あなたは定期的な王国宣明者ですか
1 わたしたちは皆,日本の伝道者が1998年5月に22万2,912人というかつてない最高数に達したことを知って喜びました。真に一致した,固い決意の努力がなされました。しかし中には,その後何か月かの間に,定期的な王国宣明者であるのが難しくなってしまった伝道者もいるようです。昨奉仕年度中,何千人もの方々が新たに,バプテスマを受けていない伝道者になりましたが,月々の平均伝道者数は22万2,078人でした。このことは,伝道者21人につき一人が,宣教奉仕を必ずしも毎月報告しなかったことを示しています。次の励ましが状況を改善する助けになるに違いありません。
2 特権を認識する: 王国の良いたよりを他の人に伝えるという自分たちの特権を深く認識しなければなりません。この活動によって,エホバの心を喜ばせ,心の正直な人が命の道を学ぶのを助けることができます。(箴 27:11。テモ一 4:16)定期的に証言に携われば,宣教に経験を積み,喜びや達成感を味わえるようになります。
3 活動を報告する: 中には,野外奉仕に参加していても,活動を所定の期日までに報告することを怠っている人もいます。自分の努力は報告するほどでもないなどと考えてはなりません。(マルコ 12:41-44と比較してください。)ぜひとも,自分の行なったことを報告してください。カレンダーを使うなど,宣教に費やした時間を家で記録する決まった方法があれば,正確な報告を月末に速やかに提出することを,絶えず思い起こせるでしょう。
4 必要な助けを与える: 宣教に定期的に参加する面で助けが要る人を援助する面で,会衆の取り決めをさらに良いものにする必要があるかもしれません。会衆の書記や書籍研究の司会者は,経験ある奉仕者が援助の手を差し伸べるよう取り決めるべきです。お子さんや聖書研究生がバプテスマを受けていない伝道者であるなら,自分の活動を月ごとに報告するよう訓練しましょう。
5 「ものみの塔」誌,1997年10月1日号の「エホバにお仕えできた長い人生を感謝して」という経験談を思い起こしてください。ノルウェーのオティーリア・ミドラン姉妹は,1921年にバプテスマを受ける前から,良いたよりの定期的な伝道者となっていました。76年後,99歳の時に,「今でも定期的な伝道者でいられることをうれしく思っています」と述べていました。エホバの僕すべてが見倣うべき,なんとりっぱな態度でしょう。