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  • なぜ創造者に感謝しますか
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1983
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1983
塔83 12/1 4–7ページ

なぜ創造者に感謝しますか

人から親切にされても感謝の気持ちを表わさない人は,心の冷たい人かしつけの悪い人とみなされるのが普通です。親切にしたという理由で感謝される資格のある人々の中でも,親は,当然その筆頭にあげられる人の部類に入ります。自分を生み,衣食住を備え,教育を受けさせるなどしてくれた親に対して子供が感謝の念を抱くべきであることは,世界じゅうの人々が認めるところです。

しかし,親の恩も恩ですが,創造者の恩はさらに深いものがあります。なぜなら,わたしたちは創造者からさらに多くの益を受けているからです。

例えば,わたしたちは親が自分を生んでくれたことを感謝しています。しかし実際には,わたしたちの命はそもそも親からもらったものではありません。親は命をわたしたちに伝えたにすぎません。というのは,命の実際の源は創造者にあるからです。(詩編 36:9)わたしたちはまた,親が生活に必要なものを備えてくれることに感謝します。しかし,親はその必需品をお金を払って,あるいは労働によって手に入れるのであって,それらを創造したわけではありません。ですから,創造者に対して恩義を感じる理由のほうがずっと大きいのです。

地球を創造し,人間が命を維持するのに必要なものをすべて備えてくださった方がおられるからよいのであって,さもなければ,どれほどのお金を払いどれほどの努力を傾けようと,人間は生き続けることができません。クリスチャンであった使徒パウロが,古代のアテネでギリシャ人に,『ご自身[創造者]がすべての人に命と息とすべての物を与えておられます。わたしたちは神によって命を持ち,動き,存在しているからです』と述べたとおりです。―使徒 17:25,28。

創造者が人類のために多くの事柄を行なってこられ,また現に行なっていてくださるにもかかわらず,今日大勢の人々は創造者を全く無視しています。ですから,自分たちが受けている数々の益に対して創造者に感謝することなど少しもありません。なかには,しぶしぶですが,創造者がいるに違いないということを認め,創造者について,あるいは創造者の意志についてさらに学ぶために少しの努力を払う人もいます。かと思うと,すべてのものはひとりでに存在するようになったと主張して,創造者の存在さえ否定する人も少なくありません。何という恩知らずな考え方でしょう! わたしたちが「終わりの日」にいることを示す兆候はたくさんありますが,このような感謝の欠如もその一つです。(テモテ第二 3:1-5)それでも,わたしたちは個人的に創造者に対して感謝を示すことができ,またそうすべきです。

創造者から与えられるすばらしい賜物

万物の造り主をよく知るようになればなるほど,その造り主が「あらゆる良い賜物」の与え主であることに気づくようになります。(ヤコブ 1:17。啓示 4:11)しかし実際には,創造者に感謝を表わさない人のほとんどは,自分たちの生き方を正当化することを試み,創造者を見た者は一人もいないのだから創造者の存在を確信することはできない,と主張します。偉大な創造者は霊であられますから,わたしたちに見えないことは事実です。わたしたちの目には,霊の領域の存在者や存在物は見えません。(ヨハネ 4:24)しかし,人間が実際に創造者を見ることができないという事実は,創造者が設けてくださった寛大な備えを当然と考え,創造者に恩義があることを認めなくてもよい正当な理由にはなりません。

ある日あなたが帰宅してみたところ,だれかがおいしい果物の入った大きな袋を置いていったことが分かったとしましょう。次の日には畑で取れた新鮮な野菜の入ったかごが置いてありました。その次の日には分厚い肉の切身を幾らかもらいました。こうしたことが一週間続きましたが,贈り主が分かるようなメモはいつも添えてありません。ではあなたは,食物を置いてゆく人を全く見なかったというだけの理由で,それらの贈り物は皆「自然に」現われたのだと結論するでしょうか。むしろ,その人に心からの感謝の気持ちを伝えたいと思い,その親切な贈り主を見つけ出そうとして,友人や親族の間を熱心に探すのではないでしょうか。

