良いたよりを伝える ―「幸福」の本を用いて
1 「幸福 ― それを見いだす方法」― 12月中野外奉仕で会う人々と話し合う何と興味深い主題でしょう。そして「クリスチャン・ギリシャ語聖書新世界訳」と共に提供する何とすばらしい書籍でしょう。
2 夏に開かれた「王国の忠節」地域大会で受け取ったこの新しい書籍を,みなさんはすでに読んでおられることでしょう。もしかしたらあなたはすでにこの本の中で話し合うことができるいくつかの点をすでに考えに入れておられることでしょう。またこの新しい書籍に対する個人的な関心のゆえに,あなたはこれを友人,親族そして特に夏の大会に出席できずこの本を自分用に求めることができなかった関心ある人々に,提供するよう動かされたことでしょう。
3 この本はいろいろ異なった興味や背景を持つ人々に訴えるように意図されています。これは,本の主題 ―「幸福 ― それを見いだす方法」からも明らかです。どれほど大勢の人が今日必死で幸福を探し求めているでしょう。しかも,いつでもそれが自分たちの手から逃れてしまうのです。
4 この本の目次を簡単に調べてみるだけで,すべての人に対する何かがその中にあることが分かります。この本は特別な宗教的背景を何も持ち合わせていない人にも,神に固い信仰を持つと自称する人にも訴えるものであるに違いありません。この本のいろいろな章に親しむことにより,どんなタイプの人であろうとあなたが会う人に訴えるものをすぐ選ぶことができるでしょう。
5 1章から4章までは,宗教的なことに心が向いていない人にこの本を提供するのに最も役立ちます。これらの章は推論するよう人々に訴え,独善的になることを避けています。霊的な事柄には概して無関心な人にさえ,これら最初の四つの章の内容は興味をそそるものでしょう。
6 5章から10章までは,日々の生活上の問題を解決するのに,聖書はどれ程実際的であるかを示しており,「金銭の問題 ― どんな助けがあるか」,「性 ― 実際に役立つのはどの助言か」そして「健康の増進と長生き ― その方法」といった興味を引く主題が付いています。そして,11章から20章は聖書の基本的な教えを扱っておりますが,読者が鼓舞されるような新鮮な扱い方が用いられています。
聖書と「幸福」の本を提供する
7 12月中,「クリスチャン・ギリシャ語聖書新世界訳」と「幸福」の本を1,100円の寄付で提供します。自分を紹介してから次のように話し合えるでしょう。「今日多くの人が幸福を願っていてもそうなれないのはどうしてでしょう。(家の人の反応を待って)多くのことが考えられますが,あなたはこのことに同意なさるに違いありません。(啓示 1:3を読み)聖書の中には人をより幸福な生活に導く,教えや原則が数多く含まれているので,それを学び生活に適用することをお勧めしています」。そして「幸福」の本の中から前もって選んでおいた適切と思われるところ(例えば58-61ページ,65と66ページなど)を示すことができます。
8 それに加えて12月と1月は「幸福に暮らすことは本当に可能ですか」と題する「王国ニュース第29号」が「幸福」の本と共に用いられるので,このパンフレットを十分に活用したいと思うかもしれません。自分を紹介してからパンフレットを家の人に手渡し,主題に注意を引きます。そして2ページ最上部にある質問を共に考慮できるでしょう。もし家の人が,幸福を見いだすためには,目に見えないものにつき学ぶ必要を認識するなら「幸福」の本の1-4章はその人に訴えるものとなるでしょう。他方,家の人がむしろ目に見えるもの,生活にかかわるものに特に関心を示すなら,「幸福」の本の5-10章はその人の興味を捕らえるものとなるでしょう。それでパンフレットを用いる直接的な提供方法も試みてごらんください。
9 「王国ニュース第29号」のパンフレットは研究を取り決めるのに優れたものであることに気付かれるでしょう。このパンフレットの3ページと4ページの情報はそのために役立ちます。再訪問の時によく活用するようお勧めします。
10 11月と12月に「幸福」の本に基づいた一連の八つの講演が行なわれていますので,わたしたちはこの本の内容をより深く理解することができます。野外で用いることができる興味を引く点を仲間の奉仕者と話し合い,お互いに助け合えるでしょう。そして人々がエホバを知って幸福を見いだすようこれら興味深く話し合える点を活用いたしましょう。