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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2006
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読者からの質問

創世記 44章5節の記述からすると,エホバの忠実な僕ヨセフは銀製の特別な杯を用いて兆しを読んだように思えますが,実際にそうしたのですか。

ヨセフが実際に何らかの占いに頼っていた,とは考えられません。

聖書によれば,ヨセフは,魔術を使って将来を知ることなどできないということを正しく理解していました。それ以前に,ファラオの見た夢を解き明かすよう求められた時,やがて起きる事柄について『告げる』ことができるのは神だけである,と幾度も強調しました。その結果ファラオ自身も,ヨセフの崇拝する神が ― つまり,魔術のような不思議な力ではなく,まことの神が ― 将来に関する詳細な事柄をヨセフに知らせた,と考えるようになりました。(創世記 41:16,25,28,32,39)エホバは,後にモーセに与えた律法の中で,魔術や占いを禁じることにより,将来を予告できるのはご自分だけであるということを再び明示されました。―申命記 18:10-12。

では,ヨセフはなぜ,自分が銀の杯を使って「巧みに兆しを読む」という意味のことを,僕を介して述べたのでしょうか。a (創世記 44:5)それを理解するためには,そう述べるに至った事情を考える必要があります。

非常に厳しい飢きんが生じたので,ヨセフの兄たちは食物を得るためにエジプトまで来ていました。その時より何年も前,兄たちはヨセフを奴隷として売り飛ばしていました。その兄たちが今やそれとは知らずに,まさに自分たちの弟,エジプトの食糧管理官となっていたヨセフに援助を願い求めます。ヨセフは身を明かすことはせず,兄たちを試すことにします。当然のことながら,兄たちが本当に悔い改めているかどうかを見定めたい,と思ったのです。また,兄たちが弟のベニヤミンと,ベニヤミンに特別な愛情を抱く父ヤコブを愛しているかどうか ― そうだとしたら,どれほど深く愛しているか ― も知りたいと思いました。それで,ヨセフは計略を用いることにしました。―創世記 41:55–44:3。

ヨセフは僕の一人に命じて,兄弟たちの袋に食糧を満たさせ,袋の口に各人の金子を戻させ,ベニヤミンの袋の口にはヨセフの銀の杯を入れさせました。こうしたことすべてにおいて,ヨセフは異教の地の一役人として振る舞っていました。何も気づいていない兄弟たちの目にそのような者として映るよう,姿も行動も言葉も役人らしくしたのです。

ヨセフは,兄弟たちと顔を合わせた時も,同じように役人らしく振る舞い,「わたしのような者は巧みに兆しを読むということを知らなかったのか」と厳しく尋ねました。(創世記 44:15)このようなわけで,杯は明らかに計略の一環にすぎませんでした。ベニヤミンが杯を盗んだのではないのと同じく,ヨセフが杯を用いて兆しを読むようなことも実際にはありませんでした。

[脚注]

a 古代のこの慣習について,F・C・クック編修の「聖書 ― 批評・注釈付き」(英語)はこう説明しています。「その占いは,水を入れた杯の中に金か銀か宝石を落とし,その見え方を注意深く観察すること,あるいは鏡を見る場合のように単に杯の水を見ることによって行なわれた」。聖書注解者のクリストファー・ワーズワースは,「杯に水が満たされる場合もあり,答えは,その水面に日が射したときに見えるものによって判断された」と述べています。

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