わたしたちが再び訪問しなければどうして聞くでしょうか
1 「宣べ伝える者がいなければ,どうして聞くでしょうか」。(ローマ 10:14)そうです,わたしたちが効果的な再訪問を行なわないなら,人々はどうして真理の意味を把握できるでしょうか。王国の音信について家の人と話し合えた場合はいつでも,再訪問する価値があります。今月は,引き続き訪問して最初の会話を発展させ,配布したいずれかのブロシュアーから聖書の考えをさらに伝えることができるでしょう。そうすれば,首尾よく聖書研究に結びつけることができるかもしれません。
2 「見よ!」のブロシュアーを配布した人の場合,表紙の絵を用いてこう言えます:
■ 「先日は,犯罪や暴力に満ちる現在の社会が大きく変わる可能性について共にお話しでき,うれしく思いました。前回お渡しした冊子のこの絵は毎日報道されるニュースとは全く異なると思われませんか。[前回話題にしたニュースと大きく異なる点を指摘し,根拠となる聖句を用いる。] 約束が確かなものなのか,本当にそうなら,いつだれがどのように変化させるのかという質問は皆が知りたい点だと思います。この約束の出どころである聖書はどれほど信頼に値するかお聞きになったことがありますか」。それから,聖書の情報がどれほど高く評価されているかをその後の訪問で話し合うことを約束できるでしょう。
3 『神は気遣っておられますか』のブロシュアーから話した人であれば,このように言えるかもしれません:
■ 「前回は,神が存在するかどうかという興味深い事柄に関する___さんのご意見を聞かせていただきありがとうございました。今の時代に悪がはびこっていることや神が目に見えないことなどを考えると,確かにこれは結論の出しにくい問題と言えます。しかし,先日の出版物の中には,このような興味深い,しかもたいへん科学的な,神の存在に関する立証方法が記されています」と述べ,第3部を開きます。その後,「造られたものには必ず造り手がいる」という原則を強調し,3節以降の具体例を取り上げます。結びに,ではなぜ悪が許されているのか疑問に思わないか尋ね,次回そのことについて話す約束をします。
4 年若い奉仕者が再訪問する場合,このように言うことができるでしょう:
■ 「前回お会いした時には,宇宙や人間を造った方がいるかどうかについて聞いてくださり,ありがとうございました。ぜひ知っていただきたいと思ったもう一つのことがありますので,今日も特別にお寄りしました。わたしたちの学んでいる聖書では,間もなくこのような時代が来ることが約束されています。[2,3ページのさし絵を見せる。] わたしは早くこのような時代が来たらいいと思っていますが,それがいつ来るかについてはこう述べられています」と述べ,第9部の1節と,2節の最初の二文を読みます。その後,「こうした『しるし』にはどんなものがあるか,また聞いていただければうれしく思います」と明るくはきはきと証言するように心がけることができるでしょう。
5 わたしたちは真理を求めている誠実な人々を見いだすと,再び訪問することによって純粋な愛を示し,その人々が聞いたことに基づいて行動するよう助けます。わたしたちは自分たちに託された神聖な真理を,自分自身と自分のことばを聴く人たちの永遠の祝福のために用いるのです。―テモテ第一 4:16。