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  • 聖書 ― 現代人のための実際的な導き
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1993
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1993
塔93 5/1 4–7ページ

聖書 ― 現代人のための実際的な導き

「聖書はすべて,神の霊感を受けたもので,……人々の生活を導くため(に)……益となる仕方で用いることができます」― テモテ第二 3:16,エルサレム聖書。

聖書が現代でも実際に役立つ基本的な理由を,この聖句は説明しています。聖書は神の霊感を受けています。神はわたしたちの創造者ですから,神以上にわたしたちの体や心や感情や必要をよく知っている人はいません。イスラエルの王ダビデはエホバ神についてこのように語ったことがあります。「あなたの目は胎児のときのわたしをもご覧になりました。あなたの書にそのすべての部分が書き記されていました」。(詩編 139:16)創造者がわたしたちのことをこれほどよく知っておられるのなら,当然,人生を幸福なものにし,成功させる方法についての神の助言やアドバイスは,確かに調べてみる価値があります。

様々な経験は,聖書の原則が現代でも実際に役立ち,現実的であることを示しています。聖書の原則は明確です。次に挙げる四つの実例は,聖書が日常的な事柄に実際に役立つことを示しています。

人間関係と振る舞い: 他の人との健全で円滑な関係を生み出すことができるような,個人の高度な倫理規範を持つことを聖書は奨励しています。例えばイスラエル国民は,「復しゅうをしたり,恨みを抱いたりしてはならない。あなたの仲間を自分自身のように愛さねばならない」と命じられました。(レビ記 19:18)わたしたちはイスラエルの律法のもとにはありませんが,その聖書的な原則に従うなら,仲間の人間と平和を保つ助けになります。例えば,すべての人がガラテア 5章22節と23節に記されている霊的な特質を培うよう努力すれば,どれほど多くの問題が解決されるか考えてみてください。「霊の実は,愛,喜び,平和,辛抱強さ,親切,善良,信仰,温和,自制です。このようなものを非とする律法はありません」。―ローマ 8:5,6と比較してください。

しかし残念なことに,生活の圧力が増すと,しばしば緊張とあつれきが生じます。そういう状況のもとでは,箴言 29章11節の次の警告に従えば,多くの問題を避けることができます。「愚鈍な者は自分の霊をさらけ出し,賢い者は最後までこれを穏やかに保つ」。―箴言 15:1; マタイ 7:12; コロサイ 3:12-14と比較してください。

すばらしいアドバイスです。しかし,これは実生活の中で役に立つのでしょうか。すぐにかっとなるという深刻な問題を抱えていた,フランスのある男性の例を考えてみましょう。けんか騒ぎに巻き込まれて困った事態に陥ったことは数知れず,刑務所に入れられたことさえありました。ボクシングを専門的にやっていたことはかえって事態を悪くしました。あるとき父親とけんかになり,気がついたときには,父親を一発で殴り倒していました。その結果二人の間の亀裂は決定的になりました。

そのころ,この男性はエホバの証人と接するようになり,聖書の原則を学び始めました。こうしてこの人は,他の人に対する振る舞いについてまじめに考えるようになりました。たいへんな努力の末にその人の振る舞いは変化し始め,前よりも穏やかになりました。そしてある日,仲直りするため父親のところに戻りました。父親は息子の遂げた変化に感激し,二人の関係は元通りになりました。

これは使徒パウロが書いた次の言葉の真実性を証明する数多くの実例の一つにすぎません。「神の言葉は生きていて,力を及ぼし,どんなもろ刃の剣よりも鋭く,……心の考えと意向とを見分けることができるのです」― ヘブライ 4:12。

家族生活: あなたの家族は幸福ですか。多くの家族は幸福ではありません。南アフリカの新聞「ザ・ナタール・ウィットネス」は,「制度としての家族の生活が危機にさらされていることは今や確実である」と述べ,さらに「現代の子供たちは社会的な変革の中に生まれてくる」と書いています。

しかし聖書には,問題が生じたときでも家族がうまくやってゆけるよう助けるための実際的なアドバイスがたくさんあります。例えば,夫の役割について聖書は,「夫は自分の体のように妻を愛すべきです」と述べています。夫がこの条件を満たすとき,妻が『夫に深い敬意を』示してそれに報いることは喜びとなります。(エフェソス 5:25-29,33)親子の関係については,エフェソス 6章4節で次のように述べられています。「また,父たちよ,あなた方の子供をいら立たせることなく,エホバの懲らしめと精神の規整とをもって育ててゆきなさい」。こうすれば,子供たちが聖書のおきてや親に従いやすい雰囲気を家庭内に作り出すことができます。―エフェソス 6:1。

これまで述べてきたことは,家族生活について聖書が解説している事柄のほんの一例にすぎません。神の導きにこたえ応じることにより,成功を収め,幸福な家庭を楽しんでいる人はたくさんいます。二人の子供がいるエドワードという父親は,聖書の原則に従うことから得られた益についてこう説明しました。「私の結婚生活は破綻しかけていました。子供たちと意義ある関係を築く時間がありませんでした。私たちがばらばらにならずにすんだのは,聖書が家族生活について教えていることに従ったおかげであるという以外にありません」。―箴言 13:24; 24:3。コロサイ 3:18-21。ペテロ第一 3:1-7。

精神的・身体的・感情的健康: 人の身体的な健康はその人の精神的また感情的な健康状態とある程度関連があることを研究は明らかにしています。ワールドブック百科事典によると,「ストレスの一般的な症状には,心拍数の増加,血圧の上昇,筋肉の緊張,うつ状態,集中力の低下など」があります。しかし,乱暴な行動のまねをすればストレスは軽減されると信じている人もいます。「ボクシングをすればストレスをかなり発散することができる」と,南アフリカのスター紙は述べています。そして,フィットネス・コンサルタントのジャニー・クラーセンスの,「女性でも,むしゃくしゃしたときには,サンドバッグを殴ればすっとします」という言葉を引用しています。

