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  • 「神の自由の子たち」の霊の宴を喜ぶ
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1966
塔66 12/15 762–766ページ

「神の自由の子たち」の霊の宴を喜ぶ

自由は,民族,宗教,国籍にかかわりなくあらゆる人々が,心から願い求めているものの一つです。しかし,現在,世界の大多数の人々にとって,人類のこの痛切な願いはいまだに実現されていません。それにもかかわらず,ある意味で自由は実現可能なものです。今年の夏,アメリカをはじめカナダ,英国その他において開催された,エホバの証人の「神の自由の子たち」地域大会は,神の民の中にはクリスチャンの自由がはかり知れぬほど豊かに存在することを,疑問の余地なく証明しました。

エホバの証人は,霊的に言って,解放された民,自由の民です。この地域大会のすぐれたプログラムは,彼らが持っている自由を守り,さらに発展させることを企図して作成されました。20の都市で開かれたどの大会でも,そのプログラムの内容はほとんど同じでした。「自由を得させるために,キリストはわたしたちを解放して下さったのである。だから堅く立って,二度と奴隷のくびきにつながれてはならない」とガラテヤ人(5:1)に語った使徒パウロの喜びと警告のことばが,この大会の主題として5日間にわたる会期中一貫して響き渡りました。大会の司会者は,幾千幾百人という出席者に向かって,「心をこめて真剣に聞きなさい! エホバが備えられ,ご自身の民を招いていられるのです。目的を持たれる神が語られるのです。ゆえに,耳を傾けて聞きなさい!」とすすめました。耳を傾けた人々は豊かな祝福を得て,帰りました。では何を学ぶことができましたか。

その祝福の一つは,新しい歌の本「心のしらべに合わせて歌う」の音楽と歌を聞いたことです。その見事な色彩の歌の本を大勢の出席者が手にした様は,紫色の美しい花が一面に咲き乱れ,風にそよいでいるかに見えました。多くの大会では,新しい歌が歌われるたびに,喜びの拍手がわき起こりました。

再現された聖書のことば

これらの大会では聖書中の色々のできごとが劇の形で上演され,出席者を深く感動させました。ある人々は,「実に感動的です」「感激させられました」あるいは「見事でした」と言って,その劇を評していました。確かに預言者ダニエルに関する記録がこれほど生き生きと描写されたことはありません。拡声装置を通じて音楽が劇的効果を高める中に,預言者ダニエル,ネブカデネザル王,そしてシャデラクの声が再現された時,聖書のことばは見事によみがえってきました。聴衆は,あたかも自分がその3人のヘブル人とともにいるかのように感じ,また清い崇拝に対する脅威が真に迫るのを感じました。この劇を見て,出席者は自分の忠節心を吟味しました。真剣に耳を傾けた聴衆は,こうしてより強い霊的な力と信仰の必要を深く悟りました。

エレミヤの宣教と苦難を(当時の衣装と音響効果を用いて)演じたあの忘れることのできない数々の場面は,預言者エレミヤの試練を生き生きと描き出しました。百聞は一見にしかずと言うことわざの真実さを,老いも若きも味わいました。エレミヤを殺せと口々に叫ぶ群衆の中に,ひとり勇敢に立ったエレミヤの姿は,見る者の心に次の点を銘記させました。つまり,真の崇拝者はエホバに信頼をおき,たとえ死に面してもどのように忍耐すべきかということです。これらの教訓は出席者の心に深く刻み込まれました。

ヨシュアと盗人アカンの劇を見た人は,老若を問わず,盗みが悪であることを決して忘れないでしょう。デナが愚かにもカナン人シケムと交際する場面を見たクリスチャンは,「悪い交わりは,良いならわしをそこなう」という聖書の原則を斥けることができますか。(コリント第一 15:33)ヨセフとポテパルの妻を演じた場面は,極端な誘惑に直面した場合,道徳的な清さを守ることがいかに大切かを示しましたが,これは青年男女にとって忘れがたい場面ではないでしょうか。「どうしてわたしはこの大きな悪をおこなって,神に罪を犯すことができましょう」と語ったヨセフのことばは,何と清く賢明なものでしょう。(創世 39:9)コリントの町で起きた事柄を見て,会衆の清さを保つことがどれほど大切かを,あなたはさらに深く認識できたでしょう。これらの実演を見て,神のしもべとしてさらによく仕えたいと強く感じませんでしたか。実演の目的はそこにありました。英国のブラックプールの大会に出席していたひとりの見知らぬ人はこう語りました。「特に印象深かったのは,あの色彩豊かな演劇(実演のこと)です。聖書を教えるのにこれはすばらしい方法だと思います」。あなたも同様に感じたことでしょう。

