「新世界訳」を提供する
1 「新世界訳は入手するだけの価値が十分にある。その訳は生き生きしていて真に迫るものがあり,読者をして考えさせ,研究させずにはおかない。それは高等批評家による訳ではなく,神とそのみ言葉を尊ぶ学者たちによる訳である」。ヘブライ語とギリシャ語の著名な注釈者の一人はそのように述べました。わたしたちも同感です。「知識」の本と共に「新世界訳」を提供する12月中,同じ認識を持つようどのように他の人を助けることができるでしょうか。
2 「聖書ならすでに持っています。もう一冊は要りません」と言う人がいるかもしれません。「新世界訳」が単に別の訳の聖書ではないことを分かってもらえるよういかに助けるかが課題となります。「新世界訳」は,原文の意味を正確にとらえた現代語による字義訳です。それがどんな面で優れているかを示す一例として,マタイ 7章7節は,「新世界訳」では「求めつづけなさい」となっていますが,邦訳聖書の大部分は「求めよ」,「求めなさい」となっています。―感 330ページをご覧ください。
3 しかし,聖書を読む人は少なく,まして日常生活に当てはまる聖書の原則を理解している人はほとんどいません。人々は,神の言葉が自分の生活に良い感化を与えること,また正直さや道徳や家族生活に関するその助言に従うなら,今日の諸問題に対処する助けが得られるということを知る必要があります。どうすればそのようにできるでしょうか。
4 提案されている証言例: 「近ごろは,道徳的な価値規準が急激に変化していますし,将来の予測もつきにくくなっていますね。生活の中で信頼できる導きとなるものが必要だと思われませんか。[答えの間を置く。] 聖書は最も古い本ですが,今の時代の生活と幸福な家族生活に役立つ助言を与えています」。次いで「知識」の本の2章を開き,テモテ第二 3章16,17節を含む10節と,11節の初めの一文を読みます。関心が示されるなら「知識」の本を配布し,無料の家庭聖書研究の取り決めについて説明し,「新世界訳」を提供します。ブロシュアーで研究を始めるほうがよいと思うなら,そうすることもできます。ほかにも,「論じる」の本の9-15ページに,ふさわしい紹介の言葉が掲載されています。
5 このたいへん優れた「新世界訳」に対する感謝や認識を表わしましょう。12月中,「新世界訳」を熱心に提供することによってそうできます。