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  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1993
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1993
塔93 2/15 4–6ページ

汚染を完全に取り除く 心や思いからも

エホバは人間に不浄や無秩序を慕い求める心を与えたりはされませんでした。人間の住まいである地球は,清潔で秩序のある美しい楽園となるように造られました。地球が汚くなって見苦しいゴミ捨て場と化すことは神の目的ではありませんでした。―創世記 2:8,9。

しかし,人類は神の導きを退けた後,独自の世界秩序を建設しはじめました。人類は神の知恵から益を得ることもできず,経験もなかったので,試行錯誤によって学ばざるを得ませんでした。一般の歴史は,聖書の真理,すなわち人間は自らを首尾よく治めることができないということを立証しています。というのは幾千年もの間「人が人を支配してこれに害を及ぼし(て)」きたからです。(伝道の書 8:9。エレミヤ 10:23)現代の汚染問題は,どんな形のものであれ,人間による誤った支配の結果です。

神の見方を受け入れる

神を喜ばせることを願う人々は,清潔に関する創造者の規準に従うよう努力します。そのためエホバの証人は,1991年半ばにチェコスロバキアのプラハで国際大会が開かれることになったとき,問題にぶつかりました。a その大会にはおよそ7万5,000人が出席することになっていました。ストラホフ競技場ならば十分収容できる人数です。しかし,その競技場は5年間使われていなかったため破損し,風雨にさらされ,見苦しい状態になっていました。そのため1,500人ほどのエホバの証人が,のべ6万5,000時間以上をかけて修繕やペンキの塗り替えを行ないました。ですから大会が開かれる時までには,この浄化活動により,その競技場はまことの神エホバを崇拝するのにふさわしい場所になっていました。

世の一般の人々は清潔さや秩序をあまり重視しないのに,エホバの証人がそれに同調しようとしない動機はどこにあるのでしょうか。それは,利己心,無分別,貪欲,愛の欠如などの良くない傾向をクリスチャンは完全に取り除くべきであるという聖書の助言を認識しているところにあります。聖書は,「古い人格をその習わしと共に脱ぎ捨て,新しい人格を身に着けなさい」と述べています。この新しい人格は「正確な知識により,またそれを創造した方の像にしたがって新たにされてゆくのです」。清潔さや秩序や美を愛することを特徴とする人格には,不潔にする傾向の入り込む余地はありません。―コロサイ 3:9,10。コリント第二 7:1。フィリピ 4:8。テトス 2:14。

その新しい人格はクリスチャンに,汚染を鋭く意識すること,汚染を広めないこと,政府が定めた汚染防止の法律を守ることなどを要求します。新しい人格は,ゴミを投げ捨てる行為につながる,投げやりで,利己的で,怠惰な態度を避ける助けになります。新しい人格は,他の人の所有物を尊重する気持ちを育てるので,落書きを一つの自己表現法,悪気のない楽しみ,芸術の一形態というふうには考えなくなります。また,当然のことながら新しい人格は家,車,衣服,体などを清潔に保つことを要求します。―ヤコブ 1:21と比較してください。

この新しい人格を身に着けようとしない人々について言えば,来たるべき楽園に彼らが入ることを神がお許しにならないのは,神が悪いということになるでしょうか。そうではありません。汚染を広める傾向を依然として心や思いに宿している人は,回復された地上の楽園の美しさを脅かしかねません。そうなると,楽園の美しさを守りたいと思う人々は悲しい思いをすることになるでしょう。「地を破滅させている者たちを破滅に至らせる」という神の決定は,公正であると同時に愛の表われでもあるのです。―啓示 11:18; 21:8。

活発に参加すべきか

しかし,それはクリスチャンが汚染防止や浄化の促進に努めるよう求められているという意味でしょうか。

明らかに汚染は健康と公共の安全を脅かすものです。エホバはそのような問題に適正な関心を抱いておられます。それは,イスラエル人に与えられた律法からも分かります。(出エジプト記 21:28-34。申命記 22:8; 23:12-14)しかし,神はイスラエル人に,公共の安全の問題に関して他の国民を改宗させるよう指示されたことは一度もなく,1世紀のクリスチャンにそのように命令されたこともありません。

