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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1985
塔85 11/15 11–15ページ

あなたは今,迫害に備えることができますか

「彼らがわたしを迫害したのであれば,あなた方をも迫害するでしょう」― ヨハネ 15:20。

1,2 ある政府は,エホバの証人に対してどんな予期せぬ行動を取りましたか。

ある朝早く,まだふとんの中で寝ている自分の姿を想像してみてください。すぐに起きようか,それとももう少し休もうかと,もうろうとした頭で考えています。しかしまずは早朝のニュースを聞こうとラジオのスイッチを入れます。そこで,ニュースキャスターの言葉に突然はっとさせられ,眠けなど吹き飛んでしまいます。「政府の命令により,エホバの証人として知られる一派は全国的にその活動が禁止されました」という発表です。もう休むどころの騒ぎではありません!

2 現代においてある国々のクリスチャンはこの種の事柄を経験してきました。生じ得る事柄について警告が与えられることも珍しくありませんが,禁令が全く予期できなかったこともありました。そのようなことでわたしたちは驚くべきでしょうか。

3 西暦33年にイエス・キリストはどんな対照的な経験をされましたか。

3 本当は少しも驚くべきではありません。1世紀にも同様の事柄が生じています。イエス・キリストが西暦33年の早春にロバに乗ってエルサレムに入城された時のことを思い起こしてください。人々は喜びにあふれ,歓呼してイエスを迎え,イエスが進まれる道に自分たちの外衣を敷きました。しかし,数日後にはどんなことが生じましたか。イエスはポンテオ・ピラトの前で裁判にかけられ,その同じエルサレムの群衆は血に飢えたかのように,「杭につけろ!……杭につけろ!」と叫びました。(マタイ 21:6-9; 27:22,23)状況はいきなり変わってしまったのです。

4 イエスの追随者として,わたしたちはどんな扱いを予期すべきですか。

4 ですから,今日ある国々で状況が変わり,不意に迫害が生じるとしても,わたしたちは驚くべきではありません。本当にイエスの追随者であるなら,迫害を予期すべきであることを思い起こしてください。(ヨハネ 15:20)このことは,「ずっと見張っていなさい」というイエスの言葉の重要性を強調するものです。―マタイ 24:42。

5 今どんな質問は考慮するに値しますか。

5 どのようにそれができますか。最悪の事態が生じた時のために,どのような点で備えることができるでしょうか。

自分の思いと心の準備を整えなさい

6,7 (イ)迫害に関して,目に見える形の準備をするのが難しいのはなぜですか。(ロ)迫害に関して,はるかに重要などんな準備を行なうことができますか。

6 状況がどうなるか全く分からないので,迫害に関して目に見える形の準備をするのは困難です。迫害が実際に生じるまでは,禁令の施行が厳格なものなのか緩やかなものなのか,あるいは何が禁じられるかということさえ分かりません。家から家に宣べ伝える業,あるいは宗教的な集会だけが禁じられるかもしれません。エホバの証人の法的組織が解体させられたり,特定の幾人かの人々がすぐに投獄されたりすることもあります。必要な場合に文書を隠せる色々な場所を考えておくことができますが,目に見える形の準備としてそれ以上に行なえることはあまりありません。

7 しかし,自分の思いと心の準備を整えることはできますし,こちらのほうがはるかに重要です。なぜ迫害が許されているのか,なぜ自分が支配者たちの前に引き出されるのか,その理由を思いに留めることです。「証しのため」である,とイエスは言われました。(マタイ 10:16-19)どんなことが生じようと,忠実を保つ心の備えが十分にできていれば,エホバは必要が生じた場合に賢明な行動の仕方を明らかにすることがおできになります。それでは,迫害のためどのように霊的に備えることができますか。

どのように人々に接しますか

8 パウロが,自分は『侮辱を喜びとした』と言い得たのはなぜですか。

8 「わたしは弱いところを,侮辱,窮乏,迫害や困難を,キリストのゆえに喜びとするのです」と,使徒パウロは言いました。(コリント第二 12:10)パウロは侮辱されることを楽しんだのでしょうか。もちろんそうではありません。しかし,迫害には侮辱の伴うことが多く,神のみ名に誉れをもたらすために必要とされるのなら,パウロは喜んでその侮辱を耐え忍んだのです。

