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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1991
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読者からの質問

■ イザヤ 11章6節に,「おおかみはしばらくの間,雄の子羊と共に実際に住(む)」とあるのはなぜですか。そのような平和は永久に続くのではないでしょうか。

イザヤ 11章6節から9節で預言されている,動物たちの間のさわやかな平和は永久に続くものです。しかし,イザヤ 11章6節を注意深く訳すと,そういう動物たちが常に一緒にいるわけではないことがはっきりしてきます。

新世界訳聖書では,イザヤ 11章6節はこうなっています。「おおかみはしばらくの間,雄の子羊と共に実際に住み,ひょうも子やぎと共に伏し,子牛,たてがみのある若いライオン,肥え太った動物もみな一緒にいて,ほんの小さな少年がそれらを導く者となる」。

多くの聖書翻訳は,「おおかみは子羊と共に宿る[住む]」というような読み方をしています。そういう訳し方は,おおかみと子羊があたかも新しい家族を構成するかのように,あるいは新しい生活上の取り決めのもとにいるかのように,いつも一緒にいる仲間になるという印象を与えるかもしれません。

しかし,「宿る」あるいは「住む」と訳されているヘブライ語はグウールです。辞書編集者のウィリアム・ゲゼニウスによると,この語には,「滞在する,しばらくのあいだ居住する,家以外のところに,すなわち見知らぬ人,外国人,客として住む」という意味があります。(「旧約聖書のヘブライ語・英語辞典」,エドワード・ロビンソン訳)F・ブラウン,S・ドライバー,C・ブリッグズの辞書は,「滞在する,しばらくの(一定の,あるいは不定の)期間居住する,もともと権利のない……新参者として居住する」という意味を挙げています。

神は,カナンに「外国人として住(む)」ようアブラハムにお告げになったとき,グウールという語をお用いになりました。族長アブラハムは土地を所有しませんでしたが,そこの住人として保護を受けることができました。(創世記 26:3。出エジプト記 6:2-4。ヘブライ 11:9,13)同様にヤコブはカナンに戻るつもりでいたために,自分はハランの地方に『外国人として住んで』いたと言いました。―創世記 29:4; 32:4。

神が間もなく造られる楽園では,動物と人間が仲よくなります。子羊がおおかみと一緒にいても,子牛がひょうと一緒にいても危険ではなくなります。現在の状態との対比を示すかのように,その言葉は,おおかみが子羊に保護されて暮らすという意味にとることさえできます。―イザヤ 35:9; 65:25。a

しかし,そのような動物にはやはりそれぞれの生息地があるかもしれません。森林に適した動物もいれば,平原に合った動物,海岸地方や山地に向いた動物もいます。最初の楽園があった時でさえ,神は『家畜と野獣』に言及されました。(創世記 1:24)家畜は普通,人間やその居住地の近くにいたことでしょう。野獣はどう猛ではなかったにしても,人間から離れて暮らすほうを好んだものと思われます。ですから,イザヤの預言が予告しているとおり,おおかみは「しばらくの間,雄の子羊と共に……住み」ますが,そうした家畜の周りに常にいるわけではないのです。

[脚注]

a 「生きた英語による聖書」はイザヤ 11章6節で,「そして,おおかみは羊のもとに居住するようにな(る)」という表現を使っています。

[31ページの図版のクレジット]

Zoological Research Center, Tel-Aviv Hebrew University

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