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  • あなたは神のお名前とその名声を擁護しますか

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  • あなたは神のお名前とその名声を擁護しますか
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1971
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  • 「お名前が神聖なものとされますように」
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔(研究用)2020
  • 読者からの質問
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔(研究用)2023
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    神のみ名は永久に存続する
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1971
塔71 3/1 133–136ページ

あなたは神のお名前とその名声を擁護しますか

一般に人々は神に対してどんな態度をとっていますか。神と,そのお名前,エホバをほめますか。神の指導を仰ぎ,ひたすら神の律法を守りますか。それとも,しばしば不幸を神のせいにしたり,現存する悪のゆえに神をのろったりする者さえいることに,あなたは気づいておられますか。

人類の大多数が神のお名前とその名声を擁護していないのは明らかです。そういう人々は,次のように語った,聖書の詩篇作者と同じ態度を取っていません。「われらの主エホバよ なんぢの名は地にあまねくして尊きかな その栄光を天におきたまへり」。(詩 8:1)また,次の招きに答え応ずるわけでもありません。「みなエホバの聖名をほめたゝふべし その聖名はたかくして類いなくそのえいくわうは地よりも天よりもうへにあればなり」― 詩 148:13。

神のお名前と名声に対する深い尊敬の念が多くの人に欠けているのはなぜですか。なぜ,『エホバの聖名をほめたたえ』ようとはしないのですか。エホバの行なわれた,すばらしい事柄に対して,なぜエホバに誉れを帰そうとはしないのですか。その理由を知るのは,きわめてたいせつです。

はずかしめられる,神のお名前

問題の答えは,人類史の初めのできごとに見いだせます。当時,天使のひとりが神に反逆し,神のお名前とその名声に異議を唱えたのです。

その霊の被造物は,1匹の下等動物つまりヘビを代弁者として,あたかもヘビが実際に話すかのように仕立てて,最初の女,エバに話しかけました。彼は,死の処罰を科するとの条件で善悪の知識の木から食べることを戒めた,神の禁令に疑いをさしはさんで,こう唱えました。「汝ら必らず死る事あらじ 神汝らが之を食ふ日には汝らの目開け汝ら神の如くなりて善悪を知るに至るを知りたまふなり」― 創世 3:1-5; 2:16,17。

これは神を偽って伝えることばであり,神に関する虚言です。(ヨハネ 8:44)神に反対した天使,サタン悪魔は,いわば神が,最初の人間に益するはずのものをふたりから差し控えているとして,エホバ神を非難したのです。その結果,エバと,のちにその夫は,神の正義の禁令に故意にそむくことになりました。そうした不従順は,神のお名前とその名声をはずかしめる,もしくは,汚すものでした。

以来,今に至るまで,サタンと化したその霊の子は,神を偽って伝えるとともに,神の道の正しさに疑いをさしはさませる種々の考えを助長する張本人となってきました。こうして,幾世紀にもわたり,神のお名前ははずかしめられてきたのです。あなたは,神がこれまでずっとサタンの存在を許してこられた理由をご存じですか。提起された問題を正しく認識しておられますか。

提起された問題

エデンでサタンが提起した問題は,だれがより強大な力を持つか,という事柄ではありませんでした。サタンは,明らかにまさっている神の強さに挑戦したのではありません。実際のところ,サタンの知っていたエホバが,ともすれば凶暴なまでに力を爆発させてやまない神であったなら,神のお名前とその名声をけなす道をとったサタンに期待しえたのは,即座に絶滅される以外の何ものでもなかったはずです。それとは逆に,サタンが提起したのは,倫理上の問題でした。それは,宇宙主権もしくは最高の権威を行使し,かつ,全被造物から完全な従順と専心を要求する,神の倫理的な権利に関するものでした。

事実,サタンはエホバと張り合う支配者として立ち上がり,神の支配権に挑戦しました。ヨブの時代に,エホバはご自分の天の子たち,つまり天使たちすべての集まっている所で,サタンのそうした挑戦を公にされました。しかし,そこで起きた事柄は,宇宙主権に対する神の権利にかかわる根本問題に関連して生ずる,二次的もしくは副次的な問題を明らかにするものでした。

関連した問題

その関連した問題とは,被造物の忠誠もしくは忠節に関する問題です。ヨブという人の時代に,エホバの天の法廷で起きた事柄は,支配権の問題に加えて,神に対する人間の忠誠が問題になっていることを明示するものです。そのできごとを考慮してみましょう。