9 どのようにすれば今『キリストのゆえの侮辱』を耐え忍ぶための備えができますか。

9 わたしたちも,いつか『キリストのゆえの侮辱』を耐え忍ばなければならないことは確かです。言葉により,また身体的にも虐待されるかもしれません。わたしたちは耐え忍ぶでしょうか。では今わたしたちは自分自身をどう見ていますか。自分のことをあまりにも重大に考えすぎ,実際の,あるいは想像上の侮辱に対してすぐに逆襲しますか。そのような傾向があれば,「辛抱強さ,……温和,自制」を培うよう努力しましょう。(ガラテア 5:22,23)これは今生きているクリスチャンにとって優れた訓練であり,迫害の時に命を救うことにもなり得ます。

野外奉仕をどのように見ていますか

10 わたしたちの宣べ伝える業が禁じられた時の聖書的な正しい反応とはどのようなものですか。

10 禁令が課されてまず最初に制限されるのは,多くの場合「良いたより」を公に宣べ伝えることです。それでも,この終わりの日において宣べ伝え弟子を作る業は肝要なものです。人々はほかのどんな方法で神の王国について知るのでしょうか。ですからそうした禁令に対する正しい反応とは,ユダヤ人の宗教指導者たちが使徒たちの宣べ伝える活動を禁じようとした時にその使徒たちが示した反応です。(使徒 5:28,29)禁令下においては宣べ伝えるためのある種の方法が使えなくなるかもしれませんが,ともかく業は行なわれなければなりません。あなたには,迫害の圧力のもとにあっても宣べ伝える業を続けるだけの力がありますか。

11,12 迫害された時に宣べ伝える業を続けるのに必要とされる力があるかどうかをどのように見極めることができますか。

11 では,今あなたは宣べ伝える業をどのように見ていますか。ささいな事柄のために野外奉仕が妨げられ,野外奉仕に不定期になってしまうにまかせますか。もしそうであれば,禁令下ではどうするのでしょうか。今,人間を恐れていますか。自分の家の近所で,喜んで家から家に宣べ伝えますか。独りで働くことに不安を覚えますか。ある国々では,二人が一緒に働くと,しばしば人の目につきすぎてしまいます。では,安全に行なえる所では,時々独りで働くようにしてはどうでしょうか。それは良い訓練になることでしょう。

12 あなたは街路での雑誌の業に携わりますか。非公式の証言を行なう機会を作り出す勇気や独創力がありますか。ビジネス街の区域で働きますか。裕福な人,あるいは有力な人に近づくことに不安を感じますか。特定の種類の宣べ伝える業にのみ携わっているなら,禁令が課されてその種の宣べ伝える業がもうできなくなったときはどうするのでしょうか。

13 迫害の時期に宣べ伝えるためのより良い備えをするため,あなたはいま自分の宣教について何を行なえますか。

13 何らかの点で弱さを持つ自分に気づきますか。今こそ,その弱さを克服すべき時です。エホバに頼ることを学び,奉仕者としての資格を一層十分に身に着けることです。そうすれば今,宣べ伝えるための用意を整え,迫害の時期に踏みこたえるためのより良い備えができるでしょう。

あなたは信頼の置ける人ですか

14,15 (イ)1世紀のどんなクリスチャンは,迫害が生じた時に安定させる優れた影響力となったに違いありませんか。(ロ)現代のエホバの僕は,どうすればそれら強い初期クリスチャンに似た者となることができますか。

14 クリスチャン・ギリシャ語聖書全体を通じて,会衆内の頼りになる人々のことが言及されています。例えば,オネシフォロはパウロがローマの獄中にあった時に勇敢にパウロを助けました。(テモテ第二 1:16)フォイベは,ケンクレアにある会衆での熱心な働きゆえに推奨されました。(ローマ 16:1,2)そうした男女は,迫害が生じた時に安定させるための優れた影響力となったに違いありません。彼らは,『目ざめており,信仰のうちにしっかりと立ち,雄々しくあり,力強い者となりました』。―コリント第一 16:13。

