夏の時期を楽しみ,十分に活用する
1 わたしたちをさわやかにする様々な活動とその楽しみや喜びを伴った夏がやって来ました。休暇を取って気分転換を図る方々もあることでしょう。しかし,この夏最大の楽しみと言えば何と言っても地域大会です。
2 わたしたちの時間をふさぎ得る事柄はたくさんありますから,霊的な活動の良い習慣を保つことが必要です。霊的な物事が二の次にならないようにいたしましょう。夏の時期の様々な機会を十分に活用なさってください。そうすれば喜びは一層大きなものとなるでしょう。―フィリピ 3:16。マタイ 5:3。
3 使徒ペテロは多忙な人で,ぎっしりと詰まった生活を送りました。生活上の圧迫を身に感じ,反対者たちの引き起こす数々の問題を経験しはしましたが,彼は,『さわやかにする時期がエホバのみもとから到来する』ことを知っていました。(使徒 3:19)聖書の他の筆記者たちも,神の言葉を『飲み』,兄弟たちと交わる時,さわやかさがもたらされることを示しましたが,ペテロの考えはそれと一致しています。(ローマ 15:32。詩 23:2,3)また,「幸福」なのは神のご意志を「行なう者」です。(ヤコブ 1:25。ヨハネ 13:17)これらの聖句は,さわやかさを最大限に楽しみたいと思うなら,エホバを第一にし,絶えず霊的に養われ,兄弟たちと交わり,エホバへの奉仕に活発であることが重要であることを強調しています。
4 この点を銘記して,毎月の第一日曜日に兄弟たちと野外奉仕に参加するのを習慣としてください。8月にもそれ以後にも,この健全な型を保つように努力なさってください。ある家族は事情を調整して毎週少なくとも1日,皆で幾らかの時間を奉仕に費やすように取り決めています。みなさんのご家族もこのようにしておられるなら,その良い習慣を保たれるようお勧めいたします。あなたご自身が,またはあなたの励ましによりご家族の他の方が,この夏補助開拓奉仕に時間を費やすことができますか。家族が一緒にそうできればどんなによいことでしょう。そのような機会を通して大勢の若い方々が全時間奉仕を味わい,霊的に大きな益を受けてきました。野外の奉仕に十分に参加するよう,互いに助け合い,励まし合ってください。
5 8月中,わたしたちは「今ある命がすべてですか」の本を,他の厚手の書籍2冊と「見よ!」の小冊子を添えて用います。家から家で,旅行する際に,友人に,親族に,またお会いになる他の人々にそれらを提供してください。本の中から,自分で最も楽しんだ章も含め,時宜にかなった興味をそそる点を示してください。そこが自分にとってなぜそれほど重要なところなのか人々に説明してごらんください。あなたの言葉によって,相手の人もその本を読んでみる気になるかもしれません。
6 夏には読書の点で追い上げる機会が得られるかもしれません。この季節には注意をそらせる事柄がいくらでもありますから,わたしたちの個人研究や家族研究が他の活動で閉め出されてしまわないように注意が必要です。戸外で何かをすることを楽しむ人々の中には,研究もそこですることを楽しんだ人たちがいます。家を離れている場合に,共に行動している人たちを自分の個人または家族研究に誘ったことがおありですか。そのようにすれば,楽しくもあり,有益でもあります。
7 そうです,この夏を忙しい,しかも幸福な時とすべきです。何をするにしても良い平衡を保ち,より重要な霊的活動が他の活動によって閉め出されてしまわないようになさってください。夏の時期を楽しみ,十分に活用することを目標となさってください。