3月か4月までには?
1 今年は3月28日,日曜日に,「神の話されたすべての物事の回復」と題する特別講演を楽しむことができます。さらに,4月9日金曜日には,キリストの死の記念式が行なわれます。聖書研究生や,関心を示す他の人々を伴ってわたしたちが出席することに加えて,迷えるもの,すなわち,かつてはエホバの奉仕に活発に携わっていたにもかかわらず,現在では交わりを中断している数千名の人々をさそって,その人たちに出席してもらうのはなんと大きな喜びでしょう。
2 数千名ですって? 数千名もの人が不活発になったのですか? そうです。1967から1970奉仕年度にかけて,日本では1,329名の人々が,エホバに対する活発な奉仕をやめました。この人たちが再びエホバの祝福と恵みを受けるようになるには,彼らを助けねばなりません。
3 『その人たちは王国会館の場所も,集会の時間も知っている。それで十分なのではないだろうか』と,考えるかたがいるかもしれません。いいえ,それで十分でない場合が多いのです。会館の住所を知ってはいても,霊的な見地から言うと,彼らは帰る道を知らず,また,帰ってくるだけの霊的な強さを持っていません。これは,1969年10月1日号の「ものみの塔」に掲載された,「時間のあるうちにエホバに帰りなさい」と題する記事の中で討議されているとおりです。
4 現在,不活発な状態にある人々の多くは,マタイ伝 18章12節でイエスが「迷へるもの」と描写した種類の人々かもしれません。そうした迷えるものがエホバに帰るのを助けることができるなら,それは彼らにとって救いを意味し,さらにわたしたちの心臓に喜びをもたらすものとなるでしょう。14節でイエスはこう言われました。「この小き者の1人の亡ぶるは,父の〔意志〕にあらず」。
5 どのようにして助けることができますか。何よりも,援助に応じる人と聖書研究を始めるよう努めることです。かつて迷っていた人々の多くは,聖書研究から助けを得て,霊の思いを取り戻しました。何を研究するかは,個人の状況によって異なります。たとえば,数年間迷っていた人々とは,「真理」の本を復習するか,研究するのがよいでしょう。迷っている人でも,心臓の状態が正しいなら霊的な食物の摂取にこたえ,まもなく,再び集会に出席しはじめることでしょう。もちろん,しばらくたっても答え応じない場合には,研究を中断し,エホバについて学ぶことと,エホバに仕えることを真に願っている人を助けるために,その時間を用いてください。ついでですが,「ともしび」の本の104ページに指摘されているとおり,不活発な伝道者との聖書研究を司会するために費やした時間,また,その研究は報告できます。
6 会衆の委員が,区城内に住む不活発な人々のリストを作り,有能な伝道者か開拓者,あるいはしもべがその人たちを訪問するよう取り決めを設けることが提案されています。不活発になった人を知っているなら,監督に知らせることができます。不活発な人が区域外に住んでいる場合には,その人の住所と名前を協会に通知してください。協会はその区域を持つ会衆に,喜んで連絡します。
7 迷える者の多くは,援助のおかげで霊の思いを取り戻しましたか? 幸いなことに,1967年から1970年の期間中,648名の人々が再び活発になりました。なんとすばらしいことではありませんか。そうです,迷える者に今,注意を払うことによって,彼らのうちの多くの人たちが霊的に助けられ,3月あるいは,おそくとも4月の記念式の時までにはわたしたちとともに集会に出席するようになることでしょう。これは,その人たちにとって永遠の命を意味しているのです。―ルカ 15:3-7,20-24。