15 すべてのクリスチャンたち,とりわけ長老たちは,進歩を遂げ,強い初期クリスチャンに似た者となるよう努めなければなりません。(テモテ第一 4:15)内密な事柄を他言しないことや,聖書的な原則に基づいて決定を下すことを学んでください。他の人のクリスチャンとしての特質をはっきり見分け,圧力を受けても信頼の置ける人々を知ることができるよう自分自身を訓練してください。エホバの力により,常に助けを必要とする者ではなく,会衆内の柱,つまり他の人々を助ける者となるよう努力してください。―ガラテア 6:5。

どのように人々と良い関係を保ちますか

16,17 今コロサイ 3章12,13節を当てはめることは,どのように迫害に備えるための助けとなりますか。

16 使徒パウロは次のようにわたしたちに勧めています。「優しい同情心,親切,へりくだった思い,温和,そして辛抱強さを身に着けなさい。……引き続き互いに忍び,互いに惜しみなく許し合いなさい」。(コロサイ 3:12,13)あなたにとってこれは容易なことですか。それとも,他の人の不完全さによってひどくいらいらさせられますか。すぐに腹を立てたり,がっかりしたりしますか。もしそうであれば,それも準備を行なうことのできる一つの分野です。

17 集会が禁じられている国々では,クリスチャンはいつも少人数で集まります。そうした状況にあると,人々の欠点は一層目につくようになります。それで,他の人もあなたの弱いところを忍んでいるに違いないのですから,他の人の弱いところをも忍ぶよう自分を訓練してはどうでしょうか。他の人々に対して批判的になり,人々をひどくがっかりさせることがないようにしましょう。さらに,会衆の書籍研究に出席している時には,他の人の資産に敬意を払うよう自分と子供たちを訓練しましょう。迫害のもとではそうした敬意が平和な関係を促進します。

あなたは詮索好きですか

18 知る必要のあることだけを知っているほうが安全な場合もあるのはなぜですか。

18 ある人々は生まれつき非常に詮索好きです。“事情に通じて”いないと我慢できません。あなたはそのようですか。もしそうなら,次のことを考えてください。エホバの証人の業が禁じられると,当局者は証人たちの組織的な取り決めや責任ある監督たちの名前を知ろうと努めることがあります。あなたがそうした事柄を知っている場合には,そのような情報を明らかにさせようとして身体的な虐待が加えられる可能性があります。また,あなたがそうした情報を明らかにしてしまったなら,兄弟たちの業は重大な影響を受けることになりかねません。したがって,知る必要のあることだけを知っていて,それ以上のことは知らないほうが安全な場合もあるのです。

19 迫害された時に内密な事柄を明らかにしないようにするため,いま何が助けになりますか。

19 あなたは今そのために訓練することができますか。確かにできます。例えば,会衆内に審理委員会が扱うべき事件が生じたなら,個々の人は何であれ長老たちが述べるにふさわしいとみなした事柄に満足すべきですし,それ以上の詳しいことを知るために詮索すべきではありません。長老の妻や子供たちは,内密の事柄を明らかにするよう長老に圧力を掛けてはなりません。わたしたちはあらゆる点において,「自分に関係のないことに手出しを」しないことを学ばなければなりません。―テサロニケ第二 3:11。

あなたは聖書の研究者ですか

20,21 いま勤勉に聖書研究をすることは,業が禁じられた場合,どのように助けになりますか。

20 クリスチャンの霊的な力の基盤となるのは聖書です。聖書は,クリスチャンの持つ最も重要な質問に対する答えを与え,神ご自身の知恵を得ることを可能にします。(テモテ第二 3:14-16)すべてのクリスチャンはこれを原則としては認めていますが,聖書はあなたの生活の中で現実にどのような役割を果たしていますか。あなたは定期的に聖書を研究し,何を行なうにしてもそれを自分の導きとしていますか。―詩編 119:105。

21 多くの場合,業が禁じられると聖書文書を手に入れることは厳しく制限されます。聖書でさえ見つけにくい時があります。そうした事情のもとで,聖霊はあなたが過去に学んだ事柄を思い起こさせるでしょう。しかし,学ばなかった事柄を思い起こさせることはありません。ですから,多くの事柄をいま学んでおけば,その分だけあなたの思いと心には,必要な時に聖霊が引き出せるように多くの事柄が蓄えられることになります。―マルコ 13:11。

