「私が報告したのはそれだけだろうか」
1 前の月の自分の活動にかんする報告が全部でどれほどかを知って,あなたはこのように自問したことがありませんでしたか。そして,注意深く調べてみたら,自分の活動を全部は報告していなかったことに気づくという場合がよくあるのではありませんか。会衆のしもべの補佐は提出された報告を忠実に記録したのですが,それでも「とにかく私は確かにもっと多くの時間を奉仕に費やしたはずなのだが」と考えたことでしょう。
2 どうすれば報告のしかたを改善できますか。1つには,わたしたちは組織の一部であり,わたしたち個人個人の努力したことを正確に報告すれば,会衆の活動の記録を完全なものにするのに寄与するという総合的な見方を持つ必要があります。そうした報告はわたしたちすべてに励みとなり,霊的な援助の必要な人を助けるさいの指針として役だち,伝道のわざを秩序正しく監督するための助けにもなります。―使行 2:41; 4:4; 8:14。
3 報告する回数もたいせつな事柄です。なかには,月末まで待って,それから自分のしたことを思い出して書こうとする人がいます。問題の解決策は毎週報告することです。あなたは野外奉仕から戻ったらすぐ,自分の活動の記録を決まったところにつけますか。なかにはカレンダーや日誌に記入する人もいます。また,報告用紙を歌の本や聖書にはさんで携帯し,氏名を書き込み行なった事柄を記入したなら,集会に出席するさい,王国会館でその用紙をすぐに提出できるようにしている人もいます。事実,集会に来たとき,あるいは集会が終わったとき,まっ先に報告入れのもとに行き,忘れずに報告を出すようにしている伝道者は少なくありません。
4 ある書籍研究のしもべたちは,自分たちの活動の報告の一部をとかく出し忘れる人々をたいへんよく助けています。それらのしもべたちは書籍研究の場所に何枚かの用紙を備えて置き,用紙の必要な人すべてがそれを入手できるようにしています。それに,報告用紙を王国会館で提出するよう,みんなに思い起こさせてくれます。正確な報告をまとめるのはたいせつなことであり,あなたがたすべてはそうするのを助けたいと願っておられるに違いありません。ですから,以上のような提案を述べたのです。
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毎週奉仕する伝道者でありなさい