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    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1955
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1984
塔84 9/1 20–23ページ

あなたにとって1914年が持つ意味

第一次世界大戦は,その規模とその破壊的な結果の点で,人間がそれまでに行なったどんな戦いをもはるかにしのぐものでした。実際には第一次世界大戦の延長にすぎなかった第二次世界大戦はさらにひどい戦争でした。この二つの大戦で,民間人を含めずに,2,500万を上回る軍人が殺されました。

超大国の備蓄した核兵器を使う第三次世界大戦が仮に起きるとすれば,それは国際的自殺行為となりかねません。その時には,少なくとも,わたしたちが知っている形での文明は終わり,人類が滅びる可能性もある,とその筋は断言しています。1914年にオーストリアの王位継承者の死を目撃した世代の中には,長生きをして,人間の行なう戦争がこのような極限に達する可能性が生じるのを目撃している人もいます。

しかし,今の時代は政治的な理由を除いても重要な時代です。聖書預言は,過去70年間に起きた,人間の目に見えない事柄について述べています。それらは,あなたの前にすばらしい機会を開く一連の出来事でした。そのうちの最も重要な出来事をご一緒に調べてみましょう。

イエスと1914年

かつてイエスがご自分の追随者のうちの4人だけと一緒に居た時,それら4人の追随者はイエスに,「あなたの臨在と事物の体制の終結のしるしには何がありますか」と尋ねました。イエスは日付を明らかにはしませんでしたが,ご自分の霊的な「臨在」が始まったことを追随者に悟らせるものとなる,世界の一連の出来事や傾向について話されました。その預言は,「国民は国民に,王国は王国に敵対して立ち上がり,またそこからここへと食糧不足や地震がある(の)です」というものでした。それからイエスは,「これらすべては苦しみの劇痛の始まりです」と付け加えられました。―マタイ 24:3,7,8。

これで,今世紀の大きな戦争が非常に重要である真の理由がお分かりになりましたか。それらはイエスの預言の成就なのです。二つの世界大戦をしのぐほどの戦争は歴史上一つとしてありません。それをしのぐのは自殺行為となる第三次世界大戦だけでしょう。しかし,イエスは第三次世界大戦が起こることを預言してはおられませんでした。イエスの語っておられた戦争は,「苦しみの劇痛の始まり」の一部だからです。騒乱は続き,それが始まった時よりもひどくなることにさえなっていました。イエスの預言が1914年以来生じた二つの世界大戦に成就を見たことに疑問の余地はありません。

イエスがマタイ 24章および聖書の他の箇所でお与えになった『ご自分の臨在のしるし』のほかのさまざまな特色をすべて調べるなら,このように結論するのが正しいと言えます。ご自分でそれらの特色についてお読みになってください。それについては,「ものみの塔」誌の他の号が詳しく扱っています。また,それらの特色がいずれも成就していることは,今世紀にイエスの「臨在」の影響が感じられていることを疑問の余地なく証明するものです。それは実際には何を意味していますか。

イエスの「臨在」は,取りも直さず,イエスが神の王国の王として支配を開始されたということを意味しています。神の王国は天にあり,地上のものではありませんから,肉眼では見えません。(ヨハネ 18:36)したがって,それが起きたことを知るには,「しるし」が必要です。ともあれ,今世紀の初頭,世界の諸帝国が崩壊し,新しい強国が姿を現わしつつあった時に,他のすべてをしのぐ世界強国 ― 神の王国 ― が誕生したということはきわめて重要な真理です。

サタンと1914年

しかし,イエスの「臨在」が目に見えないものであるなら,なぜそれほど重要だと言えるのでしょうか。人類に対するその影響のゆえに重要なのです。他の預言はそのことを理解するのに役立ちます。例えば,啓示の書の中で,使徒ヨハネは,イエスがメシアなる王として支配を開始される時に起きる事柄に関する幻を次のように記録しています。「天で戦争が起こった。ミカエルとその使いたちが龍と戦った。龍とその使いたちも戦ったが,優勢になれず,彼らのための場所ももはや天に見いだされなかった。こうして,大いなる龍,すなわち,初めからの蛇で,悪魔またサタンと呼ばれ,人の住む全地を惑わしている者は投げ落とされた。彼は地に投げ落とされ,その使いたちも共に投げ落とされた」― 啓示 12:7-9。