あなたは祈りますか

22 『たゆまず祈ること』は,迫害に備えるためにどのように役立つものとなりますか。

22 迫害のことを考える時,それは重要な質問となります。聖書は,「たゆまず祈りなさい」と諭しています。(ローマ 12:12)祈りはエホバ神との直接的な交流です。祈りを通してわたしたちはエホバ神との個人的な関係を築くだけではなく,困難な事態を耐え忍び,正しい決定を下すための力を願い求めることができます。反対者たちは,わたしたちの文書や聖書や他のクリスチャンたちとの交わりを奪い去るとしても,祈りの特権を奪い去ることは到底できません。どんなに頑丈な刑務所の中でもクリスチャンは神と接触を保つことができます。ですから,祈りの特権を十分に活用するのは,将来に生じるかもしれないあらゆる事態に備えるための優れた方法です。

あなたは権威を信頼しますか

23 任命された長老たちと「忠実で思慮深い奴隷」に対する信頼を築き上げるべきなのはなぜですか。

23 この種の信頼を築き上げることも重要です。会衆内の長老たちはわたしたちを保護するための神の備えの一部です。長老たちは信頼を受けるにふさわしい仕方で行動する必要があり,会衆の他の成員は長老たちを信頼することを学ぶ必要があります。(イザヤ 32:1,2。ヘブライ 13:7,17)さらに重要なこととして,わたしたちは「忠実で思慮深い奴隷」を信頼することを学ばなければなりません。―マタイ 24:45-47。

24 エホバの民の敵による,偽りを用いた攻撃に抵抗する備えをするため,何を行なうことができますか。

24 敵は神の組織に関する偽りを言い広めるかもしれません。(テモテ第一 4:1,2)ある国で一部のクリスチャンは,自分たちはキリスト教に対して依然として忠実を保っているが,エホバの証人の統治体はキリスト教を捨てたという敵の言葉を信じ込まされてしまいました。このような攻撃に抵抗するよう備えるための良い方法は,兄弟たちに対して強い愛を築き上げ,エホバの物事の取り決めを信頼することを学ぶことです。―ヨハネ第一 3:11。

あなたは勝利を得ることができます

25 迫害された時に勝利を得るため,何が助けとなりますか。

25 老齢の使徒ヨハネは迫害を経験したあと,こう述べています。「神から生まれたものはすべて世を征服(します)。そして,わたしたちの信仰,これが世を征服する力となったものです」。(ヨハネ第一 5:4)自分自身の力で征服することはできません。サタンとその世はあなたよりも力が強いのです。しかし,エホバ神より強いわけではありません。ですから,わたしたちが神の命令に従い,わたしたちを支えるための神の霊を祈り求め,耐え忍ぶための力を求めて神に全幅の信頼を寄せるなら,わたしたちは勝利を得ることができます。―ハバクク 3:13,18。啓示 15:2。コリント第一 15:57。

26 今は迫害を経験していないとしても,あなたは何をすべきですか。

26 どこの国にも,反対する配偶者から,あるいは他の方法によって迫害を経験しているクリスチャンがいます。ある国々では,神の僕たち全員が地元の政府の公の法令ゆえに苦しみを被っています。しかし,現在,反対や極度の困難を個人的に経験していないとしても,そういうことがいつでも起こり得ることを覚えておきましょう。クリスチャンに対する迫害は終わりの時のしるしの一部を成すとイエスが言われたので,わたしたちはそれを常に予期しなければなりません。(マタイ 24:9)ですから,今そのために備えることにしましょう。何が将来に待ち受けていようとも自分の行動が天の父なるエホバ神に常に賛美をもたらすものとなるよう決意してください。―箴言 27:11。

あなたの答えはどのようなものですか

□ 今,迫害に関してどのような準備ができますか

□ 迫害された時に宣べ伝える業を続けるのに必要とされる力を培うため,いま何ができますか

□ 今コロサイ 3章12,13節を当てはめることは,迫害が生じた時にどのように助けになりますか

□ 任命された長老たちと「忠実で思慮深い奴隷」に対する信頼を築き上げるべきなのはなぜですか

□ どのようにしたら,迫害された時に勝利を得る者となれますか

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