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  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1969
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1969
塔69 5/15 311–313ページ

子供にも有益な大会

「それはちょっと説明しがたい光景であった」。一記者はその時のことをこう語っています。「子供たちの顔は輝き,若者たちは喜びにあふれて」いました。1941年,ミズーリ州セントルイスで開かれたエホバの証人の国際大会における特別プログラムの時のことです。大勢の聴衆の最前列に着席していた1万5000にのぼる5歳から18歳までの子供たちが,その場で起立し,御国の音信の伝道に参加する意志を表明したのです。そして全員に「子供」と題する本が贈られました。

このグループはいまでは32歳から45歳までの年齢の人々となり,その多くは家族の責任をもつ父親や母親になっています。こうした人々のほかに,さらに多くの同じ年齢層の父親や母親が加わって,全世界の御国伝道者の総数は現在,1941年当時の総数10万6137名のほとんど11倍に達しています。責任感の強いこれら多数のクリスチャンの親は,子供の霊的福祉に心からの注意をそそぎ,その円熟性を示しています。

そうした特別の注意と敬虔な配慮の表われとして,1969年に開かれる大会にはそれぞれ家族ごとに出席することでしょう。なぜですか。大会のプログラムは,老若を問わず出席者すべてに喜びと益とを与えるように計画されています。大会のステージで繰り広げられる聖書の劇が,青少年に大きな益を与えてきたことは周知の事実です。

子供たちにおよぼす益

若い人々も大会にも出席して,いつも大きな益を得ています。そしてエホバ神への奉仕がおとなの専売特許ではないこと,実際に大ぜいの子供が御国会館での集会や,聖書研究,戸別伝道の野外宣教に深い関心をもっていることを知ります。子供がステージで行なわれることや話されることを見聞きして受けた影響はしばしばたいへん大きなものです。これはひとつの例ですが,ある婦人は自宅で聖書を教えてほしいと頼みにきました。なぜですか。その婦人のひとりの幼い娘が好奇心から,1966年にパナマで開かれた大会のある日のプログラムに出席し,見聞きしたことに感激して帰ってきたので,婦人は,いったいどんなことが行なわれたのか,詳しく調べてみようということになったのです。

また子供たちは大会で,開拓者としてすでに全時間宣教をはじめている他の若い人々に会い,色々な経験をそうした人から聞き,羊のようなやさしい性質を持つ人々を見いだして親切に養い,主のおり,つまり組織に導くという話に胸をおどらせます。彼らの若い心は,最も価値のある仕事,すなわち開拓奉仕に向けられます。子供をそうしたりっぱな友だちに近づかせることは,たしかに価値があります。

両親の中には,自分の10代の子供や幼い子供は,大会に連れて行くほど聖書に興味を示さないと考える人があるかもしれません。しかしそうした大会こそ子供たちの必要としているものなのかもしれません。10代のひとり娘は,母親が司会する聖書研究に参加しようとしませんでしたが,大会に行くように誘われて一緒に出席し,大会で見聞きしたことにたいへん驚き,聖書の勉強や御国会館での集会に関心を示すようになりました。その後わずか6か月を経て戸別伝道をはじめ,今では学校の友だちにすばらしい証言を行なっています。

計画はだれにも必要

家族がそろって大会の祝福を楽しむには,計画が必要です。大会の開かれる期日と親子の休暇の時とをにらみ合わせて,どこの大会に出席するかを決めねばなりません。雇い主とも前もって交渉しておかねばなりません。しかしそれよりも大切なことは,旅費を準備するための予算をたてることでしょう。必要な基金の準備も,十分に前もってはじめ,物質主義の今の世の誘惑に負けないで,そうした準備を,着実に行なうならば,負担は少なくて済むでしょう。

この面では子供も協力できます。家計のやりくりにある程度の関心を持つことは,子供たちに正しい認識がある証拠です。今の世の子供はこうした認識をもたず,心から感謝することもなく,際限なく親に物をねだります。しかし神を信ずる若い人たちはこの点で違っており,平衡のとれた見方をします。そして事情を考え,愛する両親の負担を軽くすることに努めます。