ですから,1914年に勃発した戦争は第一次世界大戦だけではありませんでした。人間の目には見えませんでしたが,はるかに大きな戦争が行なわれたのです。その結果は,次にあるとおり,地上でも感じられました。「わたしは大きな声が天でこう言うのを聞いた。『今や,救いと力とわたしたちの神の王国とそのキリストの権威が実現した……このゆえに,天と天に住む者よ,喜べ! 地と海にとっては災いである。悪魔が,自分の時の短いことを知り,大きな怒りを抱いてあなた方のところに下ったからである』」― 啓示 12:10,12。

20世紀の人類の諸問題の新たな要素がここにあります。サタンとその配下の悪霊たちは地の近くに拘束されています。歴史上存在した極悪非道な人間の部類に入る人物が今世紀になって何人も登場し,隆盛を極めたのも当然ではないでしょうか。サタンの活動が続くのはほんの『短い時』の間だけです。しかしその時が終わるまでは,事態はよくなりません。イエスが,第一次世界大戦およびそれと関連した出来事が「苦しみの劇痛の始まり」にすぎないと言われたのももっともなことです!

しかし,その苦しみは永遠に続くものではありません。事実イエスは,それが続くのはほんの短い期間であることを明らかにされました。1914年当時生存していて『ご自分の臨在のしるし』の成就を見る人々に関して,イエスは,「あなた方に真実に言いますが,これらのすべての事が起こるまで,この世代は決して過ぎ去りません」と予告されました。(マタイ 24:34)その世代の生涯中に起きることになっている事柄の中には,聖書のもっと古い書の中で預言されている事柄の成就が含まれています。

1914年と世界政府

イエスの時代より幾百年も前に,ダニエルという名のヘブライ人の預言者は,自分の時代から今日に至るまでの世界強国の行進の様子をあらかじめ示しました。その行進を示した預言の最後の部分で,ダニエルは,今日支配している諸大国に言及して,このように述べました。「それらの王たちの日に,天の神は決して滅びることのないひとつの王国を立てられます。そして,その王国はほかのどんな民にも渡されることはありません。それはこれらのすべての王国を打ち砕いて終わらせ,それ自体は定めのない時に至るまで続きます」― ダニエル 2:44。

ですから,1914年に神の王国が誕生したことは,世界の歴史上きわめて重要な事柄です。神の王国は確かに世界政府です。間もなくそれはこの地球を日々支配することになります。

その支配がもたらす影響は文字通り時代を画するものとなります。1914年は混乱と暴力の時代をもたらしました。ハルマゲドンの後,神の王国は,平安と静穏の時代をもたらします。イエスの支配のもとで間もなく存在するようになる世界の一致に関する美しい描写の中で,古代の一預言者は次のように述べています。「その日には義なる者が芽生え,豊かな平和が月のなくなるときまで続くことでしょう。そして,彼は海から海に至るまで,川から地の果てに至るまで臣民を持つことになります」― 詩編 72:7,8。

したがって,1914年以来地上に見られる国際的な動揺は,「事物の体制の終結」の紛れもない証拠であることが分かります。それは,自分の時が間もなく尽きようとしていることを知って,サタンが怒りを抱いていることの証拠です。それはまた,より優れた新しい事物の体制の到来が間近いことをも証明しています。

