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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1971
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良いとなり人

親が子どもとともに読む特別な記事

あなたとはちがうひふの色をした人を知っていますか。ある土地では,ほとんどの人のひふの色は黒かかっ色です。たいていの人が白いひふをしているという土地もあります。それは生まれつきのものです。

ある人があなたとちがうひふの色をしているからといって,あなたはその人よりすぐれていることになりますか。黒いひふをした人は,ひふの色が白い人よりも自分のほうがすぐれていると考えるべきですか。それとも,白いひふの人は,自分はひふの黒い人よりすぐれていると考えるべきですか。あなたはどう思いますか。

ひふの色が違うので,自分は他の人びとよりすぐれていると考える人がいます。そういう人たちは,ひふの色が違う人に親切ではありません。わたしたちは,そうあってはなりません。

偉大な師であられるイエス・キリストに聞きしたがうなら,わたしたちはすべての人に親切にします。その人の生まれた国や,ひふの色はたいせつなことではありません。わたしたちは,すべての種類の人々を愛さなければならないのです。そのことについて,お話ししましょう。

ある日,ひとりのユダヤ人がやって来て,イエスにむずかしいしつ問をしました。その人は,イエスに,答えられないしつ問をすることができると考えて,『永遠に生きるには,何をしなければなりませんか』とたずねました。

偉大な師にとって,これはやさしいしつ問でした。しかし,そのしつ問にご自分で答えるかわりに,イエスはその人にこうおたずねになりました。『神のりっぽうは,わたしたちが何をしなければならないとのべていますか』。

その人は答えました。『神のりっぽうには,「あなたの心ぞうをつくして,あなたの神エホバを愛さなければならない。また,あなた自身のように,あなたのとなり人を愛さなければならない」とあります』。

イエスは言われました。『そのとおりです。そのように行ない続けなさい。そうすればとこしえの命をえるでしょう』。

しかし,その人はすべての人を愛したいと思いませんでした。そこで,いいわけをしようとして,イエスにこうしつ問しました。「わたしのとなり人とは,いったいだれですか」。あなただったら,どのように答えたでしょうか。あなたのとなり人とはいったいだれですか。

この男の人は,イエスに,『あなたのとなり人とは,あなたの友だちです』と言ってほしかったかもしれません。でも,ほかの人々については,どうですか。それらの人も,わたしたちのとなり人ですか。

しつ問に答えるため,イエスはひとつのお話をなさいました。それは,ユダヤ人とサマリア人についての,次のようなお話でした。

ひとりの男の人がエルサレムの都からエリコに向かう道をくだっていました。その人はユダヤ人でしたが,歩いているとちゅう,強とうにつかまり,打ちたおされたうえに,お金や着物をうばわれました。強とうは,その人を打ちのめすと,今にも死にそうなその人を道のかたわらに置いたまま,立ち去ってしまいました。

しばらくして,ひとりの祭司がその道をやって来ました。祭司は,ひどくきずついたその男の人を見ました。祭司はどうしましたか。あなたならどうしましたか。

その祭司は道のむこうがわにわたって行き,立ち止まることさえしませんでした。男の人を助けるために何もしなかったのです。

こんどは,もうひとりのしゅう教家が道をくだってきました。それはエルサレムの宮で仕えるレビ人でした。このレビ人は立ち止まって助けようとしましたか。いいえ,祭司と全く同じようにしました。そうすることは正しい事でしたか。

最後に,サマリヤ人が通りがかりました。その人は,ユダヤ人がひどくきずついてたおれているのを見つけました。サマリヤ人とユダヤ人はおたがいににくみ合っていることは,だれもが知っていました。それで,このサマリア人は男の人を助けずに置き去りにするでしょうか。そして,次のようにひとりごとを言うでしょうか。『わたしはこのユダヤ人をどうして助けなければならないのか。わたしがけがをしても,この人はわたしを助けてはくれないだろう』。サマリア人が足を止めて,ユダヤ人を助けるだろうと考える人はだれもいないでしょう。

ところが,そのサマリア人は,道のわきにたおれている人を見て,かわいそうに思いました。サマリア人はその人を置き去りにして,見ごろしにすることはできませんでした。

そこでサマリア人は,乗っていた動物からおりると,男の人のほうへ行き,きずの手当をしはじめました。きずに油と,ぶどう酒をつけました。こうすればきずが治ります。そうしてから,きずをぬのでしばりました。

サマリア人は,そのきずついた人を静かに動物の上に乗せました。それから,ふたりはゆっくりと道をくだってやどや,つまり小さな旅館に来ました。そのやどやで,サマリア人はユダヤ人がとまるへやを取って,手あつくかいほうしました。

さて,イエスは自分が話をしていた男の人に向かってたずねました。『あなたは,これら三人の人のうちどの人が良いとなり人だと,思いますか』。あなたはどのように答えますか。それは祭司ですか,レビ人ですか,それともサマリア人ですか。

男の人は,『足を止めて,きずついた人をかいほうしたサマリア人が良いとなり人です』と答えました。

イエスは言われました。『そのとおりです。では行って,あなた自身も,同じようにしなさい』― ルカ 10:25-37。

それはすばらしいお話ではありませんでしたか。このお話から,わたしたちのとなり人がだれであるかがはっきりします。わたしたちのとなり人は,したしい友だちや,自分の国の人,また,わたしたちと同じひふの色をした人だけではありません。わたしたちのとなり人は,すべての種類の人々です。

エホバ神はあらゆる種類の人を愛しておられます。そしてイエスは,わたしたちが神のようでありなさいと言われました。イエスは次のように言われました。『天にいらっしゃる,あなたがたの父は,悪い人の上にも良い人の上にも太陽を上らせてくださいます。正しい人にも,正しくない人にも雨をふらせてくださいます。あなたがたは,天の父のように,すべての人に対して良い人でなければなりません』― マタイ 5:44-48。

それでは,だれかけがをした人を見たら,あなたはどうしますか。その人が外国からの人であったり,あなたとは違うひふの色をしていたなら,どうですか。それでも,その人はあなたのとなり人です。ですから,あなたはその人を助けなければなりません。自分は小さくて助けられないと思ったら,わたしに助けをもとめてください。でなければ,おまわりさんや,学校の先生をよぶこともできます。そうすることは,サマリア人のようになることです。

偉大な師は,わたしたちが親切であることを願っておられます。他の人がどんな人であっても,その人をわたしたちが助けるように望んでおられます。良いとなり人であった人についてお話をしてくださったのはそのためです。

地上の人間に望ましいものは,そのいつくしみである。―箴言 19:22,新。

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