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  • エホバの栄光のために建てる
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1979
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1979
塔79 8/15 26–29ページ

エホバの栄光のために建てる

神への奉仕に捧げた生涯の晩年に至ってダビデは次のように感嘆の言葉を発することができました。「ああ,エホバよ,偉大さと力強さと麗しさと卓越性と尊厳とはあなたのものです。天と地にあるものは皆あなたのものだからです」。ダビデは愛あるこの神が地上のご自分のしもべたちのため常に霊的,物質的必要物の両方をいかに備えてくださるかを認識できました。ご自分の民イスラエルのために備えをされたエホバの愛ある親切に喜び,また感謝して全国民が,エホバの崇拝の栄光ある神殿の建立を目ざし,こぞって寄付を携えて来ていました。人々は『自発的な捧げ物をしたことを歓びました。彼らが全き心をもってエホバに自発的な捧げ物をしたからです』。この国民すべての態度は,ダビデが今や表現した通りのものでした。「それで今,ああ,私たちの神よ,私たちはあなたに感謝し,あなたの麗しいみ名をたたえております」― 歴代上 29:9-13,新。

この20世紀末の何十年間においても,わたしたちにはエホバに感謝すべき多くの事柄があります。エホバの霊的な祭壇に捧げ物をする時,わたしたちは幸福です。そしてエホバの崇拝のために携えて来た物質的な捧げ物のゆえにも,エホバはわたしたちを祝福されました。世界各地に何千とある明るい,清潔な王国会館は,このような建物の建設資金を供給したエホバの証人の寛大さを証しするものです。ものみの塔協会も,同法人がローンの取決めによりこのような建設計画の実現を多くの場合,援助できたことを喜んでいます。

近年において他の建設事業もエホバの証人によって遂行されてきました。その顕著なものは,ものみの塔協会の支部事務所がある世界中の多くの土地で行なわれてきた建物の新築,あるいは既存の建物の増築です。これらの建物は,多くの場合“誇示する”目的で,また人々を形式的な宗教に引き付けるために,キリスト教世界の内外で建てられる堂々とした教会や寺院とは全く異なっています。それとは反対にエホバの証人は有用性を念頭に置き,またエホバの王国の「良いたより」を宣明する世界的な業を支援する目的で建てます。普通これらの建物は,工場および発送部門を宿舎と食堂部門に組み合わせたものです。宿舎と食堂はこれらの場所でエホバへの奉仕に心をこめて働く自発奉仕者の幸福な家族の用にあてられます。このような建造物を献堂する喜びの集まりは,「ものみの塔」誌上に度々伝えられました。それはエホバに賛美となるものです。

将来に備えて建てる

神の王国に関連した業,宣べ伝え,人々を弟子にする業は過去60年間に全世界で著しい進歩を見せました。初め米国における聖書,聖書文書および雑誌の印刷は,1927年にニューヨーク,ブルックリンに建てられ,その後の年月に増築された8階建ての工場で始められました。しかしこれら出版物の需要は大きく,スイス,ベルン(1925年),ドイツ,ウィースバーデン(1948年)などに他の工場が建てられました。その後,他の施設も相つぎ,今日,ものみの塔協会は印刷設備のある39の支部事務所を世界各地に有しています。

とりわけ近年において文書と雑誌の生産をブルックリンから他の土地に分散する努力が払われてきました。1975年ニューヨーク州ウォールキルに大きな工場が完成し,ここで米国および他の多くの国向けの英語や他の言語の雑誌を15台の高速輪転機で印刷しています。ブルックリン工場は聖書と書籍を印刷する主力工場として残されました。今日ブルックリンに約1,830人,ものみの塔農場に650人の自発的な働き人がいて工場の仕事をするほか,これら二つの本部施設で熱意にあふれて奉仕するすべての人のために食糧,部屋の備品を供給し,また多くのサービスを提供するために働いています。

この分散化はものみの塔協会の他の支部事務所の多くにも影響を及ぼしてきました。世界中のさらに多くの場所で雑誌の印刷が現在行なわれているか,または計画されています。このようにして将来,世界的な危機のために輸送経路が万一閉鎖されても,不可欠な霊的“食物”は兄弟たちの手に入ることでしょう。それでこの記事を書いている今も,コロンビアのボゴタでは60名を収容する新しい支部施設が完成間近です。ブラジルS.P.,セサリオ・ランジでは115ヘクタールの広大な農場が購入ずみであり,288人の働き人を収容するベテル・ホームと工場の総合施設が着工されつつあります。

北欧ではスウェーデンの工場と住居施設を大きく拡張することになっており,1980年春には126人のベテル奉仕者を収容する新しい建物がアルボガに完成します。施行中の他の多くの工事と同様,ここでもすべての建設工事が,献身したエホバの証人の手により,「良いたより」をひろめることに寄与する彼らの働きの一部として行なわれています。アルボガでは,建設工事現場で働く人々の快適な住居用に大きなホテルが購入され改装されました。改装されたホテルは後日売却される予定です。また貴重とはいえ手狭になったヤコブスベルイのベテル施設の売却により,新しい建物を買う資金のかなりの部分が得られています。そしてここでも事情は他の多くのものみの塔支部と同じく,都市から郊外または田舎への移転になることでしょう。