週末だけ大会に出席した人々は,大会のプログラム中の最良のものをいくつか見そこなったことに気づきました。大会のはじめに行なわれた多くの実演は,「決して忘れられない見事なものであり,見る人の心に聖書の原則を決して消し去ることができないほど鮮明に印象づけました。

心を打つ話の数々

人間を作り上げるという事柄を考えてごらんなさい。これこそエホバの証人が行なっている仕事なのです。トロントおよび他の都市における大会において,ものみの塔協会の会長N・H・ノアは,「火に耐えるものを用いて正しい基礎の上に建てる」と題して,大会の基調をなす講演を行ない,中でも次のように語りました。「エホバの証人は,すでに人間として存在している人々をクリスチャンにするのです」。(コリント第一 3:9-15)さらにノア会長はこう語りました。「エホバの証人は正しい基礎であるイエス・キリストの上に建てています。そして火に耐える材料を用いて,真のクリスチャンを作り上げています」。この材料のことを聖書は金,銀,サンゴ,宝石にたとえています。この意味を会長はこう説明しました。「キリストの弟子にするために私たちが援助している人々を,私たちは次に上げる敬虔な特質に関して,教え,訓練し,しつけなければなりません。それは,天的な知恵,霊的な分別,心からの忠実,聖書の原則の遵守,エホバ神の法律や戒め,また命令や助言そして正しい裁きに対する畏敬,神のみことばに対する信仰,神の民の神権組織に堅く従うこと,良い羊飼いイエス・キリストの世話に委ねられた神の羊に対する愛,神のメシヤによる御国に対する破れることのない愛,そして最後にその御国を喜んで恐れずに証言することです。この結果として,私たち自身と,また私たちが建てるわざを行なっている人々に,必ず永遠の生命がもたらされるでしょう」と会長は述べました。

また,明るい将来の見込みを示して出席者を感動させた,「とらわれ人に解放を告げよ」という題の話の中で会長は,すでに解放された民のみがとらわれ人に解放を告げることができると述べました。さらに会長はこう続けました。「自由の神エホバは,ご自分の民をバビロン的束縛から解放し,その上解放のわざを与えられました。この解放と救いのわざは最後まで続けられねばなりません。今日のこの危急の時にあってこれら神の子たちになる人々の助けとして,英文の新しい本『神の自由の子となって享ける永遠の生命』を発表します」。この発表が行なわれたすべての大会で,その新しい本は大きな喜びをもって迎えられました。文書係の前は人々でいっぱいになり,用意された文書はまたたくまに全部なくなりました。人々はさっそく本の内容を調べ,そして,人類の6000年の歴史が1975年に終わることを示す31頁の年表を見つけました。大会は1975年に関する話でもちきりとなりました。一出席者は,「この新しい本によれば,実際のところハルマゲドンは非常に迫っているということを認めないわけにはいきません」と語りました。これはたしかにこの大会の顕著な祝福の一つです。

ものみの塔協会の副会長F・W・フランズは多くの都市の大会で,熱心な聴衆に,「自由を与える崇拝と崇拝の自由」と題して話し,その中で次のように言明しました。「自由とはクリスチャンの真理を知ることです。人は,神のみ子イエス・キリストを通して,生ける唯一の真の神を崇拝することによって,はじめて自由を得ます。エホバの証人は,清い崇拝を行なうことによって得た自分たちの自由を熱心に守り続けます」。

人間の自由は神の国との密接な関係をもっています。ゆえに,「神の国は1914年以来,何を行なってきたか」と題する日曜日の公開講演は,大きな関心を呼び起こしました。20の都市で行なわれた大会のこの講演に出席した386,600人の聴衆は,神の国が現実の事柄であるという証拠について学びました。その神の国は1914年以来何を行ないましたか。まず,天にある敵に対して行動を取りました。(黙示 12:12)今日全地にあかしをするため,御国を全世界に宣明させることによって,人々に影響を及ぼしています。また,言語に絶する試練を通じて,その油そそがれた大使を守り,存続させました。さらに神と神のメシヤによる御国に献身した約100万人に及ぶ民を得ました。それゆえに講演者は,「私たちすべては,1914年および天の御国が現実のものであることを悟らねばなりません」と力強く訴えました。

