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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1974
塔74 2/15 125–126ページ

羊を牧すること ― 多くのことが要求されるが,報いのある仕事

あなたは,クリスチャン会衆の羊のような人々を世話する責任をゆだねられているかたのひとりですか。『神の羊の群れを牧す』のは容易な仕事ではありませんが,しかし報いのある仕事です。(ペテロ第一 5:2-4)霊的な羊飼いの仕事は,ある点で文字どおりの羊飼いのそれになぞらえることができます。

中東のベドウィン人の羊飼いは,何世紀にもわたって本質的には昔と変わらない生活を今も続けています。今でも,地面にほとんどつくほどの長いシャツのような服を着ています。また外套,すなわちアバはラクダの毛か,手で紡いだ荒いウールでできており,頭にはアラビア風のかぶりものをまとっています。

羊飼いには,良い牧草地や適当な水飲み場を見つける責任があります。その上,羊が病気になったり,子羊が生まれたりすると,特別な注意を払わねばなりません。何年か前,シリアのある原地人は,ヘルモン山の斜面で羊の群れの番をしている羊飼いたちを観察して次のように伝えました。

「羊飼いはそれぞれ自分の羊の群れがどうなっているかを見届けるため注意深く見守っていた。生まれたばかりの子羊を見つけると,アバと呼ばれる大きな外套のひだの間に入れて抱いた。子羊はまだか弱くて母親についてゆくのは無理だからである。ふところがいっぱいになると,子羊が母親について行けるようになるまで,羊飼いは子羊を肩にのせたり,ロバの背中の袋やかごに入れたりして運んだ」。

同じように,霊的な良い羊飼いは「羊の群れ」に愛ある注意を払い,会衆内の弱い成員や新しい成員をやさしく世話します。そのようにして霊的な羊飼いはエホバ神の模範に見ならうのです。エホバがご自分の民に施しておられる愛ある世話は次のようにたいへん適切に描写されています。『〔エホバ〕は牧者のごとくその群をやしない そのかいなにて小羊をいだきこれを懐中にいれてたずさえ乳をふくまする者をやわらかに導きたまわん』― イザヤ 40:11〔新〕。

また,興味深いことに,中東の羊飼いは自分の羊を呼び,羊は羊飼いの声を知っていて従順に従います。J・L・ポーターは,バシャンの丘陵地帯で目撃した光景を次のように述べています。

「羊飼いたちは羊の群れを市の門の外へ連れ出した。……羊飼いたちは,[羊が]全部出て来るまでいっしょに立っていた。それから,彼らは別れてそれぞれ別の道をとり,先に進みながら,かん高い特殊な呼び声を発した。羊たちはそれらの呼び声を聞いた。最初,羊の大群は,何か内的な発作のようなもののために揺り動かされてでもいるかのように右往左往していたが,やがて羊飼いたちが進んだそれぞれの方向に向かって羊が列を作って分かれはじめ,おのおの列はしだいに長くなり,ついに混乱した状態はなくなって,それぞれの導き手のあとに従ってゆく,いく筋かの長い羊の列ができた」。―「バシャンとシリアの聖地の大都市」45ページ。

ところで,羊はほんとうに羊飼いの声を聞きわけるのでしょうか。そのとおりなのです。何年か前に中東を訪れたW・M・トムソンもそのことを観察し,次のように書いています。「羊飼いは,羊たちに自分がそこにいることを思い出させるため時々鋭い呼び声を上げる。羊たちはその声を知っており,その声に従っていく。……これはたとえ話をおもしろくする奇抜な考えではない。それは純然たる事実である。わたしは再三その実験をしてきた」。

イエス・キリストは,ご自分が「羊」の「りっぱな羊飼い」であり,「わたしの羊はわたしの声を聴き,わたしは彼らを知り,彼らはわたしに従います」と言われました。(ヨハネ 10:14,27)イエスの下位の羊飼いとして仕える人々が,聖書にしるされている事柄をしっかりと守り,イエスの述べたことをほんとうに語るなら,「羊」は答え応じます。そして,神の羊の群れを忠実に牧する人々の導きに従います。

あなたは霊的な羊飼いとして,あなたの世話にゆだねられた「羊」のことをどれほどよく知っておられますか。良い羊飼いは,『なんじの羊の情況をよく知り なんじの群に心を留めよ』という聖書の訓戒によく注意し,個々の羊の必要を顧みて忙しく働きます。―箴 27:23。

良い羊飼いは忍耐と勇気を持たねばなりませんし,羊の群れに細かい注意を払う必要もあります。夏には照りつける太陽にさらされ,冬には冷たい雨や雪にあいます。野獣に襲われたり,羊を盗もうとする強盗に襲われたりする危険さえあるかもしれません。「神の羊の群れ」の羊飼いも同様に忍耐と勇気を持たねばなりません。また,羊の群れを義の道から離れさせようとするおおかみのような人間を警戒する必要もあります。―使徒 20:28-30。

羊を牧することは,多くのことが要求される仕事ですが,それはまた報いのある仕事です。霊的な羊飼いは,特に神の関心事のために仕えているという満足感を味わいます。そして,その民に報いを与えるかたとして神に確信をいだいてたよっているのです。

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