わたしたちの創造者についても同様のことが言えます。創造者は人間の目には見えませんが,人類に対する創造者の愛や親切や寛大さは,人間の必要をあらゆる面で満たすすばらしい創造物によって十分に証明されています。使徒パウロが古代ルステラの住民に指摘したとおりです。「[神は]善いことを行なって,あなた方に天からの雨と実りの季節を与え,食物と楽しさとをもってあなた方の心を存分に満たされたのですから,決してご自身を証しのないままにしておかれたわけではありません」。(使徒 14:17)ですからわたしたちが,創造者に恩のあること,また創造者が設けてくださった生きるための備えに依存していることを認めるのは当然すぎるほど当然なことです。その上にわたしたちは,先ほどの例えに出てきた,だれだか分からない贈り主を探す熱意以上の熱意を抱いて創造者を探し求めるべきではないでしょうか。―使徒 17:26,27。

創造者に対する感謝の念を培う

創造者を知るようになり,創造者が人間のためにしてくださった事柄に対して本当に感謝できるようになって初めて,わたしたちは創造者を愛し,創造者に従うように心を動かされます。今日でも神を信じるという人はたくさんいますが,大多数の人の生き方を見ると,造り主に対して純粋な,心からの感謝を抱いている人は多くないことがはっきり分かります。しかし,わたしたちも同じように恩知らずの態度を執る必要はありません。わたしたちが関心を持つべき問題は,どうすれば偉大な創造者に対する深い感謝の念を培えるかということです。

まず,創造者から受けている無数の益についてよく考えてみるのは良いことです。人間の寿命は今のところ限られてはいますが,創造者はわたしたちに命を与えてくださいました。(詩編 90:10)また,エホバ神が地上に住む人間その他の生物の命を支えるために豊かな備えをしてくださった事実を思い巡らすなら,感謝は一層深まります。詩編作者は感謝をこめて次のように述べています。「[神の]み業の実によって地は満ち足りるのです。神は獣のために青草を,人間の用のために草木を生えさせ,食物を地から生じさせておられます。……エホバよ,あなたのみ業は何と多いのでしょう。あなたはそのすべてを知恵をもって造られました。地はあなたの産物で満ちています」― 詩編 104:10-24。

人類には神に対して感謝すべき一層大きな理由があります。というのは,人間は動物よりもずっと多くのものを与えられているからです。地上に住むすべての生き物の中で,推論する能力,また美を鑑賞し,霊的価値を認識し,なかでも創造者を知って創造者を崇拝する能力をもっているのは人間だけです。これは,人間だけが神の像に似せて創造され,エホバ神の特性を反映する特性を与えられているためです。(創世記 1:27)ですからわたしたち人間は肉体の喜びだけでなく,それよりずっと深い,そしてより永続的な精神の喜びも経験することができるのです。人間だけが,優れた音楽,文学,詩,絵画その他さまざまな形の芸術を鑑賞することができます。人間だけが,気持ちの良い,建設的な会話を交わす喜びを知っています。また,本当に価値のある事柄を成し遂げたときには,心を満たす達成感を味わいます。

永遠の命に対する憧憬も人間特有のものです。これは愛に富まれる創造者が人間の心に植えつけられた欲求です。(伝道 3:11)しかしこれは実現しそうもないむなしい希望などではありません。それどころか,創造者は人類に対して大いなる愛を抱いておられますから,人間が喜ばしい楽園の状態の地上で永遠の命を楽しめるよう,既に必要な準備をすべて調えておられるのです。神は人間を愛するがゆえに,ご自分のみ子イエス・キリストの贖いの犠牲を通してこれを可能にされたのです。―ローマ 5:12; 6:23。ヨハネ第一 2:1,2。

肉体的,精神的,感情的必要が満たされるときには大きな喜びが生まれますが,最大の祝福は霊的必要が満たされる結果として生まれます。(マタイ 5:3)わたしたちが人間の起源や,人間はどこに向かっているのか,地球と人類に対する創造者の目的は何かなどについて知りたいと思うのは当然のことです。そればかりではありません。わたしたちは自分の造り主を知り,造り主との良い関係を楽しみたいとも思います。幸いなことに,自分の霊的な必要を自覚している人や,正しい方法でそれを満たすべく行動を起こす人は,肉的な考えを持つ人々が決して知ることのない,深い永続的な喜びを経験できます。―コリント第一 2:6-16。

霊的な必要が満たされたなら,前例のない多難な世界に住んではいても,心と思いに真の平安を得,非常に幸福な気持ちになります。そしてさらに重要なこととして,霊的必要を自覚すれば,人間ならだれでも経験できる最大の祝福 ― 神がお立てになる義にかなった新しい事物の体制の中でのとこしえの命 ― にあずかる結果になります。―ヨハネ 3:16。フィリピ 4:6,7。ペテロ第二 3:13。

