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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1994
塔94 10/1 26–30ページ

エホバを選ぶようお子さんを助けていますか

「聖書の研究は本当に退屈で,つまらないと思っていました。僕は大人になってもエホバの証人にはならない,と心の中でひそかに決めていました」と,ある若者は言いました。クリスチャンの家庭の子供たちの大多数はやがてエホバの側に立つことを選ぶようになると期待されますが,彼のような若者たちは,エホバを自分の神として選ぶに当たって難しい時期を通過するかもしれません。

親は自分の子供を効果的に導くのにどうしてよいのか途方に暮れる場合があります。子供のことを心配していたある父親は,「正直言って私は,がっかりして泣いた涙の跡がほほに残っている子供たちの寝顔を見ながら,自分はもっと寛容であるべきではなかっただろうかと考えさせられることが何度もありました」と語りました。途方に暮れた親は同様に,厳しく自分を見つめるものです。その父親の二人の息子は成長し,エホバに仕える道を選びました。

しかし,エホバを捨ててクリスチャンの会衆を離れ,サタンの世へ行ってしまう若い人たちもいます。では,エホバを選ぶよう子供たちを首尾よく助けるには,親は一体どうすればよいのでしょうか。この質問に答えるためにまず,エホバのもとにとどまるよう親が切に願っているにもかかわらず,一部の若い人々がエホバを捨てるのはなぜなのか,その理由を探ってみましょう。

一部の若い人々がエホバを捨てる理由

より一般的な要因の一つとして,一部の若い人々はエホバを,またはエホバの道を本当に知るところまで行かないということが挙げられます。幼い時からクリスチャンの集会に出席してはいますが,ただ習慣的にそうしているだけで,エホバを本当に探し求めているわけではありません。(イザヤ 55:6。使徒 17:27)前述の少年は,話し手が演壇から話すことが理解できなかったため,クリスチャンの集会は退屈なものでした。

ある子供たちは真理の種を植えられてはいるものの,サタンの世の人々の心配のなさそうな,物質偏重の生活様式に心を引かれます。また,同じ年ごろの仲間と一緒にいたい,彼らのようになりたいという願いが非常に強くて,その欲求に対処できない若い人たちもいます。―歴代第一 28:9。ルカ 8:12-14。コリント第一 15:33。

しかし,世界各地のクリスチャンの家庭の多くの子供たちは,エホバの側に立つことを選んでいます。そのような子供の親たちが用いた実際的な方法から何かを学ぶことができるでしょうか。

早くから始める

エホバを選ぶようお子さんを助けるための重要なかぎは,早くから始めることです。心が柔らかくて受け入れやすい時期に得た印象や学んだ教訓は,大抵,一生忘れないものです。(箴言 22:6)ですから,エホバの善良さや愛や,畏怖の念を起こさせる偉大さについて早くからお子さんに教えるようにし,エホバに対する愛や,エホバがしてくださった事柄に対する感謝の念を,お子さんの心の中にはぐくむよう努力してください。このことを成し遂げるため,多くの親は,ものみの塔協会の出版物に載せられたエホバの創造物に関する沢山の記事を使って成功しました。

子供が幼い時に教え込まれなければならない特質の中に,エホバとその崇拝に対する従順と敬意があります。就学前の子供たちが,クリスチャンの集会で一生懸命に簡単なノートを取ったり,自分の聖書を開いて聖句を見つけたり,あるいは眠くなると,親に連れられて洗面所へ行き,冷たい水で顔を洗ったりするのを見ると,心温まる思いがします。こうした事柄はささいなことですが,エホバに対して敬意と従順を示すべきことを幼い子供に銘記させるのに何と肝要な事柄なのでしょう。

また,子供に聖書を個人的に,そして真剣に教えることも早くから始めなければなりません。ある夫婦は息子たちが2歳の時,「偉大な教え手に聞き従う」という本aを読んで聞かせるようにしました。後に,息子たちは学校へ通うようになると,毎朝,早く起きて,「わたしの聖書物語の本」や「あなたは地上の楽園で永遠に生きられます」という本*を母親と一緒に勉強するようになりました。勉強が終わると,朝食前に父親の司会で,その日の聖句が討議されました。最近,その息子たちがエホバに仕える道を選び,それぞれ10歳と11歳で,献身の象徴である水のバプテスマを受けた時,二親の努力は豊かに祝福されました。

ものみの塔協会の日本の支部事務所で奉仕している一人の立派な青年は,幼いころ,夜,母親がそばに腰掛けて祈り方を教え,エホバとの関係を築くよう助けてくれたことを覚えています。彼はその時に学んだ教訓を決して忘れませんでした。それは,どこへ行こうと,何をしていようと,エホバがいつも身近にいて,すぐに助けてくださるという教訓でした。