今日,環境に関連した事柄は政治上の問題になりがちです。事実,特に環境問題を解決することを目的として結成された政党もあります。政治的な方針に従って一方に傾くクリスチャンは,もはや政治的に中立ではありません。イエスは弟子たちのために,「わたしが世のものではないのと同じように,彼らも世のものではありません」という原則をお定めになりました。その要求を無視するクリスチャンは,『無に帰する,この事物の体制の支配者たち』と手を結ぶ危険に身をさらすことになります。―ヨハネ 17:16。コリント第一 2:6。

イエスは,当時の社会的な問題すべてを解決しようとはされませんでしたし,弟子たちにそれをお命じになったこともありません。イエスが彼らにお与えになったのは,「それゆえ,行って,すべての国の人々を弟子とし……彼らにバプテスマを施し,わたしがあなた方に命令した事柄すべてを守り行なうように教えなさい」という命令でした。イエスは,環境政策に関しては彼らに命令をお与えになりませんでした。―マタイ 28:19,20。

キリストは,クリスチャンが生活において何を優先させるべきかを説明し,「ですから,王国と神の義をいつも第一に求めなさい」と言われました。(マタイ 6:33)エホバがメシアの王国によって義の原則を地球的規模で施行されるとき,環境問題は永久に,またすべての人に満足のゆく形で解決されるでしょう。

したがってエホバの証人は,平衡の取れた立場をとります。ローマ 13章1節から7節を考えると,エホバの証人は政府の定めた環境を管理するための法律に良心的に従う義務があります。加えて,敬虔な隣人愛を抱く彼らは,公共のものであれ私有のものであれ他の人の財産を尊重し,それを損なわないように,また所かまわずゴミを捨てて汚したりしないようにします。しかし,一般の浄化活動に率先することを指示されていないのは明らかです。エホバの証人は神の王国の音信を宣べ伝えることを正しく第一にしており,それが最も永続する善を行なう方法であることを認めています。

霊的な浄化活動

古代イスラエル人は,もし彼らが血を流したり,不道徳な生き方を取り入れたり,神聖な物事を軽視したりして地を汚すならどんな結果になるかを,繰り返し警告されていました。(民数記 35:33。エレミヤ 3:1,2。マラキ 1:7,8)イスラエル人が断罪されたのは,この霊的汚染のためで,彼らがつくり出していたかもしれない物理的汚染のためではありませんでした。このことには重要な意義が含まれています。b

ですから,今日のクリスチャンはおもに霊的な汚染,つまり汚れを避けるよう努力します。クリスチャンは,「新しい人格」を身に着けることによって汚染を避けます。新しい人格は,汚染の傾向を心と思いから完全に取り除きます。400万人を超えるエホバの証人は,この霊的な浄化活動から益を得ており,信者の間では物理的な清潔さだけでなく,宗教的また道徳的清さも達成されつつあります。―エフェソス 4:22-24。

今は霊的な浄化活動の時です。地球全体に及ぶ物理的な浄化活動は,その後定められた時に行なわれ,地球にふさわしい汚染のない環境が整って,わたしたちの住まいは地球規模のゴミ捨て場と化すことから救われます。―伝道の書 3:1。

[脚注]

a 東ヨーロッパで行なわれたこの一連の大会の詳細な報告については,「目ざめよ!」誌,1991年12月22日号をご覧ください。

b イスラエル人は金属を精錬する方法を心得ていました。銅山の跡が幾つか発見されています。銅は神殿の用具類を作るために精錬されていました。(列王第一 7:14-46と比較してください。)煙や浮きかす,鉱滓,また他のいわば副産物という形の汚染をある程度出さずに精錬を行なうことは不可能であったように思われます。それでもエホバは,人口がまばらで辺ぴなその地域の一部が多少汚れることは許容しておられたようです。

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