世界一優れた雑誌を提供する
1 「ものみの塔」誌の目的は,「エホバ神を宇宙の主権者なる主として高めること」です。また,「目ざめよ!」誌は,「家族全体を啓発するため」の雑誌で,「平和で安全な新しい世をもたらすという,創造者の約束に対する確信を強めます」。これらの引用はそれぞれの雑誌からのものです。両誌はそのような目標にしたがって出版されているので,何百万人もの読者に慰めをもたらしています。
2 4月中の宣教では,おもにこれらの雑誌を提供します。効果的に提供するためには,雑誌の内容に十分精通している必要があります。各号を読み,提供する際に使えそうな点を心に留めてください。人々が何に関心を抱いているか,考えてください。近所の人の大半は,特にどのような社会問題,家族問題,あるいは感情面での問題を気にかけているでしょうか。人の心を動かし,もっと知りたいという意欲を起こさせるような言葉を考えるようにしましょう。
3 「ものみの塔」4月1日号を紹介する: 大抵の人は,より良い世界,厄介な問題のない世界を切望しています。今はいろいろな問題があるために,人々は喜びを味わえないでいる場合が余りにも多いのです。
自己紹介の後に,このように言えるかもしれません:
■ 「『より良い世界 ― ただの夢ですか』と題するこの記事に,こんな興味深い言葉がありますので,ちょっとご覧ください。こう述べています。『この世界,わたしたちの住んでいる世界は,確かに理想的な場所ではありません。……現代の災いを数え上げれば際限がないように思えます』。このような状況からすると,将来について楽観的な見方をすることは難しいですね。でも聖書には,明るい将来について述べられています」。詩編 37編11節に述べられている約束について家の人に分かりやすく説明した後,4ページの「より良い世界は間近に迫っている」という記事に注意を向け,こう言います。「これらの記事を是非お読みください。この雑誌は喜んで差し上げます」。ふさわしいなら,わたしたちの業が自発的な寄付によって支えられており,寄付は少額でも喜んでお受けする,ということを述べてください。
4 「ものみの塔」4月15日号を紹介する: 4ページの記事は「信頼できる導きをどこに見いだせるか」という興味深い質問を提起しています。
自己紹介の後,このように言えます:
■ 「今日の世界は非常に多くの問題を抱えています。[最近,地域の人々が懸念していることや重大ニュースに触れる。] このような混乱した状態の解決策を見いだせる人などいるのだろうかと考えてしまいますね。しかし『最善の教訓を与える最良の本』と呼ばれる聖書を読むと,これこそ幸福で安全な生き方の指導書であることが確信できます」。テモテ第二 3章16,17節を読んでから,聖書が信頼できる指導書と言える理由を理解する上で,「ものみの塔」がいかに役立つかを示してください。
5 「目ざめよ!」を用いたいのであれば,5月8日号の「子供たちのための真の希望」という記事を使えるかもしれません。親の立場にある人々が子供たちの必要としているものに心を動かされ,子供を助けるために何ができるかを知りたいと思っているということに気づかれるでしょう。
6 わたしたちがこれらの雑誌,すなわち世界一優れた雑誌に関して熱意を抱いているなら,他の人たちも王国の希望を受け入れ,わたしたちと共にエホバを宇宙の主権者なる主として高めることができるよう,両誌を是非配布したいと思うに違いありません。―詩編 83:18。