たとえば,オーストラリアから寄せられた報告の中に,11歳の少年のことが書かれていますが,この少年は,大会への旅費を準備するため,毎朝5時に起きて,学校に行く前に牛乳びんの回収の仕事をし,また夜には夕刊を売り,そのほか近所の家の芝生を刈るなどの仕事をしました。9歳になる妹も,お兄さんに負けじと,花を作って売ったり,近所の家の色々な仕事を手伝ったりしました。この子供たちは,大会で多くの祝福が与えられることを知っており,また親が旅費その他を整えることを当然とは考えませんでした。

また1966年のこと,パナマの5歳の子供は,大会に出席するための旅費のたしにして,少しでも親の負担を軽くしたいと考え,何か月も前から豆摘みをはじめました。こうした経験は,たしかに子供たちが正しい認識をもっていることのすばらしい証拠です。

次はスリナムのある少女の経験です。この少女も大会に出席することを楽しみにしていました。しかしどうして行くかが問題でした。その少女はある婦人に雇われて働いていましたが,得たお金は家族の生活を助けるために全部家に出さねばならなかったのです。その日,その女主人は,車を洗う人を見つけてほしいと少女に頼みました。そこで少女は自分に洗わせてほしいと申し出,主人はその仕事に対して25セント払う約束をしました。少女は一生懸命に車を洗いました。そしてりっぱな働きぶりを見た女主人は,その仕事を少女にまかせることにしただけでなく,ふだんの給料も倍にしました。また,少女が余分のお金を欲していた理由を知り,大会がきたら直ちに旅費が払えるように,基金を大切に保管することさえ承知してくれました。

東大法学部3年生のある学生の場合,若い人々が大会に出席してどんな影響を受けるかを示す一例です。彼は雑誌を配布していたエホバの証人と会い,大会があることをたまたま知りました。その大会の時はちょうど休暇だったので,出席してみることにしました。大会に出席して深い感銘を受けた彼は,ものみの塔協会の出版物を数冊自分で読み,聖書研究の取り決めを設け,集会にも定期的に出席するようになりました。そして,初めてエホバの証人に接してから2か月後にバプテスマを受け,卒業後は,弁護士ではなく,「良いたより」の全時間伝道者になりました。

家族で一緒に

家族全員が休暇の時に,大会に出席すれば,それはみんなにとって忘れられないすばらし思い出になります。新しい交わり,新しい環境の中にあって家族はいっそう親しくなります。その日のできごと,会った人たちのこと,人から聞いた経験,そして何よりも自分自身が益を受ける大会のプログラムなど,互いに話し合うことは山ほどあります。そしてこれは,ふだんの生活にもどったのちも毎日のように続きます。

また家族が休暇の時であれば,ほかのことも一緒に楽しめます。いなかで二,三日キャンプをして,神の創造の美を楽しむ機会もあるでしょう。また内陸地方に住む家族なら,海辺で少しの時間を過ごすこともできるでしょう。歴史の時間に習ったことを印象づけることのできる史蹟を,家族でたずねるのも有益です。自分の住んでいる地方とはまったく違うどこか他の土地で,家族が一緒に証言をする計画を立てることさえできます。

家族で地域大会に出席することからは,多くのすばらしい結果が生まれます。老いも若きも,神権組織内の自分自身の立場に関する認識をいっそう深められます。両親,自分の子供,神の会衆,またはエホバご自身のいずれを問わず,他の人に対する自分の義務を各自はっきりと理解するように助けられます。諸外国からきた人々と知り合い,「良いたより」の伝道はいま実際に世界的規模で行なわれているという実感を味わえば,おとなだけでなく子供も,心を広くすることができ,この面でも大きな益にあずかれます。

大会は確かに子供にとっても有益です。

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