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  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1981
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1981
塔81 6/15 30–31ページ

恩義を忘れた王

祖母アタリヤがユダ王国の王位を奪うべく行動を起こした時,ヨアシは無力な幼子にすぎませんでした。アタリヤはこの孫息子に対して一片の愛情も抱いていませんでした。野心に燃えるこの女は,自分が女王として統治するのに妨げとなる孫息子すべての殺害を企てました。大祭司エホヤダの妻,エホシバの機敏な行動がなかったら,ヨアシは王家のほかの男子と共に殺害されていたことでしょう。

エホシバは,処刑されることになっていた男の子たちの中からその幼子をひそかに連れ出し,夫と共に神殿の域内にヨアシを6年間かくまいました。アタリヤはその間ずっと女王として支配しました。その支配の第7年になった時,エホヤダはこの正当な王位継承者を王として油そそぎ,王位簒奪者アタリヤを処刑しました。確かにヨアシには,おば夫婦に対して深い恩義を感じる十分のいわれがありました。二人の助力があったからこそ,ヨアシは命を長らえ,王位を継承することができたのです。―歴代下 22:10-12; 23:11-15。

エホヤダの指導の下に良い支配を行なう

エホヤダの指導の下で,この年若い王は栄えました。同王がその統治中に行なった際立った事業の一つにエホバの神殿の修復があります。その神殿は,建てられてからすでに150年以上を経ており,アタリヤの夫ヨラムとその息子アハジアおよびアタリヤ自身の治世中に全く顧みられなかったため,かなりの修理を必要としていました。邪悪な母親の影響を受けてのことと思われますが,アタリヤの息子たちは神殿に押し入ることさえしました。その目的が強奪にあったことは明白です。―歴代下 24:7。

神殿のこうした状態から見て,修復にはかなりの費用が必要でした。当初,資金を集める努力はうまくいきませんでした。責任をゆだねられていたレビ人たちが真心からこたえ応じなかったのです。しかし,資金の徴収と管理の方法を変えたところ,民は協力し,修復の業は順調に行なわれるようになりました。―列王下 12:4-6。歴代下 24:5,6,8-14。

忘恩者となる

エホヤダの死後,ヨアシはエホバの忠実な僕として歩むのをやめてしまいました。偶像礼拝を行なう君たちの影響を受けるようになり,エホヤダの指示で除かれたはずのバアル崇拝をやがて再興するまでになりました。エホバは次々に預言者を遣わして悔い改めるよう民に勧め,彼らを本心に立ち返らせようとされました。しかし,王も君たちもそれに少しの注意も払おうとはしませんでした。―歴代下 24:17-19。

エホヤダの子ゼカリヤは神の霊感を受けてこう言明しました。「真の神はこのように言われた。『あなた方はなぜエホバの戒めを踏み越えて,成功を収めることができずにいるのか。あなた方がエホバを捨てたために,主もまた,あなた方を捨てられるであろう』」― 歴代下 24:20,新。

ヨアシは,いとこを通して語られたエホバの言葉を感謝して受け入れたでしょうか。それどころか,いとこの父に当たるエホヤダが自分に示してくれた親切を思いに留めることさえせず,ゼカリヤを神殿の中庭で石打ちにして殺すよう命じたのです。ゼカリヤは死の間際に,「エホバがこれをご覧になり,代償を求められるように」と叫びました。―歴代下 24:21,22,新。

何世紀も後,イエス・キリストは明らかにこの出来事に言及して次のように言われました。「神の知恵も述べました,『わたしは預言者と使徒たちを彼らに遣わす。彼らはそのある者を殺したり迫害したりする。こうして,世の基が置かれて以来流されたすべての預言者の血がこの世代に要求されるのである。アベルの血から,祭壇と家との間で殺されたゼカリヤの血に至るまでが』」― ルカ 11:49-51。

後代つまり西暦1世紀の不忠実なユダヤ人の場合と同様,ヨアシにもその応報が臨みました。感謝の心に欠けるこの王からエホバ神は祝福と保護を取り除かれました。ハザエル指揮下の少数のスリア軍がユダに攻め上り,ヨアシを脅して聖なる所の財宝を奪いました。スリアの軍が撤退した時には,ヨアシ王は病に冒され衰弱していました。そして最後に,自分の僕二人に殺害されたのです。―列王下 12:17-21。歴代下 24:23-27。

ヨアシがエホバの僕として感謝の念を失わず,最後まで神の恵みと保護を受けていたなら,その生涯は大きく異なっていたことでしょう。神の義のご要求に対する認識を保っているなら,わたしたちもヨアシのような結末を身に招くことはありません。ヨアシの場合がそうであったように,恩義を忘れる精神は身の破滅をもたらしかねません。そうであれば,神の導きに対して深い感謝と認識を保ち続けるよう努力してゆきたいものです。

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