『非常に献身的な人』
ウィリアム・カーク・ジャクソンは1901年9月16日に米国テキサス州ガルベストン市で生まれました。ジャクソン兄弟はエホバ神への献身的な奉仕の生涯を送った後,1981年12月13日に地上での歩みを終えました。
ウィリアムはごく幼いころから聖書の真理に対して深い関心を示しました。そして1915年に,14歳でキリスト・イエスを通しエホバに自らをささげました。ウィリアムはキリストと結ばれた,主の油そそがれた者の一人としての召しをいつも大切にしていました。1933年6月1日に開拓者としてエホバへの全時間奉仕に入り,ワシントン特別区およびイリノイ州シカゴ市での特別な割当てを果たした後,1937年11月13日にブルックリン・ベテル家族の成員になりました。1941年以降,顧問弁護士のハイドン・C・カビントンと共に奉仕し,米国最高裁判所においてエホバの証人の側に数多くの著しい勝利をもたらした闘いの第一線に立ちました。1971年10月15日にエホバの証人の統治体の成員になるよう任命され,やがて奉仕および出版委員会で働くように割り当てられました。
ジャクソン兄弟は謙遜で,非常に控え目な人で,決して自分が重要人物であるような態度を取りませんでした。世界各地の幾千もの人々に“ビル”という愛称で知られていたジャクソン兄弟は,柔和で,どんな時でも近付きやすく,一緒にいて非常に気持ちがよく,楽しい人でした。どんな時にも人々をくつろがせました。ブルックリン・ベテルで行なわれた追悼の話の中で,F・W・フランズはこう語りました。『このような優れた証人を起こしてくださったことを私たちはエホバに感謝します。兄弟は忠実にその歩みを終え,必ずやその報いを受けるでしょう。ビル・ジャクソンは非常に献身的な人でした』。