目的をもって建てる

それにしても,ものみの塔支部のこれほど多くが大都市から移転しつつあるのはなぜですか。デンマークの例をとってみましょう。ここの支部では印刷の仕事が増えているため,工場と住居はこれ以上,余地のないほど満員になっています。それと建物に隣接する高速道路の騒音が耐え難いほどになっています。そこで協会はコペンハーゲンから車で約45分のホルバックの近くに4.8ヘクタールの農場を買う手続きを進めています。デンマーク・ベテルの新築工事がそこで始められるのも間近いことでしょう。全世界においてこれら新しい住居と工場の施設はたいてい広い敷地に建てられており,今後の何年間にもわたって拡張の際に問題が起こることはありません。

カナダの場合,オンタリオ州ホールトン・ヒルズの近くに最近,購入された農場に支部施設を移転するのも,現在の建物に拡張の余地がないのと,建物の近くを走る高速道路の騒音が昼夜,増大しているのがおもな理由です。そこで264人の奉仕者を収容する住居と工場の総合施設の建設が自発的に働く人々の手で進められています。南アフリカ支部が田舎への移転を計画しているのも,手狭になったことが一つの理由です。また多くの言語で雑誌を印刷しているので,そのためのスペースも移転によって十分に取れることでしょう。やがては文書の印刷も行なわれるはずです。拡張されつつあるこの事業の遂行を可能にするため,オフセット高速輪転機が日本から南アフリカに向けて最近,積み出されました。

日本およびドイツ支部の大規模な拡張も計画されています。ドイツではすでに5台の高速輪転機M.A.N.をフルに稼動してヨーロッパ諸国向けの多くの雑誌と,ほとんどすべての書籍を供給しています。しかも現在,注文中の4色刷りオフセット輪転機によって生産能力と多様性が増し加えられると,「わたしの聖書物語の本」のような,子供向けの美しい本の印刷さえも可能となるでしょう。ものみの塔協会の日本支部は,現在,支部の土地建物が所在している東京と沼津の中間の地,海老名に4.8ヘクタールの土地を買い入れました。建設工事に喜んで自発的に働く200人以上の人々がすでに建築現場にあって基礎工事を終えました。広々とした工場と300人以上を収容するベテル・ホームの建築が2年計画で進められています。沼津工場とベテルは手狭になっており,新しい設備に含まれる予定の4色刷りオフセット輪転機はアジア地域向けの王国文書を生産する“原動力”となることでしょう。

ものみの塔協会は他にも多くの拡張計画を世界各地で進めています。オーストラリアでは,シドニーから車で約1時間の郊外にあるイングルバーン王国農場の敷地にベテルと工場を新築する計画がととのいました。英国ロンドンの立派な施設も拡張されつつあります。また多くの場合,大規模な印刷設備を持たない小さな支部でも,それぞれの地域において王国の証人たちに,いっそう良い奉仕をする目的で拡張や移転が行なわれていますが,それも見過ごすことはできません。

立派な設備のととのった新しい支部の建物がアイルランドのダブリン,ケニアのナイロビ,ギリシャのアテネ,イタリアのローマに最近,完成しました。またグアム,コートジボアール,リベリア,ザンビア,クラサオ,プエルトリコ,ソロモン諸島その他の地で支部の建物の新築や増築が計画あるいは進行中です。これら新しい支部施設のすべては,「大患難」前の今そしておそらくはその後においても王国の関心事の拡大に大きく寄与するものと期待されています。

感謝の言葉

これらすべての王国拡大の業の資金は,どのようにして得られてきたのですか。それは昔のダビデの時代と同じく,主として関心を抱く多数の人々の自発的な寄付によります。また建設を進めているそれぞれの国で,時として貸付金の取決めが設けられ,それらの国のエホバの証人は短期の貸付けを行なってきました。これは建設資金の調達後に返済されています。創刊以来100年以上にもわたって何度も本誌上に述べられてきた通り,エホバの証人は決して寄付を請い求めません。しかしエホバの王国の関心事の拡大に資金の面であずかることに関心を抱く人々は,自分の国にあるものみの塔協会の支部事務所に自発的な寄付をいつでも随意に送ることができます。日本の場合,このような寄付の送り先は,東京都港区三田五丁目5番8号ものみの塔聖書冊子協会です。この事をお知らせするのは,だれでも資力を持ち,またエホバの王国の活動の世界的な前進にあずかるよう神の霊に動かされる人が,どのようにそうできるかを知るためです。このようなご寄付は感謝して受領されます。

今の時点で協会は,過ぐる年の間,王国の関心事の拡大のため,寛大なご寄付を寄せてくださった方々すべてにお礼の言葉を申しあげたいと思います。皆さんの善意のご寄付がどのように用いられたか,その一端を示したこの記事が,皆さんにとって励みになるものと願っています。またエホバのみ名にいっそうの賛美が帰せられるよう,これら多くの建設計画を進め,あるいは完成させるために惜しみなく時間と労力を捧げてくださった献身的な兄弟姉妹たちすべてに心から感謝したいと思います。

[27ページの図版]

現在建設中の新しい支部の建物

グアム

オーストラリア

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