イエスの生涯と宣教
次のページの「イエスは神が求める事柄をすべてなし終える」と題する記事は,「イエスの生涯と宣教」という長期にわたる連載記事の最終回です。この連載記事は,1985年4月1日号を皮切りに連続149号,6年余りのあいだ「ものみの塔」誌に載せられてきました。
わたしたちは「ものみの塔」誌のこの連載記事が,「イエスを一心に見つめ」るようにという使徒パウロの勧めに従い,また『この者に聴き従う』ようにという神のご命令に注意を払う上であなたの助けになってきたものと信じています。(ヘブライ 12:2,3。マタイ 17:5)過去数年の間多くの方から,この連載記事がその面で役立ったという内容の手紙が寄せられました。
ある読者は,「イエスの話をじかに聴き,イエスのなさることをこの目で見ているかのような気持ちになります。この連載記事のおかげでイエスをいっそう愛するようになりました」と書いています。「自分で聖書を読むときには見逃していた点が毎号の記事に出ているように思えます。それぞれの記事を読むことによって,イエスの生涯中に起きた各々の出来事の年代順をより正しく記憶することができました」と書いている読者もいます。イエスが宣教中いつどこで教えまた活動されたかを学べたことに対し同じように感謝を表明した人は少なくありません。
スペインのある女性はこう言いました。「私は最初の記事から全部とっておきました。この連載記事は子供だけでなく大人にとっても教訓的なものでした。私は44歳になりますが,これらの記事を読んで興奮を覚えました。それぞれの歴史的な出来事の中に自分もいるかのように感じました」。
米国に住むある母親から寄せられた手紙にはこう書いてありました。「記事が短い上にやさしい表現が使われているので,主人も家族の聖書研究に参加するようになりました。8歳の息子から,お父さんが今聖書研究をしていることについて協会にお礼の手紙を書いてほしいと頼まれました。息子からのお願いは,この連載記事がいつか完結したら一冊の本にして出していただきたいということです。そうすれば学校の友達と一緒に読むことができます」。
最近ある読者は,「キリストの生涯も最後の日々にさしかかっているので,この連載記事も間もなく終わるのかと思うと少し悲しくなります。『ものみの塔』誌にこの記事が出なくなると本当に寂しくなると思います」と嘆いていました。もしかしたらあなたも同じように感じておられるかもしれません。では,本誌の連載記事「イエスの生涯と宣教」の最終回をお楽しみください。