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  • 「真理は汝らに自由を得さすべし」
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1971
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1971
塔71 4/15 247–249ページ

「真理は汝らに自由を得さすべし」

自由ということが話題になると,ラテンアメリカの大半の人がきまって思い浮べる名前,それは「解放者」である,シモン・ボリバーとホセ・デ・サン・マルチンです。このふたりは,19世紀初頭,南アメリカをスペイン統治から解放する軍の指揮官を務めた人で,その功績はラテンアメリカ全土に記憶されています。

しかし,ボリバーやサン・マルチンの代わりに,「解放者」という肩書きにもっとふさわしい者として,多くの人々が親しみを感じるかたがいます。それはほかならぬ神のみ子,キリスト・イエスです。イエス・キリストは,武力ではなく彼の語ったことばを用いて,真の解放を成し遂げ,また,成し遂げつつあります。そして,「汝等もし常に我がことばに居らば,……真理を知らん。しかして真理は汝らに自由を得さすべし」と語ったのは,このイエスです。―ヨハネ 8:31,32。

ラテンアメリカの人々は陽気なことで世界じゅうに知られていますが,その反面,多くの人々が非常にみじめな生活様式に捕われているというのが実状でもあります。そして,それらの人々を長年捕えてきた迷信や慣習の束縛を解くことが必要とされています。そうした迷信や慣習のいくつかを調べ,それと同時に,神のみことばの真理が,ラテンアメリカやその他の国で,どのように解放のわざを成し遂げているかを見ましょう。

死者に関する真理のもたらす解放

人々をとりこにする迷信や慣習には死にまつわるものが多くあります。たとえば,煉獄に恐れおののいて暮らしている人は少なくありません。ローマ・カトリックの公式の教義によると,「現世で受ける罰よりもはるかにきびしい,火による罰」を受ける所が煉獄とされています。

そうした教えは必然的に,人間の魂は死なないという想像に基づいています。人が死後苦しむとすれば,人体の知覚を有する部分や,痛みの感覚を脳に伝達する神経組織は,明らかに生き続けなければならないことになります。

しかし,聖書は不滅の魂という教え,ひいては煉獄の考えを裏付けていますか。それとは反対に,聖書は,「死る者は何事をも知ず」,したがって苦しむことがないと教えており,また,「罪を犯している魂 ― それは死ぬ」とも教えています。―伝道 9:5。エゼキエル 18:4,新。

カトリック教会の,煉獄に関連した主張によれば,「その中に監禁されている魂は,忠信者のとりなしの祈りによって助けられる」とされています。しかし,死者は無意識で苦しむことがない以上,死者のために高いお金を出して祈ってもらったところで,どれほどの価値がありますか。聖書は将来の命を得る希望が寄付金によらず,復活という手段を通して命を与える神の力に基づいていると正しく教えています。―ヨハネ 5:28,29。

死者の状態に関して聖書が何を教えているかを正確に知ると,最初はびっくりする人がいることでしょう。自分の持っているカトリックの聖書を研究しはじめた,ホンジュラスに住むひとりの人の場合がそうでした。しかし,その人はやがて,カトリック教会が神のことばの真理を隠してきたことを知って憤りを感じ,それまで毎朝6時にあずかっていたミサに行くのを即座にやめました。そして代わりに,エホバの証人の集会へ家族を連れて出席しはじめました。自由を与える真理がそこで教えられることを知ったからです。

偶像崇拝からの自由

ラテンアメリカでは,家や会社また自動車の中に宗教画とか像が飾られている場合が珍しくありません。「ラテンアメリカにおける祝祭の時節」と題する本は,そうしたものが人々をとりこにしていることについて説明し,次のように述べています。「インド人は聖像を愛し,それに祈り,聖像が奇跡を行なうことを信じて,供物をささげる……アンデス山脈周辺の国々では,キリスト教の聖人と異教の神々とが複雑に混交している」。