「エホバ,サタンに言たまひけるは汝〔心臓〕をもちひてわが僕ヨブを観しや 彼のごとく完全かつ正くして神を畏れ悪に遠ざかる人 世にあらざるなり サタン,エホバに応へて言けるは ヨブあにもとむることなくして神を畏れんや 汝彼とその家およびその一切の所有物の周囲にまがきを設けたまふにあらずや 汝かれが手になすところをことごとく成就せしむるがゆえにその所有物地にあまねし されど汝の手を伸て彼の一切の所有物を撃たまへ さらば必ず汝の面にむかひて汝を詛はん」― ヨブ 1:6-12。

そうです,ヨブの忠節,ひいては,神の理知的な被造物すべての忠節は,全心臓からのものではなく,真の専心また純粋な愛に基づくものでもない,とサタンは主張したのです。そこで,サタンは,すべての人間を,しかも,『彼のごときもの世にあらざるなり』と神が言われた人物をさえ神にそむかせることができると挑戦しました。

この問題に決着をつけるには時間が必要です。そうした申し立ての真偽を立証し,神の被造物の心奥の態度を実証して,問題の徹底的な決着をつけるには,時間が必要です。この理由で,エホバは,サタンがある限られた期間存続するのを許されました。

現代まで継続している問題

宇宙主権および人間の忠誠の問題は,イエス・キリストが地上におられた時にも依然続いていました。それは,荒野でのイエスとサタンの対決からもわかります。神のみ子を誘惑しようとして,サタンが講じたヘビのようにこうかつな策略は,それよりも4,000年も前のエデンで見られた型に似るものでした。サタンは,イエスがサタンの前でひれ伏して崇拝の行為をしさえすれば,地上の諸王国の支配権をイエスに与えると申し出たのです。それは,問題が依然変わっていないことを示しています。サタンは当時もなお,エホバに対抗する支配者として,こう然とふるまっていました。―マタイ 4:1-10。

それは今日でも変わりありません。依然として同じ問題が続いているのです。では,あなたはこの問題に関して,どんな立場に立っておられますか。イエスが行なわれたように,神のお名前とその名声を忠実に擁護しておられますか。あなたは,エホバ神あるいはサタン悪魔のいずれを支配者として仕えているかを自分の行為で示していますか。

聖書は,その答えがどのようにして得られるかを明示しています。「なんぢら知らぬか,己を献げ僕となりて,誰に従ふとも其の僕たることを」。(ロマ 6:16)わたしたちの仕えている支配者がだれであるかは,口先の主張によってではなく,だれに従うか,また,だれの意志を行なっているかによって,明らかにされるです。―マタイ 7:21。

そうであってみれば,真剣に考えないわけにはゆきません。実際のところ,わたしたちはだれに従っていますか。実際に神の意志を行なっていますか。勤勉に聖書を研究して,神の要求が何かを学んだなら,今度は,全力をつくして,その要求を行ないますか。たとえば,神はご自分のしもべたちに対して,道徳にかなった生活 ― 盗みや泥酔,淫行や姦淫をしない生活を求めておられることを学んだなら,そうした戒めに従いますか。(コリント前 6:9,10。ガラテヤ 5:19-21)神のことばが,クリスチャンは集まり合うことをやめてはならない,また,神の王国に関する伝道にあずかりなさい,とさとす際,どのように応じますか。(ヘブル 10:24,25。マタイ 24:14)こうした質問に対する答えは,自分が実際に仕えているのはだれかを示すものとなります。

神のお名前を清めるのは肝要なこと

宇宙主権に対する神の権利に関してエデンでサタンが提起した問題の重要性を過小評価してはなりません。事実,その問題および,神はどのようにそれを裁定されるかが,聖書の記述全体の中心問題となっているのです。その問題に結着をつけることは,エホバの神聖なお名前を清め,あらゆる恥辱と偽りの非難を一掃するものとなるでしょう。実際,ご自分のお名前を清めるという,神の目的は,聖書全体に述べられている,神の行為および,ご自分の被造物との交渉の背後にある理由を理解する,かぎとなっているのです。

ですから,イスラエル国民は,エホバの『名をもって唱えられる民』となるべく選ばれたことがしるされているのです。その国民の歴史は聖書の記録の相当の部分を占めています。(申命 28:9,10。歴代志略下 7:14。イザヤ 43:1,3,7)イスラエル国民と結ばれた,エホバの律法契約は何よりも,神としてのエホバに絶対の専心をささげることと,神のお名前をむなしい仕方で取り上げてはならないことを重視するものでした。「エホバは,彼の名をむなしい仕方で取り上げる者を罰されないまま放置なさらないからで(す)」。(出エジプト 20:17,新)イスラエル人は荒野で反抗的な態度を示しましたが,エホバはあわれみをもってイスラエル人に接し,彼らを見捨てられませんでした。とはいえ,エホバは次のように述べて,その主要な理由を明らかにされました。「我わが名のために事をな…せり これわが名の異邦人らの前に汚されざらんためなり」― エゼキエル 20:8-10。

