聴く耳を持つ人々に「来なさい!」と言い続けなさい
1 イエスは,人々が真理の音信を注意深く聴く必要性を強調されました。(マタイ 11:15; 13:9,43)認識のある聴衆をとこしえの命に導く知識を分け与えていたゆえ,イエスはご自分の教えの意味を人々が理解することの重要性をご存じでした。―ヨハネ 17:3。
2 命を与えるこの知識は,渇いている人々に現在差し伸べられている「命の水」の重要な部分を成しています。(啓示 22:17)ヨハネの言葉に示されている通り,それは恵まれた少数の人々だけの私的な所有物でも,お金のある人には売り渡され,持っていない人には与えられないといったものでもありません。現在義に渇いている人すべてに対し,エホバの寛大な無償の賜物を活用するよう勧めることが必要なのです。(イザヤ 55:1)聴く耳を持つ人々に「来なさい!」と言う,今日の幾百万もの人々の中にあなたは数えられていますか。
どのように「来なさい!」と言えるか
3 5月は「ものみの塔」の予約活動の2か月目です。命のためのエホバのすばらしい備えに注意を引く面でこれに勝る道具があるでしょうか。大いなるバビロンの邪悪な企てを暴露することが特に強調されている「ものみの塔」は,宗教上の迷信や欺まんからの自由を多くの人に得させる助けとなります。「ものみの塔」の予約を提供するどんな機会があるでしょうか。
4 予約を提供する一つの優れた方法は家から家での提供です。しかし,ほかにも数多くの方法,例えば再訪問の時や雑誌経路の人々に最新号を届ける時などがあります。街路の業で出会う関心ある人々から予約を得る面で成功している伝道者たちもいます。すでに予約をしている人に対し,友人や親族に予約をプレゼントするよう勧めることもできます。あなたご自身も幾人かの人に予約をプレゼントしたいと思われるかもしれません。仕事上の知人や同僚,級友にも提供できるかもしれません。ほかにも予約を提供できそうな人を思いつくことでしょう。
「来なさい!」と言い続けなさい
5 4月中に予約をした人々を助けることに引き続き関心を示してください。すぐに訪問しましょう。雑誌を受け取っていることを確かめてください。訪問の際,特定の記事を指摘し,それを読むよう勧めることができます。聖書研究を始めることや,一緒に会衆の集会に出席するよう勧めることさえできるかもしれません。誠実な関心を示すなら,それらの人々は好意的な仕方でこたえ応じて霊的な進歩を遂げるよう動かされることでしょう。
6 日本における昨年の記念式の出席者数を見ると,この最重要な行事に出席したものの良いたよりの伝道者になっていない人の数は17万人を上回っています。会衆内にも関心を持つこうした人たちがいますか。その人は「ものみの塔」を予約していますか。霊的に成長するようそれらの人々を助けるため,何が行なわれていますか。
7 「来なさい!」という招待はすべての国の人々に差し伸べられています。エホバは慈しみ深くもみ子イエスを通し,「来なさい!」そして「命の水を価なくして受けなさい」との招待にこたえ応じる人すべてに対して命という賜物を得る機会を差し伸べておられます。5月中,人々に招待を差し伸べる業にあなたは十分あずかりますか。