子供を立派に育てる親は,子供が受け継いだ不完全さゆえに持っている悪い性向を見抜けるようになり,そのような性向を直すため早くから助け始めます。(箴言 22:15)利己心や強情さや誇りを示したり,他の人をひどく批判したりする傾向があれば,早くから対処しなければなりません。そのままにしておくと,後日,そのような種は成長して,神とその道に対する反抗という実を生み出すことになります。例えば,善意からするにせよ,親が子供を甘やかしすぎると,子供は自己本位の態度を取るようになる場合が少なくありません。そのような子供は自分の親を敬うこともエホバを敬うことも難しく感じるようになり,聖書が言う「感謝の念のない者」のようになってしまいます。(箴言 29:21)一方,家で雑用をさせられ,他の人が必要としていることに気を配るよう教えられる子供は,親に対してもエホバに対しても一層深く感謝するようになります。

もう一つの肝要なことは,子供が無理なく達成できる神権的な目標を早くから設けることです。早くから,一貫した方法でそうしないと,ほかの人が別の目標で子供の思いや心を満たしてしまうかもしれません。聖書を通読すること,ものみの塔協会の出版物の一つを個人的に研究すること,神権宣教学校に入ること,良いたよりをふれ告げる人になること,バプテスマを受けることなどを,そうした目標に含めるべきでしょう。

貴文さんは,母親が「ものみの塔」誌と「目ざめよ!」誌を読む習慣を身に着けさせてくれたことを思い起こします。学校から帰ると,お母さんの作った簡単な質問が台所のテーブルの上に置かれていたのです。百合さんは,クリスチャンの奉仕者の必要の大きい所で奉仕している開拓者たちbのもとに数日滞在し,宣教活動に一緒に出かけたり,良い料理を作るところを見たりして,喜びと熱意を抱いている開拓者たちを観察し,大いに心を動かされ,自分も同じようにエホバに仕えたいという願いを一層強くしたことを覚えています。親に連れられて,ベテルと呼ばれている,ものみの塔協会の本部や支部をよく訪問し,そこで楽しくエホバに仕えている他の若い男女を観察できたことについて語る若い人たちは少なくありません。子供のころ,こうして訪問した人々の多くは今,世界各地のベテルで奉仕しています。

お子さんにご自分の時間を与えてください

お子さんと共に過ごす時間の量と質は,お子さんがエホバに仕える道を選ぶかどうかに直接関係してくるでしょう。子供は,親が自分との聖書研究のためにどれほど時間をかけ,どれほどの準備をしたかをすぐに見抜きます。もし親が前回どこまで勉強したかを思い出せなかったり,ちょっとしたことで研究を取りやめにしたりすれば,研究はそれほど重要なものではないと言っているようなものです。しかし逆に,親がその研究のために犠牲を払い,よく準備し,何が起きようとも定期的に研究を司会するのを子供が見るなら,親は研究が何よりも重要であると言っていることになります。要求されているわけではありませんが,ある母親は,集会に行く時や近所の人との聖書研究を司会する時と同様,子供との研究の際にもきちんと服装を整えます。そうすれば,エホバの崇拝は重要であるという印象を与えます。

お子さんのための聖書教育を楽しいものにし,お子さんの心を動かすには,多くの時間と努力が求められます。特に,幼い子供は自分の学んでいる事柄が実際に目の前で演じられるのを見ると,深い印象を受けます。一例として,ある父親はラザロの復活に関して聖書に記されている事柄を実際に演じてみせて,子供たちが復活の様子を思い浮かべることができるようにしました。父親は押し入れに入り,それから復活させられたラザロとして出て来たのです。―ヨハネ 11:17-44。

子供が成人期に近づくと,様々な感情や疑問や心配事などの洪水に直面するので,そうした事柄に対処するため,さらに多くの時間や技術が必要になります。子供がエホバに対する信頼を培うには,この時期に,愛と識別力に富む親が取り分けておく時間は極めて重要なものになります。4人の子供を立派に育てた一人の父親の話によると,子供たちが様々な問題に直面した時,この父親は危機を完全に乗り越えるまで,ものみの塔協会の出版物の中の関連した資料を調べ,それについて子供たちと毎日話し合いました。

忙しい開拓者で,二人の子供を持つある母親は,娘が内向的になり,神権的な活動に対する喜びが欠けていることに気づきました。それで,母親は毎日,午後,娘が学校から帰って来る時間には家にいることに決め,お茶を飲みながら娘と話をするようにしました。母と娘が親しく話し合うことにより,娘は必要な助けを受けました。そして,高校を卒業するとすぐ開拓者になり,今も母親と共に開拓奉仕をしています。―箴言 20:5。