他の数多くの話

人を啓発させるこれらの有益な話の他に,数多くの30分間のすばらしい話がありました。たとえば,イエスが行なったように多くの質問を用いて人をどのようによく教えるかに関し,実例を示した実際的な話もその一つです。その話し手はこう語りました。「私が考えているのは,イエスがしばしば質問をしたということではなく,問題の要点をそのまま説明する方がよほど簡単ではないかと思われる時にも,イエスは質問を用いて人々を教えたという事です。一つの例を取り上げましょう……ではマタイによる福音書 17章24-27節を読みます」。質問は人を考えさせ,物事を覚えさせます。与えられた質問に答える人は,自分自身で問題の結論を言い表わすことになるので,他の人が結論を述べる場合よりも,さらに容易に結論を受け入れます。私たちが質問を用いて教えるなら,相手は自分の良心を訓練するように助けられ,そして善悪を真剣に考え始め,やがて正しい事を愛し,悪を憎むようになります。

出席者はまた,どのように忍耐をもって無関心と戦うべきか,また自由を愛する多くの人々は全時間奉仕によってどのように命の賞を見失わずに歩めるかを,学びました。ひとりの話し手はこう語りました。「全時間奉仕はあなたのすべてを求めます。御国や永遠の生命に関して,もしあなたの思いがこれらの事柄の上になければ,決して語り続けることはできません」。さらに他の話を聞いて,聴衆は各自の心を深く調べました。「神の家に対するわたしの務め」と題する話では,集会に出席し,活発に参加することは,物質的な支持とともにクリスチャンの果たすべき責任であると指摘されました。出席していた夫や妻たちは,「夫たち,かしらの責任をはたしなさい」という題の話の多くの助言を特に感謝したことでしょう。この話の中で,家庭内の事柄を決定するのは夫であり,夫は指示を与え,また愛をもって指示を与えなければならないことが指摘されました。この事が行なわれる家庭では,妻も子供も安心して暮すことができ,夫は家族から尊敬されるでしょう。

「バプテスマを受けた証人の責任」と題する話は,エホバへの献身を水の浸礼によって象徴した4900人以上の人々にとって忘れられないものでしょう。話し手は次のように述べました。浸礼はエホバとキリストに対する信仰を表わし,祈りの中でなされた神に対する心からの献身を象徴します。また浸礼は人が経なければならない一段階であり,そして人は献身を忠実に果たさねばなりません。

質問と答えによる討議では,今はやりの服装,ヘアスタイルその他一般的な身なりに関する興味深い問題が取り上げられました。そして,不道徳な考えの表われにすぎない服装をまねてはならないことが指摘されました。出席した親や若い人々に対して,デートは遊びではないことがさとされました。それは結婚に通ずる一つの過程です。話し手は若い人々に次のように語りました。「何歳になったらデートをしてもよいか,また付添いが必要かどうかは若い人の決定すべき事柄ではなく,それは父親が神から与えられた責任に属する事柄です。そして父親のいない家庭では,この責任は母親にあります」。両親たちは,親としての自分たちの責任を負うようにとすすめられました。さらに多くの他の重要な質問も答えられました。

大会の最後の話

特に興味深かったのは,協会の会長がその出席した多くの大会で,即席の話として述べた事柄です。聴衆は1時間余にわたって会長の話す一語一語に耳を傾けました。会長は,大会中の顕著な事柄,大会の主題である自由および正しい基礎の上に正しい材料を用いて建てるわざに言及し,「決して手をゆるめず,内部からの争い,物質主義,迫害に油断なく備えなさい」と訴えました。

会長は,世界の各地で御国のわざに対する反対が増大していることを述べました。たとえば,キューバでは幾つかの御国会館が焼き払われ,ビルマでは協会の宣教者が国外に追放され,ザンビアでは支部のしもべが国外退去を命じられました。また,ポルトガルではエホバの証人49人が裁判を受けました。しかし,会長はまた励みになる数字を示しました。今年の4月,いくつかの大きな国々の御国伝道者はあまり増加しませんでしたが,他の国々,たとえばフランスは12パーセント,イタリアは15パーセント,ブラジルは21パーセント,チリは22パーセント,ドミニカ共和国は40パーセントとそれぞれ大変よい増加を示しました。