わたしたちの創造者をさらによく知る

愛に富む寛大な創造者の存在を確信するなら,その創造者をさらによく知りたい,創造者の喜ばれる事柄を行ない,その愛ある親切に対する感謝を表わしたいと思うのは当然のことではないでしょうか。神のすばらしい創造を観察することによってわたしたちは,愛とか寛大さ,思いやり,知恵,力といった神の優れた特性の一部をうかがうことができます。(ローマ 1:20)しかし,人間に対する神のお考えや目的を学びたいと思うなら,神が与えてくださった書かれた記録が必要です。それに,そのような記録は,神が過去においてなされた事柄,また人類の幸福のためにこれから行なわれる事柄を教えてくれるはずです。

幸いにして,人類史上最も広く頒布されている本 ― 神の言葉,聖書 ― にその記録があります。人間が神の言葉を研究しまた思い巡らすことによって創造者に関する正確な知識を得,創造者に対して深い愛を培うことができるのは創造者のご意志なのです。このようにして人間は神が行なわれた数々のすばらしいみ業について学ぶことができ,神の崇高なご性格のさまざまな面を認識することができるようになります。―ヨシュア 1:8。

神に感謝を示す

創造者に対する深い感謝の念を培いたいと思うなら,神の言葉を勤勉に研究することが肝要です。エホバについて,またその多くの優れた特性について学べば学ぶほど,神に一層引きつけられます。そのような親切で愛に富む,崇高な神ですから,わたしたちの心はその神に対する愛と賛美に満たされずにはいられません。それだけにとどまらず,わたしたちは感動して,詩編作者と同じように自分の気持ちを言い表わすでしょう。詩編作者は言いました。「わたしはヤハ[エホバ]の行なわれたことを思い出し,昔のあなたの驚嘆すべき行ないを思い出します。そして,あなたのすべての働きを確かに思い巡らし,あなたの行なわれたことを思いに留めます。神よ,あなたの道は聖なる場所にあります。いったいだれが,神のように大いなる神でしょうか。あなたはまことの神であり,驚嘆すべきことを行なわれます」― 詩編 77:11-14。

ではどうすれば偉大な創造者に対する心からの感謝を表わすことができるでしょうか。わたしたちは,創造者に対する愛と,その愛あるご親切に対する感謝の気持ちに動かされて自発的に創造者に仕えるはずです。これを単なる義務と見るのではなくむしろ喜びと見るべきです。エホバは,そのような喜びに満ちた,自ら進んで行なう奉仕を望んでおられます。というのは詩編作者は霊感を受けて次のように述べているからです。「歓びをもってエホバに仕えよ。喜びの叫びをもってそのみ前に来るように」― 詩編 100:2。

自分が本当に愛する者に仕えるのは大きな喜びの源になるのではないでしょうか。確かになります。偉大な創造者エホバに対するわたしたちの奉仕はまさにそれです。

もちろん,エホバに仕えることには,清い生活をするとか,エホバの目に悪いことをしないといったことだけでなく,それ以上の事柄が関係しています。神を恐れる振る舞いも肝要ですが,創造者に対する奉仕には,活発に,喜びをもってエホバをたたえることも含まれています。それは,聖書に示されているエホバの偉大なみ業と壮大な目的について他の人々に知らせることを意味します。

ですから,わたしたちのすばらしい創造者に対して真の感謝を抱いている人々は皆,詩編作者の次の明るい呼び掛けに非常な喜びをもってこたえ応ずるでしょう。「エホバに向かって歌い,そのみ名をほめたたえよ。日から日へとその救いの良いたよりを告げよ。諸国民の中でその栄光を,もろもろの民すべての中でそのくすしいみ業を告げ知らせよ。エホバは大いなる方,大いに賛美されるべき方だからである」。(詩編 96:2-4)このような喜びに満ちた奉仕によってあなたも他の多くの人々のように,創造者が自分のためにしてくださったことへの真の感謝を,確信をもって示すことができます。

[5ページの図版]

エホバが備えてくださったものに対する感謝を表わしましょう

神の言葉

神聖な奉仕

ふさわしい楽しみ

健康によい食物

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