。このような空想は,そうではないという決定的な証拠があるのに,地球は四角いと考えるのと同じく無益であり,算術の法則を無視して2たす2は5であると考えるようなものです。

今日,神と神のお目的に関する事実は,まっこうかう無視されています。多くの人は,神が現実にどんなかたであるかを無視して,自分勝手に神とは何かを決めています。

たとえばエホバの証者が訪問すると,教会から教えられた通り次のように言う人があります。「あなたがたの伝道している神は,ハルマゲドンという恐ろしい戦いで人類の大部分を滅ぼしてしまう残酷で,不合理な神だ。それは善でも愛でもない。私はそんな神とかかわりたくない。エホバの証者は,この世界に希望がないと言い,その滅びるがままにしている」。

この言葉は事実を全く無視しています。これも話にあるダチョウに似た行いの例です。神の意志を人間に伝える本,聖書は,何時の日か神の国が,現存するいろいろな政府に代って世界を治めるという事を一貫して強調しているからです。人間の政府は神の許しによって支配しているに過ぎません。聖書に明らかにされている通り,神がその権を執って治めるという事を聞くとき,クリスチャンと唱える人が耳をふさぐのは,おかしな事ではありませんか。―黙示 11:17,18。

現代の世界を改革し得ないという事は,エホバの証者の考え出した意見ではありません。全能の神エホバがその事を言われます。それと違うことを言うのは,現実を無視した行いです。それは自己欺瞞,空想に過ぎません。神の霊に導かれてクリスチャン使徒ヨハネは次のことを書きました,「世と世にあるものとを,愛してはいけない。もし,世を愛する者があれば,父の愛は彼のうちにない……世と世の欲とは過ぎ去る。しかし,神の御旨を行う者は,永遠にながらえる」― ヨハネ第一 2:15-17,新口。

イエスの弟子がこの組織制度の終りの時を尋ねたとき,イエスは,「なんでそんな残酷なことを考えるのか」とは言いませんでした。イエスは現実的に答え,この世の終りをしるしづける多くの出来事を語りました。それを語らなかったとすれば,欺いたことになったでしょう。欺くほうが残酷です。

この世を改革するのは神のみ心ではありません。この世の混乱,犯罪,戦争,憎しみ,悲しみと死をなくして,人間が平和と幸福のうちに永遠に住む楽園をもたらすと,神は宣言されました。ゆえにこの大患難の時にあって,神が悪を滅ぼすことを残酷と唱えるのは当を得ていません。神は,すべての悪人が悔い改めてその道を離れることを望まれています。(ペテロ後 3:9)しかし悪人がそうしないとき,神ご自身のみ名のため,また正義を愛して神のみ心にかなう生活を送ろうと望む人々のために悪人を滅ぼすのは,神の権利に属することです。「エホバはおのれを愛しむものをすべて守りたまへど,悪者をことごとく滅したまはん」。(詩 145:20)これは空想ではありません。これを残酷と唱える人は,悪しき者が人類を残酷に苦しめている事実を無視しています。また神が大洪水の時に悪を一掃し,ソドム,ゴモラの悪を滅ぼしたことを忘れています。そのうえハルマゲドンの戦いにおいて神が同様な滅びをもたらすという確証をも,無視しています。そのとき事実を無視する人は,生き残らないでしょう。それは大洪水の時やソドム,ゴモラの滅びの時に事実を無視した人々が生き残らなかったのと同様です。―ユダ 7。ペテロ後 3:5-7。黙示 16:14-16。

人は神と神の道について,いろいろな考えを持っているかも知れません。しかしそれがすなわち神のお考えであり,神の道であると決めることはできないのです。神が愛であるのは事実です。しかし神の愛は,神の他の属性すなわち知恵,正義,力と全く釣合いを保っています。神のことば聖書を実際にひもといて,神のみ心,神のお目的が何かを確めて下さい。それから人の弱さを補う神の力を求めつゝ,最善をつくして神のみ心を行なって下さい。

神と神のお目的またみ心を無視しても,その現実を変えられるわけではありません。地球が四角いと思ってもそうなるわけではなく,2たす2が5になると思っても,そうならないのと同様です。人間の空想や考えにはかゝわりなく,神は地球に対するお目的を成就します。「人の心には多くの計画あり,されどたゞエホバのみ旨のみ立つべし」。(箴言 19:21)これは事実であり,空想ではありません。正義の新しい世界で生命を得たいと願う人は,神のみ旨を考え,それを行なって永遠の益を得ます。

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