1914年とクリスチャン

イエスはなぜ人類にその平和と一致をまだもたらしておられないのでしょうか。それは,まず成し遂げられなければならない重要な仕事があるからです。イエスは,『ご自分の臨在のしるし』をお与えになったときに,その事を予告されました。こう語られたのです。「王国のこの良いたよりは,あらゆる国民に対する証しのために,人の住む全地で宣べ伝えられるでしょう。それから終わりが来るのです」。(マタイ 24:14)起きている事柄の意味が人類に知らされないうちに終わりが来ることはありません。人々は実際にそのことを知らされているでしょうか。

確かに伝えられています。第一次世界大戦直後の時代から,エホバの証人は,新たに誕生した神の王国について熱心に,また恐れずに宣べ伝えてきました。そして今日,200を超す国々において,引き続き人々をその家に訪問し,今世紀の諸問題の真の原因について説明しています。証人たちは,神の王国の下で間もなく存在するようになる新しい体制について人々に知らせており,こうして,自分たちが抱く将来への希望を人々に伝えています。その宣べ伝える業が成し終えられないうちに終わりが来ることはありません。

人類一般に王国について知らせる以外にも,宣べ伝える業は別の目的を果たしてきました。それは,神の王国の臣民となる機会を人々に差し伸べてきたのです。エホバ神は諸国民と支配者たち双方に,こう勧めておられます。「恐れを抱いてエホバに仕え,おののきつつ喜べ。子に口づけせよ。神がいきり立ち,あなた方が道から滅びうせないためである」。(詩編 2:11,12)諸国民は国民全体としてはこの招待にこたえ応じていませんが,個々の人でこたえ応じている人は大勢います。とはいっても,それらの人々が,地上の現在の支配者に敵対する革命家になったということではありません。(ローマ 13:1-7)そうではなくて,人々が神の王国の律法を学んでそれに従いたいという気持ちを抱くよう促されたのです。

その結果,注目すべき現象が起きています。それは今の時代に関する,次のようなさらに別の預言の成就でもあるのです。「多くの民は必ず行って,こう言う。『来なさい。エホバの山に,ヤコブの神の家に上ろう。神はご自分の道についてわたしたちに教え諭してくださる。わたしたちはその道筋を歩もう』。……そして,彼らはその剣をすきの刃に,その槍を刈り込みばさみに打ち変えなければならなくなる。国民は国民に向かって剣を上げず,彼らはもはや戦いを学ばない」― イザヤ 2:2-4。

個々の人々は,現在その預言を成就しています。すべての国民と国語の中から,文字通り幾百万もの人が神の王国の律法に従って生活するようになっており,それらの人々は互いに平和な関係にあります。何世紀来の部族間の紛争や宗教的争いがあっても,個人間ではそれが解決されています。こうして,神の王国のもとで存在する新しい世界体制の核となるために,一つのグループの人々がこの世から分けられつつあるのです。―啓示 7:9-17。

1914年とあなた

1914年という年の重要さと,それがあなたに及ぼし得る影響について理解できたでしょうか。その年に,世界情勢を一変させる結果となった出来事が生じ始めました。その変化の要となるのは神の王国です。イエスがその王国で支配を開始された時,事態が元に戻ることは決してありませんでした。サタンは天から放逐されました。世界の秩序は崩壊し,人間はその代わりとなる信頼の置けるものを何一つ見いだしていません。しかし,神の王国は人間が支配する体制を遂には『打ち砕き』,永遠にそれに取って代わります。

このように,1914年という年は,非常に切迫した,それでいてすばらしい機会の開かれた時代の始まりとなりました。「子に口づけ」して,その方に服従していることを実証する時間はまだあります。そのようにする人々は現在の事物の体制の来たるべき終わりを生き残り,ただ一人の王,イエス・キリストの下で平和と調和のうちに結ばれる人類の一部となります。

このような将来が,あなたにとって1914年の持つ真の意味となり得るのです。

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今世紀の初頭,他のすべてをしのぐ世界強国 ― 神の王国 ― が誕生した

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イエスが預言された事柄は,1914年の世代の少なくとも一部の人の生涯中にすべて起きる

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