会長はまた,兵役を拒否したエホバの証人の問題をスエーデンの国会がどのように解決したかについて述べました。国防長官自身の勧告に従って,スエーデン政府は今後エホバの証人を兵役に徴集しないことになりました。しかし,本人がその後もエホバの証人であるかどうかが年に一度調査されます。

1975年について

ボルティモア大会でフランズ兄弟は話の終わりに,1975年に関する興味深い説明を加えました。「私が演壇に上ろうとした時,一青年が近づいて来て,次のようにたずねました。『この1975年という年は何を意味しているのですか。何か色々の意味があるのですか』」とフランズ兄弟はさりげなく話し始め,一部次のように語りました。「皆さんはこの本の年表にお気づきでしょう。〔「神の自由の子となって享ける永遠の生命」の31-35頁〕6000年にわたる人類の歴史は,これから約9年先の1975年には終わるでしょう。これは何を意味していますか。神の安息の日が紀元前4026年に始まったという意味ですか。それはあり得ることです。「永遠の生命」の本は,それを否定してはいません。この本は年表をのせているだけです。もしそうであるとすれば,それは私たちにとって何を意味しますか。〔それから彼は,神の安息日が紀元前4026年に始まったかもしれないことについてかなり説明しました〕

さらにフランズ兄弟は語り続けました。「では1975年についてはいかがですか。それはどういう意味ですか。1975年までには,サタンが束縛され,ハルマゲドンが終わるという意味ですか。それは十分に考えられます。神にとって不可能な事柄は何一つありません。それは,大いなるバビロンが1975年までに滅びるという意味ですか。それもあり得ることです。また,その時までにマゴブのゴグがエホバの証人を滅し去ろうとして攻撃を加え,ゴグ自身が無力にさせられてしまうという意味ですか。それもあり得ます。しかし私たちがそうだと言うのではありません。すべてのことは神にとって可能だという意味です。私たちには何も決められません。これから1975年までの期間に何が起きるかを明確に告げるようなことはだれもないようにしてください。しかし,皆さん,最も重要な事柄は,時は縮まっているという事実です。残された時はまさに終わろうとしています。これは疑う余地のないことです。

「かつて,異邦人の時の終わりである1914年が迫っていた時にも,異邦人の時がまさに終ろうとしていることを示すしるしは何もありませんでした。その年の6月になってさえ,何が起ころうとしているかを知る手がかりを何一つ,当時の世界情勢の中に見出すことはできませんでした。ところが突然ある人間が殺され,第一次世界大戦が引き起こされたのです。それから後のことは皆さんがご存じの通りです。イエスの預言どおり饑饉,地震,疫病が続いて起きました。

「1975年に近づいている現在はいかがですか。世界は今も平和がなく,世界戦争,饑饉,地震,疫病が今日まで続いてきました。そして1975年が迫まろうとしている今もこれらの状態は続いています。このような事柄は何かを意味していますか。それは,私たちが『終わりの時』にいるということをたしかに意味しています。イエスは言われました。『これらの事が起こりはじめたら,身を起こし頭をもたげなさい。あなたがたの救が近づいているのだから』。(ルカ 21:28)ゆえに,1975年が迫まっている現在,私たちの救いはそれほど近いのです。

「では,残された時を最大限に活用し,許された時の間,すべての熱心な良いわざをエホバにささげましょう」とフランズ兄弟は人々に勧めました。

たいていの大会ではその最後の話の終わりに,来年の大会の計画が発表され,世界各国のいくつかの中小都市で一連の地域大会の開かれることが明らかにされました。それから,大会の始めと同様にエホバへ賛美の歌と祈りがささげられ,この5日間にわたる幸福な大会は閉じられました。親しく交わった兄弟たちと別れて,大会都市を去ることは少なからず心残りでしたが,大会の楽しい霊の宴によって豊かに養われた心は満たされて,みなエホバの証人であることを喜びました。大会は本当にすばらしいものでした。その敬虔な喜びに対してみなエホバに深く感謝しました。そして出席者は,祝福として与えられている輝かしい霊的自由を,これからも大切に守り,また保ってゆかねばならないことを堅く決心しました。

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