そうした偶像に対する礼拝はカトリック教会によって助長されていますが,聖書は終始一貫,それを公然と非難しています。偶像崇拝は,十戒の2番目に当たる,「あなたは自分のために……なんの彫像……をも作ってこれに礼をしては……ならない」という戒めに直接違犯するものです。(出エジプト 20:4,5,新),クリスチャン使徒パウロも,同様に,「偶像崇拝からのがれなさい」とはっきり勧めています。―コリント前 10:14,新。

こうしたことばを心臓に取り入れ,それを実践する人々がラテンアメリカには大ぜいいます。ベネズエラのマラカイから寄せられた経験によると,ひとりの男の人は司祭になるために4年間勉強していましたが,エホバの証人とわずか二,三回家庭聖書研究をした後,持っていた偶像や「聖」画をことごとく焼いたということです。1世紀のキリスト教の改宗者たちについて,「あなたがた(は)……自分たちの偶像を捨てて神に頼り,生けるまことの神に仕え(た)」と言われましたが,ちょうど同じことが,このマラカイの人々にも言えます。―テサロニケ前 1:9,新。

悪霊の影響からの自由

聖書は,悪魔と悪霊たちの起源を説明し,さらに,その欺まん的な意図を暴露する唯一の本です。また,「霊の剣,すなわち神のことば」を含む,「神からの完全な一領のよろいをすべ着け」て,そうした者たちに対抗する術を教えています。―エペソ 6:11,17,新。

ですから当然考えられることとして,聖書の理解が欠如しているところでは悪霊崇拝が盛んです。ラテンアメリカにおける宗教の実状は,そのことを証明しています。たとえば,「ラテンアメリカにおける祝祭の時節」は,タヒチで心霊術が流行していることについてこう述べています。「人々の大半は,カトリック教徒であると唱えている。しかし,教会で行なわれる早朝のミサにあずかる人々の多くは,夜通し行なわれるブーズー教の儀式から直行して来るのである。ブーズー教の儀式そのものにも,カトリックの影響が見られる」。

またブラジルからの報告によると,「ブラジルのカトリック教徒の67パーセントはマクンバ,あるいはブーズー教の催しに出席する」ということです。リオ・デ・ジャネイロの副司祭は,そのような状態の原因として,「ブラジルにおけるカトリック教育の浅薄さ」を批判しました。カトリック教育は浅薄なために,そうした状態の拡大を阻止しえないとしても,「堅固に守りかためたものをくつがえすために,神によって強力」な聖書の真理は,それを阻止する力を持ち,現にそうしています。―コリント後 10:4,新。

ベネズエラに住むある婦人の経験は,実際にこのことを証明しています。彼女は,死者と交信し,友人の将来について多くのことを予告する力を持ち,さらに死んだ親族の「声」を自分を通して聞かせることさえできると唱えていました。ところが,その「声」が彼女に夫と離婚するよう命じた時,自分の力がどこから来るのかを不審に思うようになりました。そんな時に,エホバの証人の訪問を受け,自分の力の源について,また聖書はそれを非としていることを率直かつ明解に教えられたのです。(使行 16:16。レビ 19:31)数週間家庭聖書研究をした後,彼女は悪霊の影響から解放され,そうして得た自由のおかげで,家族全員が祝福を受けることになりました。

アメリカのモンタナ州では,インデアンを先祖に持つある婦人が,神のみことばによって悪霊崇拝から自由になりました。自分の家が悪霊崇拝に深入りしていたため,その婦人は多くの奇病に悩んでおり,『声』は,彼女に自殺するようにとも言いました。証人と聖書を学んで助けを得,婦人は偽りの崇拝に関係した物を捨てました。首のまわりにつけていた「雷神」の像やその他の物を処分すると,婦人の健康はたちまち回復しました。悪霊崇拝から自由になった彼女は,エホバは,自分が以前崇拝していた神々よりも強いと語っています。

これまで考慮してきたいくつかの経験から,聖書の真理が,人々から誤った宗教観や慣習を取り除くことには,疑問の余地がありません。しかし,聖書が人々の行ないに対して持つ影響力についてはどうでしょうか。聖書は人格にとってどんな影響を及ぼしますか。真理によってもたらされるとイエスの言われた自由は,どれほどの規模に及ぶものですか。次の記事で,こうした疑問の答えをお調べください。

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