しかし,欲求不満の根本原因をコントロールできるようになるほうがずっと良いのではないでしょうか。「ストレス ― 現代の悩みの種」という雑誌の中でマイケル・スラツキン博士は,「ストレスがあるのを認めることは……重要である。なぜなら原因の多くは治療可能だからである」と述べています。博士はさらに,「ストレスをコントロールすることは……様々な病気の快復プロセスを促進することにさえなるかもしれない」とも語っています。

聖書は,ストレスをコントロールする非常に効果的な方法について説明しています。「何事も思い煩ってはなりません。ただ,事ごとに……あなた方の請願を神に知っていただくようにしなさい。そうすれば,一切の考えに勝る神の平和が,あなた方の心と知力を,キリスト・イエスによって守ってくださるのです」。(フィリピ 4:6,7)この方法でストレスをコントロールすることには多くの利点があり,身体にさえ益があります。聖書のある箴言はそのことを,「穏やかな心は身体の命であり,ねたみは骨の腐れである」と述べています。(箴言 14:30)別の箴言には,「喜びに満ちた心は治療薬として良く効き,打ちひしがれた霊は骨を枯らす」とあります。―箴言 17:22。

ストレスやプレッシャーから逃れようとして,多くの人はたばこやお酒や麻薬に頼ります。それらの中毒が及ぼす害についてはしっかりとした裏づけがあります。しかし聖書は,『あらゆる肉の汚れから』自分を清く保つよういつも勧めてきました。(コリント第二 7:1。箴言 23:29-35と比較してください。)確かに,そうした有害な習慣を避けることは,現代の世界では実際的な保護となります。

仕事,お金,正直さ: 怠惰は決して割に合いません。「冬のゆえに怠惰な者はすき返さない。その者は刈り取りの時に物ごいをすることになるが,何もない」と,箴言 20章4節は述べています。一方,一生懸命働くことには確かに価値があります。「盗む者はもう盗んではなりません」と,エフェソス 4章28節は述べています。この聖句はさらに,「骨折って働き,自分の手で良い業を行ない,窮乏している人に分け与えることができるように」するほうがはるかに良いとも述べています。―箴言 13:4と比較してください。

聖書の原則が仕事場での人間関係にも当てはまることをご存じでしたか。従業員は聖書時代の“奴隷”のように,「肉的な意味で[自分の]主人である人たちに対し,すべての事において従順」であるのは良いことです。他方,上司つまり“主人”たちも従業員に対して「義にかなったこと,また公正なことを行なって」ゆくべきです。―コロサイ 3:22-24; 4:1。ペテロ第一 2:18-20と比較してください。

正直な商習慣について,聖書にはたくさんのことが書いてあります。正直さは残念ながら現在あまり見られませんが,それでも望ましい特質とみなされ,高く評価されることも少なくありません。それこそ聖書が強調している事柄です。イエスはこう言われたことがあります。「ごく小さな事に忠実な人は多くのことにも忠実であり,ごく小さな事に不義な人は多くのことにも不義です」― ルカ 16:10。箴言 20:10; 22:22,23; ルカ 6:31と比較してください。

アフリカのある国では,ダイヤモンド産業を舞台に盗みや汚職が横行していました。そこで,責任者を別の人に変えることが決まりました。大臣たちは,その立場にふさわしいと思われる人の名前を書き出して提出するよう求められました。閣議が開かれて人選が行なわれたとき,おもに汚職が理由で一人ずつリストから名前が消されてゆきました。最後まで名前がリストに残っていたのは大統領が推薦した人ただ一人でした。

「でもこの人は政党の党員ではない」と,一人の大臣が異議を唱えました。

大統領は,これは政治的な立場ではないと答えました。

「この人はエホバの証人です」と,別の人が言いました。

「だからこそ,この仕事を任せるのだ」と大統領は言い,さらに「我々はエホバの証人が正直なことを知っている。そして我々が必要としているのはそういう人だ。この人なら信頼できることが分かっている」と述べました。

確かに,聖書の原則に従っている人々は,このことが現代の世界でも益になることに気づく場合が少なくありません。

実際的な知恵を蓄える

これまで考えてきたのは,『まさに神についての知識を見いだす』とはどういう意味かを示すほんの数例にすぎません。(箴言 2:1-9)聖書は実際的で適切なアドバイスの宝庫です。清さや勤勉さ,コミュニケーション,セックス,離婚,税金を支払うこと,個性の違いに対応すること,貧しさに対処することなどに関する原則は,聖書が触れている生活の側面のほんの一部にすぎません。人生で成功するか失敗するかの違いは,どの程度聖書の原則に従うかにかかっていることを多くの人が証言しています。

聖書が今すぐ役に立つことははっきり分かりましたが,聖書は長期的な益があることも約束しています。例えば聖書は,現代の世界にある痛みや苦しみの根本原因が間もなく神の介入によって除かれることを約束しています。―ダニエル 2:44。ペテロ第二 3:11-13。啓示 21:1-5。

ですから,聖書についてできる限り多くのことを学ばれるようお勧めします。もし聖書をお持ちでないなら,ぜひ1冊お求めください。本誌の発行者は喜んでお手伝いいたします。大勢の人が聖書の実際的な提案に従って益を受けてきたように,あなたも今と将来にわたって神の言葉の価値を認めることができるようになるでしょう。

[7ページの図版]

聖書は家族生活を幸福なものにするための実際的な導きである

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