質問箱
● 長老がひとりかふたりしかいない会衆は,おおぜいの長老がいる近隣の会衆の長老たちの援助を受けることができますか。
時々巡回監督は,ある会衆にはひとりだけの長老しかいないのに対して,別の会衆には多くの長老がおり,ある程度の援助は可能であると述べています。巡回監督はおおぜいの長老のいる会衆に対して,近隣の会衆で長老を必要としていることを知らせるかもしれません。しかし,書籍研究を司会し,会衆の活動を世話するという会衆自体の長老の必要を考慮するのは,その地の長老たちの一団の責任です。現在いる会衆で必要としているのであれば,長老が別の区域に出かけて行く必要はありません。もし,長老のひとりが年長の兄弟をほんとうに必要としている会衆に行って働いても,現在の会衆にはなんら困難が生じないと長老たちの一団が考えるのであれば,問題を話し合い,近隣の会衆に出かけて行くことを望んでいる長老がいるかどうかを調べることができます。
このような奉仕を考慮している長老は,それが自分にとって霊的にまた肉体的に何を意味するか,あるいは家族の福祉にどんな影響があるかを考えるべきです。彼は,家族の各自がそれについてどう考えているかを知りたいと思うでしょう。そこに行くまでにどれほどの時間がかかりますか。自分の家から近隣の会衆までの交通事情や費用についてはどうですか。また,これから移ることを考慮している会衆の集会の時間についても考えるべきです。祈りのうちにこれらの問題を考慮することは賢明です。
こうした考慮を払った後,長老のだれかが近隣の会衆で奉仕できることが明らかになった場合,主宰監督は近隣の会衆と連絡を取って,その会衆で定期的に奉仕することを喜んで望んでいる長老がいる旨を知らせます。知らせを受けた時,もし近隣の会衆を代表する兄弟たちが,会衆を移ることのできる長老と会い,問題を話し合いたいと思えば,そうすることができます。そして,もしその長老に自分たちの会衆で奉仕してもらいたいと思うのであれば,会衆を代表する兄弟たちは,事情を説明した手紙を添えて同兄弟が会衆の長老として任命されることを求める推薦の手紙を統治体に送るべきです。推薦が認められると,その長老は新しい会衆で奉仕し,彼の名前は以前の会衆の長老の名簿から取り消されます。