良い交わりと模範

親は自分の時間を与えるほかに,子供たちのために健全な交わりを設けてやらなければなりません。箴言 13章20節は,「賢い者たちと共に歩んでいる者は賢くなり,愚鈍な者たちと交渉を持つ者は苦しい目に遭う」と述べています。

子供を立派に育てた親で,この箴言が真実であることを認める人は少なくありません。4人の子供を持つある父親はこう言いました。「振り返ってみると,子供たちをエホバに仕えるよう動かすことができたのは,真理のうちにある大勢の友達のお陰だったと思います。自分の会衆の人たちだけでなく,ほかの会衆の人たちとも友達になって,そうした人たちとの友情をはぐくんでゆくよう子供たちを励ましました」。長年,ベテルで奉仕しているクリスチャンのある長老は思い出をこう語りました。「私が幼かったころ,家族は小さな家に住んでいましたが,我が家はいつも巡回監督の宿舎になっていました。その上,私たちの会衆の特別開拓者たちがよく私たちと夕食を共にしました。そして,私たちの家のお風呂に入り,私たちと交わってくれました。彼らの経験を聞き,喜びにあふれたその姿を見ることは,全時間奉仕に対する認識を深める助けになりました」。

良い交わりは,問題を抱えて苦労している人々の助けになります。ある母親は,息子の生活が荒れていた時,そのことでエホバの証人の旅行する監督に相談しました。監督はその少年を連れて野外奉仕に出るよう母親に勧めました。「そうすれば,お子さんは霊性も他の面もすべてよくなります」と,監督は言いました。これはその母親の話です。「私たちの会衆では夕方に証言を行なう取り決めがあり,大勢の学齢期の子供たちや数人の年上の正規開拓者たち,それに少なくとも長老が一人その証言に参加していました。最初は,息子を定期的に連れて行くのに苦労しましたが,その苦労も長くは続きませんでした。息子はいつも健全な交わりで一層元気づけられ,一層励まされて帰宅したからです。そして,高校生の時にバプテスマを受け,毎月補助開拓者として奉仕し,卒業と同時に正規開拓者になりました」。健全な交わりとエホバのご意志を行なうこととが相まって良い結果がもたらされました。

お子さんに健全な影響を及ぼし得る若い人たちが地元の会衆にはいない場合があるかもしれませんが,エホバに仕える道を選んだ多くの若い人々が繰り返し言うことは,自分の親の模範です。多くの若い人たちは親のことをほめ,親に見倣いたいと言っています。百合さんは,母親が示したもてなしの精神や,電話をかけたり病気の人のために食事を作ったりして母親が他の人に気遣いを示したことを思い起こします。4人の男の子が今ではみな成長してエホバに仕えている家族の中で育った達夫さんはこう語ります。「父は未信者だったので,母は私たちと定期的に研究をすることができませんでしたし,親族からのひどい反対にも遭いました。しかし,真理に対する母の確固とした態度や,エホバに仕えることを喜ぶ母の姿を見て,私は大いに感化されました。また,母は私たちが抱えていた種々の問題に関して私たちを助けるため,明け方まで起きていることもいといませんでした」。忠実な業の裏づけがある,親の知恵の言葉には効力があります。洋一郎さんは両親についてこう語っています。「両親が会衆内のほかの人について消極的な言葉を口にしたことなど思い出せませんし,子供の私たちが他の人の欠点についてうわさ話をすることも許しませんでした」。―ルカ 6:40-42。

子供がエホバを選ぶのを見る喜び

エホバを選ぶようお子さんを助けるための絶対確実な方法はありません。心配な時は少なくないものです。しかし,子供のことを心配した,先ほどの父親はこう言っています。「私たちは親として,エホバの目に見える組織の提案に忠実に従うよう常に努力しました。そうすることは,問題を克服する上で大きな助けになりました」。この二親の努力は成功しました。

そうです,最善を尽くして聖書の指針に従い,エホバを愛すべきもっともな理由をお子さんに教え,自らの忠実な模範と,子供を助けるための誠実な努力とによってその教えを裏づけるなら,あなたもやがて成功を収めてご自分の努力の有終の美を飾ることになるでしょう。冒頭のほうで述べた,エホバの証人にはならないと,かつて決意していた少年のことを覚えておられますか。母親はその少年が何年かの難しい時期を切り抜けるのを首尾よく助けました。少年はずっと後になって,「母が決してあきらめなかったことをうれしく思っています」と語りました。あなたもお子さんのことで同様の結果を見ることでしょう。―ガラテア 6:9。

[脚注]

a ものみの塔聖書冊子協会発行。

b エホバの証人の全時間奉仕者は開拓者と呼ばれています。補助開拓者は少なくとも毎月60時間,正規開拓者は90時間,特別開拓者は140時間を宣教に費やします。

[30ページの図版]

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