イスラエル国民の全歴史を通じて,エホバはご自分のお名前の重要性をその国民の前で保持されました。首都エルサレムは,その位置するシオンの山とともに,エホバが,「彼の名をそこに置き,それを住まわせるために」選ばれた所でした。(申命 12:5,11,新。イザヤ 18:7。エレミヤ 3:17)その場所でエホバのお名前をはずかめるなら,その都の壊滅と,神殿そのものの見捨てられる事態が生ずるのは不可避でした。―列王上 9:6-8。エレミヤ 25:29; 7:8-15。

エホバは,ご自分の名によって呼ばれる民をユダヤに復帰させ,彼らを清めることを予告するに際し,再びご自分の主要な関心事を明示されました。―エゼキエル 36:20-27,32。

したがって,エホバ神は,ご自身のお名前を清め,そうすることによって,そのお名前にあびせられてきた,山のような非難のことばを一掃するのが,ご自分の主要な目的であることを明らかにしておられます。神のみ子イエス・キリストは,このことについて祈るよう追随者たちに教えました。「それで,あなたがたはこのように祈らねばならない。『天におられるわたしたちの父よ,あなたのお名前が清められますように』」。(マタイ 6:9,新)あなたはこの祈りをささげ,かつ,あびせられた数々の非難が神のお名前からぬぐい去られるのを心底から見たいと願っておられますか。神のお名前を清めることに,あなた個人はどのようにあずかれますか。

神の正当な支配権にかかわる問題に,人間が神に忠実に仕えるかどうかという問題が含まれている以上,いつも神の意志を行なうのは賢明なことです。そうしないなら,エホバのお名前に非難をもたらし,エホバの敵,サタンを喜ばせることになります。ですから,神とそのお名前に対する真の愛があれば,あなたはそうした愛に動かされて常にエホバに従い,かつ,そうすることによって,あなたは,エホバのお名前を清めるわざにあずかれるのです。たとえ人間の不完全さのために,失敗するような場合でも,エホバに対する愛に動かされるあなたは,祈りのうちにエホバに近づき,自分が悪かったことを述べて,自分のあやまちの許しを請えるでしょう。

最も重要なのはエホバの主権

したがって,釣合いの取れた正しい,ものの見方からすれば,神の偉大なお名前を清めるのは,人類の救いに優先する,宇宙の最も重要な関心事であることがわかります。事実,人間はすべて罪人ですから,死ぬのはいわば当然であり,どんな人でも命,つまり,神からの賜物としての命を得ることができるのは,ひとえに神の過分の恵みとあわれみによるのです。―ロマ 5:15; 6:23。

謙そんと感嘆の念をいだいて叫んだ詩篇作者は,真に釣合いのとれた見方をしていることを明らかにしました。「われらの主エホバよなんぢの名は地にあまねくして尊きかな その栄光を天におきたまへり……我なんぢの指のわざなる天を観 なんぢの設けたまへる月と星とをみるに 世人はいかなるものなればこれを聖念にとめたまふや 人の子はいかなるものなればこれを顧みたまふや」。(詩 8:1,3,4)エホバ神のお名前を清めるのは当然,全人類の命以上に価値ある事柄です。

もしエホバが公正にのみ徹したなら,罪深い全人類の存在を終わらせることもできたのですから,エホバが人類の一部を救われるのは,そのあわれみと過分の恵みの偉大さをいやがうえにもたたえるものとなるでしょう。(ヨハネ 3:36)そうです,エホバはしんぼう強くて寛容であり,悔い改める者たちを“豊かに”許されるかたです。(イザヤ 55:6,7。詩 130:3,4)しかし同時に,エホバは,強情な悪人にご自分のさばきの執行を免れさせることはありません。それは,エホバがよこしまな人間の死を喜ぶからではありません。エホバはそのようなかたではなく,むしろ,ご自分の崇高なお名前がはずかしめられる事態を永遠に黙認されないからです。―エゼキエル 18:23。アモス 9:2-4。ロマ 2:2-8。

これでおわかりのように,エホバは,公正とあわれみの完ぺきな均衡をみごとに表明しておられます。確かにわたしたちは,こうしたあわれみ深い正しい神のお名前と名声を擁護したいと願わずにはおれません。偉大な神エホバのための証人として奉仕し,あらゆる機会を捕えてエホバの正当な主権を擁護するのは,まさに特権といわねばなりません。

[136ページの図版]

サタンは,エホバの支配権に対する人間の忠誠の問題を提起した。ヨブは,神に対する忠節を実証した。あなたは実証されるであろうか

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