10月中,雑誌配布を意識する
1 「ものみの塔」誌と「目ざめよ!」誌には,永遠の良いたよりに関する慰めや励みを与える音信が含まれています。雑誌配布を意識することには,時間を取って雑誌を注意深く読み,記事がどのように人々に訴えるかを考慮することが関係しています。
2 まず,表紙で紹介されている記事に精通してください。表紙の絵を見せるだけで配布できる場合も少なくないのです。区域の人々に訴えると思える記事を選んでください。大半の人々は同じ宗教に属していますか。おもに何に関心を抱いていますか。こうしたことを念頭に置くなら,効果的な提供の仕方を準備することができるでしょう。以下に示されている方法に注目してください。
3 10月1日号の「ものみの塔」を提供するのであれば,「聖書 ― その真の価値は何か」という記事を取り上げられるでしょう。このように言うことができます:
■ 「今日は『聖書 ― その真の価値は何か』というテーマの雑誌をご紹介しています。というのも,世界中で広く読まれている聖書にどんな特別な価値があるのか,本当に役立つどんな証拠があるのか,___さん自身の目で実際に確かめていただきたいと思ったからです。聖書自体を読むことは難しいと感じておられる方にも,この手軽に読める雑誌から,聖書が書かれた目的について是非知っていただきたいと思います」。その後,4ページ3節に書かれている質問に注意を向けることもできますし,たとえ宗旨が違うとしても聖書から益が得られることや,その実際的な価値を雑誌から目立たせて積極的に配布します。
4 10月15日号の「ものみの塔」を用いて,このような簡単な近づき方をしたいと思われるかもしれません:
■ 「ほとんどの方は家族のだれかを亡くした経験を持っておられると思います。この記事は,『死者はどんな状態にありますか』という質問を提起しています。人は死ぬとどうなると思われますか。[答えてもらう。] その質問に聖書がどのように答えているか知りたいと思われる方には,喜んでこの雑誌を差し上げています」。家の人がもっと簡潔に書かれたものを望む場合に提供できるよう,いつでも「亡くなった家族の者にはどんな希望がありますか」のパンフレットを用意しておいてください。
5 10月22日号の「目ざめよ!」は,偽りの宗教の失敗を示す多くの証拠のもう一つの面を考察しています。「宗教が戦争で一方の味方をするとき」の記事を用いて,このように言えます:
■ 「同じ国や隣の国に住んでいながら戦争が相変わらず行なわれているのを見聞きします。歴史を通じてこうした紛争の根底に宗教がかかわっていることが知られていますが,あなたは助け合うことに率先するはずの宗教が紛争に関係しているということに矛盾を感じたことはありませんか。[家の人の意見を聞く。] 教えることと行なうことが明らかに違うなら,ほとんどの人は当惑させられます。また,ある人たちは宗教は何の役にも立たないと感じています。今日ご紹介している『目ざめよ!』誌は人々が宗教からどんな影響を受けてきたかについて興味深く取り上げています」。
6 聖書に基づいた話し合いができなくても,努めてすべての戸口で雑誌を提供するようにしましょう。雑誌を受け取った人は大抵,ふさわしい時に世界的な聖書教育活動に対して喜んで少額の寄付をするでしょう。