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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1985
塔85 5/15 31ページ

読者からの質問

■ 西暦前607年にとりこにされてバビロンへ連れて行かれたのはユダの王国の2部族であったのに,70年後にイスラエルの12部族すべての成員がバビロンから帰還したというのはなぜですか。

これには二つの主な理由があるようです。第一に,イスラエルの王国が分裂し,その結果10部族が去った時,12部族の各部族を代表する者たちがユダの領地に残ったようです。第二に,西暦前740年より前に,イスラエルの偶像礼拝を逃れるため,10部族のうちどの部族からもユダの領地へ逃げて来た人々がいたと考えられます。

ソロモンがエホバの不興を買ったときに一つの王国だったイスラエルに分裂が生じました。それは『彼の心がエホバから傾いたからでした』。神はソロモンにお告げになりました。「わたしは必ず王国をあなたから裂き取り,それを必ずあなたの僕に与える。……あなたの子の手から,わたしはそれを裂き取る。……一つの部族を,わたしはあなたの子に与えるであろう」。(列王第一 11:9-13)ソロモンの息子レハベアムはユダの部族の者で,ベニヤミンの部族を与えられ,2部族で成る南の王国を形成しました。

レハベアムは2部族だけを支配したとはいえ,『ユダの諸都市に住んでいた』一部の「イスラエルの子ら[つまり北の10部族の成員]」を引き続き治めていました。(列王第一 12:17。歴代第二 10:17もご覧ください。)それに加えて,北の王国のヤラベアム王が子牛崇拝を確立して彼自身の祭司を職に任じた時,その王国の領地内に住んでいたエホバの祭司たちとレビ人はレハベアムの側に付きました。次のように記されています。「レビ人は自分たちの牧草地と所有地を捨てて,ユダとエルサレムに来た……これはヤラベアムとその子らが彼らを解任してエホバの祭司を務めるのをやめさせたためである」。その時,「イスラエルのすべての部族」の中から来た各部族をいわば代表する人々が祭司やレビ人に加わり,エルサレムへ行きました。(歴代第二 11:13-17)アサ王の治世中にも10部族のいろいろな部族の成員がさらに逃亡して来たことが伝えられています。―歴代第二 15:9,10。

アッシリア人は西暦前740年に北の首都サマリアを征服したとき,反乱の可能性を少なくするために,征服した地域の住民を移住させるという同国の政策を実行しました。(歴代第一 5:6,26)こうして北のイスラエル王国は消滅しました。しかしこのことは,10部族の成員のうちそのとき南のユダ王国に住むようになっていた人々には影響しませんでした。西暦前607年にユダが倒れた時とりこにされてバビロンに連れて行かれた人々の中にはこれらの人たちもいました。そして彼らの子孫の中には西暦前537年の回復の時に帰還した人々がいたことでしょう。西暦前740年にアッシリア人によって追放された人々の子孫の中にも,その時に帰還した人たちがいたかもしれません。

興味深いことにエゼキエルは,バビロンに捕らわれていた間ユダに対する預言者であったにもかかわらず,彼の名前の付された書の中で,「ユダの家」よりも「イスラエルの家」にずっとひんぱんに言及しています。そればかりでなく,エゼキエルの預言は二つの“家”が一つとして再統合されることを示唆していました。(エゼキエル 37:19-28。エレミヤ 3:18; ホセア 1:11もご覧ください。)ですから,バビロンの捕囚以後二つの国が区別されていないことには十分の理由があるのです。

したがって,西暦前740年に10部族が裂き取られても,その存在が失われる結果にはならなかったのです。西暦前537年に彼らが捕囚から帰還したことは明らかにされています。そして,祭司エズラは,エルサレムに再建された神殿の奉献式について次のように述べました。「イスラエルの子ら,祭司とレビ人およびその他,かつての流刑にされた者たちはこの神の家の奉献式を喜んで執り行なった。そして彼らは……全イスラエルのための罪の捧げ物として雄のやぎ十二頭をささげた」。(エズラ 6:16,17)また,帰還した残りの者の中にユダとベニヤミンだけでなく,イスラエルの全部族の代表とも言える人々が含まれていたことを示唆して,イザヤは,「イスラエルよ,たとえあなたの民が海の砂粒のようになったとしても,彼らの中の残りの者だけが帰って来る」と書きました。(イザヤ 10:22)以上のようなわけで,帰還者の中にはイスラエルの全部族を代表する者たちがいたのです。

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